劇場公開日 2011年8月12日

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ツリー・オブ・ライフのレビュー・感想・評価

全69件中、61~69件目を表示

4.0???だったけど。

2011年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

寿命、運命、善行と幸福の理不尽、誰しもが抱くような永遠の疑問にキリスト教的な視点で答えているのであろう映画です。僕はキリスト教信者ではないけれど云わんとする事はなんとなくわかります。仏教でいえば四苦八苦、一切皆無の概念に近いものなようです。絶対的な信仰心の強さと現世利益のギャップに悩み、それでも神に帰依するのにいわゆる”幸福”になれないその苦しみは信仰心が強いほど深いのでしょう。それでも現世的な意味でなく宗教的な意味で”幸福”を得られた姿に癒されました。

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シゲヤス

3.0宣伝ミスか?確信犯か?

2011年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

去年愛知トリエンナーレで似たようなアート作品を沢山見た。
表現が似てるとかでは無く、作者の頭の中を精一杯映像化しました。
という感じ?私は好き。だけど、これを見るつもりで来たのじゃないのよ。
だってテレビの番宣とか全然違うイメージじゃん。
トリエンナーレで見たなら感激したかも…
でもさ、ヒューマンドラマと思って来たしね。
まさか、脳が破壊されるようなヘビイな作品(私にはね)とは思わないから…
回りの観客に気を使ったわ。広告に偽りあってすいません的な…
ちょっとね。メジャーな役者が出てるからって、
ショッピングモールのシネコンで公開するのは罪だわね。
帰りにコクリコ坂見て精神のバランス取って帰りました。

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ころけーしょん

5.0覚悟せよ。

2011年8月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

この映画については、自前のブログでも、某映画サイト(Xxxxx!映画)でも感想を書いたが、ネットやその他で様々な感想を聴く内さらに言いたいことが沢山できた。レビューの精神から外れた愚痴になるかもしれないが御勘弁を。
本作は…陳腐な言い方だけど…非常に芸術的で、片やエポックメイキングな映画、片や完膚無きまでに理解不可能な愚作と、半々に分かれることは、絶対に不可避であろう。
その理由は、理解の仕方が無限に有りすぎて、あるいは理解の対象が余りに巨大で、結果として理解を拒むという印象を持たれたという所か。
要は理解が出来ない映画に対するスタンスの違いだ。僕はたまたまそう言った映画も好きかどうかは兎に角、嫌いじゃないし、深く感情の揺らぎを覚えてこの点数にしてるだけで…
前述のサイトは、あくまで私感だが「映画は娯楽だ、それ以外は有り得ん」といったスタンスの人が全体的に多く、故に本作の感想の三分の二は否定的な意見だ。…あ〜待って!否定が駄目と言うのではない。「自分には分からないから、他の人の感想が楽しみだ」といった穏やかな人もいれば、「0点は無いのか」「単館でやれ」「人生最悪」といった怒り心頭の人、酷いと「長々書いて誉めてる奴は全員配給会社の回し者だ!」という、心から作品を評価してる人からしちゃ全く不本意な嘲罵をかます人も。
そこら辺の言及は止すとして…しかし、こんな毀誉褒貶入り乱れる感想を観る内に、はたと気付く。誉める人も、貶す人も、皆躍起になっているみたいだ。まるでモノリスを取り囲む猿達のように。生身の感情が引きずり出される。茫然とした顔で「先生流石です」と顔を少し赤らめる人々の横で「おい、あの評論家気取りどもを焼き殺せ!」という怒号も聞こえる。そんなchaosな状況は始めてだ。
皆本気でぶつかり、それなりの感触を得て、感情の進むように感想を書く。型破りの作品の前に為す術無く立ち尽くし解釈を急いだり、感覚に任せたり、無性に腹が立ったりする。(型破り≠素晴らしい)
こんな型破りを何食わぬ顔でかますテレンス・マリックにはほとほと感心だ。きっと毀誉褒貶の嵐を見て、微笑しているのだろう。こんな物をマジに作るなんて狂気のような物すら感じる。

映画は娯楽だと言う人、映画を観て少しでも損をしたくない人は、観ない方が良い。それでも観ようという人は、覚悟を…映画を見終わった時から、貴方はテレンス・マリックの掌の上にいるのだ。

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鎌鯱

4.0語り継がれる映画

2011年8月14日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

テレンス・マリック監督最新作、ブラッド・ピット×ショーン・ペン共演、カンヌ映画祭パルムドール…話題には事欠かない“話題作”。
テレンス・マリックの映画なので、どんな映画かある程度覚悟して観に行ったら…

