アメイジング・スパイダーマンのレビュー・感想・評価
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「ファントムメナス」か影のうっすい「バットマン・ビギンズ」か
結局そういう運命の映画。
比較をしない方向でいくつもりだが、アクションシーンについては比較どうこうというより、まあ、このぐらいはやるだろう、という域に留まった、という印象。それ以上はない、というか、3Dを効果的に見せる演出が2Dでみるそれと大して変わらない。改めてライミ版の変態アクションと「トランスフォーマー ダークサイドムーン」の3D演出の凄さを再認識した。
内容だが、まあ、あんまり面白くない、が正直な感想。たぶん続編ありきの急展開もあるんだろうけど、それでも「猿の惑星ジェネシス」のような、単品のみでドキドキさせるようなものがなければ、さすがにオレのような一般人は楽しくない。
スパイダーマンだろうが、バットマンだろうが、高嶺竜児だろうが、マンガのヒーローにはそもそも興味が無いオレはこの手の映画を見るときは、おねえちゃんと一緒なのだ。
また、続編ありき、と考えたなら、既に1号が終わったあと、一文字隼人の2号の誕生秘話をやっても、ほぼおんなじことをすると、やっぱり盛り上がらないわけで、急展開のためだけの伏線でしか本作の存在意義はないことを露呈する。
これって運が悪ければ、「ファントムメナス」。運がよければ「影の薄いバットマン・ビギンズ」にしかならないのではないか?
「ファントムメナス」が公開されたときは期待に期待され、開けてみると、
「まあお祭りだしぃ、待ったぶん観れて良かったしぃ」
という映画の評価を下すこと自体が野暮、というか犯罪のような雰囲気だった。
「ファントムメナス」が今日の扱いの位置にいるのは、ジャージャーのせいが90%ぐらいだろうが、のこりの10%はそのあとの「クローンの攻撃」のチュッチュが原因だろう。次が「シスの復讐」だったら「メナス」はそこまでの扱いにはならなかったように思う。
そういう意味では、すでに本作は、「ファントムメナス」の穴に片足突っ込んでいる。本作ははじめっから次回作でしか評価されない映画なのだ。
本作は「ファントムメナス」のように「待ちに待った」ではない。
むしろ「なぜ」の疑惑の中、製作され公開された。
それをうけ、本作を評価する人ってなぜか決まって「その部分」を強調して、「思ったほど」とか、「期待してなかったけど」とかいう前置きをしている。
そんなことわざわざ言わなくてもいいのにさ。
ますます「メナス」臭がするなあ。
確かにアンドリューはジャージャーに似ている。
ほかいいところ
一生懸命考えたけど、普通に背の高く顔にちっさい、頭がよくって、正義感が強くって、ワイルド兄ちゃんともじゃれあい、惚れたねえちゃんに臆せず告れた兄ちゃんがとくに問題なく普通にクモに指されて、熱出してうなされたあと、変異し・・・・
ええっとどこを面白いといえばいいのか分からない。
あえて本作だけで言うなら、「アンチダークナイト」というべき作風が興味深く面白いんだけれど、続編以降は「ダークナイト」路線でいくと思われるので、その感想もムダだな、きっと。
高2にして恐ろしい経験。アメイジング?
