「賢い登場人物ばかり。」天使と悪魔 MAPLEさんの映画レビュー(感想・評価)
賢い登場人物ばかり。
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今回の舞台はイタリア。カタコンベ中の事件。
相棒になる女性は反物質の研究者のはずなのに、異様に歴史にも詳しくてものすごく知識が広く賢い。何者?!
前作のジャンレノのように信用できないかに思えた捜査トップが実は犯人を追い詰めていたり、犯人もものすごく知恵者、その危険性を悟りながらはっきりとは追い詰めない教会陣の老人。みな賢い。
科学と宗教が相入れるかが大きなテーマとなっていて、教会が危ぶまれるという動機の犯人自らが、科学を駆使して自作自演。配役がユアンマクレガーな時点で、絶対ただ者では終わらないなと怪しさ満点。ヘリからの脱出で疑って悪かったなと一瞬騙されたけれど、やっぱりねな展開。脱出は賭けだったのだろう。軍人にならせてくれた寛大な父親のおかげで得た知恵を、多くの人を巻き込み自分のために使うとは、そもそも宗教人としてどうなのだろう。
宗教に仕える者の物々しさやおどろおどろしい背景の中でローブをまとう感じが、スターウォーズに通じているなと感じた。
トムハンクスは前作よりも更に、回転が速く、強くなっていた。が、追ってもなかなか追いつかず、第二第三の殺人が起こってしまう。
ラストが、、これから教皇は胸の焼き印をつけたまま、水教皇として呼ばれるのだろうか?!人々の罪を背負って死んだキリストと少し被る。
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