期待通りの映画だった。
期待通り、難解、哲学的、見る人を選ぶ映画だった。
おそらく、映画の半分も理解出来ていないだろう。
ホームドラマかと思いきや、話が一気に宇宙へ、あらゆる“生命”の誕生へと飛ぶ。
確かに難解で最初は苦労したが、その圧倒的な映像世界に徐々に魅了されていった。
映像で見せ、後は見る者に委ねる…そんな映画は最近無く、「2001年宇宙の旅」を思い出した。

ホームドラマと宇宙、生命の誕生…何の関連も無いように思えるが、そうではない。
宇宙の始まりと共にあらゆる生命が生まれ、並行して生きていく。
宇宙という大きな生命と人間という小さな生命。
どれも生命には変わりない。
それを圧倒的な映像で表現したテレンス・マリック、やはり伝説的だ。

おそらくこの映画、何年経っても答えは出ないだろう。
でも、「2001年宇宙の旅」もそうやって語り継がれて来た。
最近は答えが簡単に出る映画や分かり易い映画が多い。
そんな中で、こんな映画があってもイイ。

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近大

3.0難解、考えながら観る映画

2011年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

とにかく難解だった。
なんで次男が亡くなったのか、展開がよくわからない。

映像は確かに高評価されるかもしれないけど
台詞も極端に少ないから余計に考えながら観てしまう。

運命、生命、家族というテーマを投げかけられ
自分に投影しながら観ると100通りの感想が生まれそう。

でも一回観れば十分かな。

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のーまん

5.0命の円環

2011年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

難しい。分からないです。
鑑賞後は、その難解さに降伏した心持ちで、でもどこか心地の良い眩暈に陥ったみたいな、浮遊したみたいな感覚で、フラフラと劇場を去りました。
これって、何なんですかね。正直言って、訳は分からないです。

“拒絶か賞賛か”―極論的に賛否分かつ映画だな、と。

自分はまあ…開始から程なくして、突如始まる“在る”映像の圧倒的なアウターゾーンの洪水に、最初戸惑いはしたものの…そこから先、否定の感情も湧かず、没頭していったタイプなんですが。
まあ、何回も言いますけど、訳は分からないです。
いや、物語とかは分かるんですけど。何でそうするの?という。何がどうなって?という。
様々な解釈と、あらゆる示唆や引用が散りばめられているんでしょうけど、自分はもう、そこは手放します。
無理ですもん、考察なんか。自分にはとても。
もう、在るがままを受け容れるしかないな、と。

“在る家族”を物語の中心に据えてはいるけど、実際は挿話として挟んでいるだけなんですよね。
映画の枠というか、人の営みなんかを軽々と飛び越えて、時空を飛び越えて。

宇宙にまで到達するんです。
開闢を語るんです。
命の神秘を問い、神の存在を示唆する。
地球の歴史を語り、生命誕生を語り、人間を語り、父を語り、母を語り、兄弟を語り、自分を語り、死を語る。
そして、命の連鎖に円環させる。

果たして、物語の主人公達は救われるのか、癒されるのか…。
自分は「生きてる以上、誰しも苦悩の直中だ」と理解しました。
それが、生きることだ、と。

今もレビューを書きながら、色々思考を整理してみましたが、やはり“観て良かったな”と結論を得ました。
難解で、どれだけ理解出来たのかは分かりませんがw
とても良質上質な映像体験が出来たと、感謝の気持ちで一杯です。
テレンス・マリック、ブラッド・ピット、ショーン・ペン、ジェシカ・チャステイン、ありがとう。

たまには、父の話でも聞いてあげるか。

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ロロ・トマシ

1.0ツリー・オブ・ライフ

2011年8月14日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

カンヌ映画で賞を取ったということで観ましたが、最悪でした。内容が不明でストーリー性にも欠け落ちすぎており、他のお客さんも退席したい雰囲気でした。何かを想像して鑑賞すべきという人がいますが、一般的な日本人には合わない映画だと思います。はっきり言えば、金と時間の無駄でした。

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nkitano3464

1.0はっきり言って

2011年8月13日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

はっきり言って、私には理解できませんでした。
同じような映像がひたすら続きます。
イメージを言うと水族館の映像が続き、途中台詞が流れるような形です。

残念ながら、途中で寝ました。
私には理解できません。
壮大かもしれないが、映像美に感動できなければ、厳しいです。
ストーリーがメインでなく、映像がメインです。

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リクト

4.0生々流転。

2011年8月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

時間経過とともに思い返す場面の数々が
個人的な記憶と絡まって波紋のように共感へと変化。

好き嫌いで表せない感情の花が咲く。

まるで,観る哲学。

生きるしかない人間の悲哀と希望を伝えるドラマが奥深い。

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AKIRA