トビーマクガイアとキルスティンダンストの世代なので、焼き直しねぇと、元祖のストーリーを思い出しながら辿り、可もなく不可もなく終了。
グウェンを演じるエマストーンが映る最初で、キルスティンダンストの面影を感じるカットになっているから不思議。
元祖は逆さまのキスシーンがとにかく印象に残ったが、本作はそれがなかった。
オズコープ博士の発想が余りに世の末だからか、その他の登場人物は、いじめっ子フラッシュも、ピーターの継父継母も、彼女グウェンの父も、善人ばかりだった。
それだけに、喪失感が著しく、ピーターも自責の念に駆られて辛いだろうと思う。
大切に育ててくれた叔父との約束を個人的興味で時間を忘れて、叔母を夜道に歩かせた。
叱ってくれた愛ある叔父に一瞬反抗したがために、探しに出てきた叔父が強盗犯の一発の弾で一瞬で奪われた。愛をもって育ててくれた叔母の大切な叔父が、自分の少しの勝手で2度と帰らなくなってしまった。
ただ、亡き父が人のために生きられる人だったと聞いた事もあるだろうが、ピーターのスパイダーマン動機が、叔父の無念の仇を取る個人的恨みで強盗犯を懲らしめたいところから、好きになったグウェンを守りたい・罪のない無防備な人々を助けたい、に変わっていく成長は、両親を亡くした後叔父叔母が無条件の愛を沢山注いで育ててくれたからこそであり、環境が満たされていないようでも、心は育まれていた安心感があった。
グウェン父が娘に近付くなと言い遺す理由も親心としてよくわかるが、オズコープの暴動時にはピーターと協力する懸命な英断だった。でもピーターからすると切ない。
レプティリアンだのケムトレイルだのワクチンだの遺伝子操作だの話題に上る昨今、2012年公開の本作にその要素は詰まっていて、事前お知らせ映画かしら?と。
ただし、遺伝子交配に失敗し、ネズミは破壊と再生を繰り返すトカゲとなる、はジュラシックシリーズで散々既に繰り返されていて、独創性がまるでない。
腕がないなど、遺伝子交配に希望と可能性を見出し、弱者から抜け出したい人は作中のトカゲ人間だけでなく、世界に沢山存在する。
でも、自然には、たかが人間の技術と叡智はなかなか及ばずリスクと危険に満ちている。
そこに私利私欲で手を出してしまった時、戻れない。
街中にトカゲ変貌薬を散布して出た被災者には、グウェンが血清から作り出した戻す薬を散布していたが、屋外で雨のように浴びれば戻るってご都合主義すぎる。
ファンタスティックビーストの記憶を消す雨でも思ったが。
原爆の黒い雨から着想を得たのか知らないが、人間や、全体を動かすってそう簡単じゃないんだよ。
こういう映画から、武器の惨禍を舐めていたり、漏れなく全員を操作できるという単純発想のアメリカに呆れと嫌悪が湧いてしまうことがよくある。
蜘蛛糸で街中を飛び回るのは観ているだけで楽しい
PS5のスパイダーマンに備えて予習がてら観賞。恥ずかしながら俺は一度もスパイダーマンを観たことがない。スパイダーマン作品多くて、どれから手をつけて分からんかったけど、2作しかないアメイジングスパイダーマンをチョイス。蜘蛛糸とトカゲの能力を活かしたアクションが爽快だった。
蜘蛛糸で街中を飛び回るのは観ているだけで楽しい!ビルとビルの間を颯爽と駆け抜けるのは気持ちいだろうな。これはVRとかで体験してみたい。すばしっこい体術で敵をボカスカ倒していくのも痛快だ。あんだけ指から糸をビュンビュン飛ばせたら楽しそう。気に入らない奴がいたら、身動き封じれちゃうから。糸で封じて体術で仕留める、よくよくチート戦法ですな。
余談だけど蜘蛛の糸ってかなり丈夫らしいね。鉛筆の太さならジェット機も捕獲できるみたい。蜘蛛先輩、ぱねぇっす。
一方、敵さんはトカゲ...正直「え、トカゲ?地味じゃない...?」と思った。トカゲなんて尻尾再生するくらいしか強みないと思ってたから。でも、爪で引っ掻いたり尻尾ぶん回したりそこそこ強くて安心。トカゲさん、舐めてましたすみません。
余談だけどトカゲの再生能力を人間に活かせたら医療に役立ちそうよね。博士みたいに身体の一部失ったりした人には助かるだろうな。
PS5の綺麗なグラフィックでビュンビュン飛び回れると思うとワクワクする!ああ、早くプレイしたいよ...!
アメイジング・スパイダーマン
最後のセリフがなければかなり切ないストーリー
最後に守れない約束もあると言うセリフがなければ、かなり切ないストーリーになっていたかもしれない。いずれにしてもスパイダーマンのおじが殺され、恋人の父親が殉職してしまうというのはこの映画の全体的なトーンを暗くしている(悪い意味ではないが)。
前シリーズのキルスティン・ダンストがエマ・ストーンに変わったが、個人的な好みで言えば、キルスティン・ダンストのほうが良かったかな。
新たなスパイダーマン伝説!
2002年から始まったサム・ライミ版の「スパイダーマン」の後、2012年からの「アメイジング・スパイダーマン」ってのは、リメイクには早すぎるんじゃないの?って言うのが公開当時の感想です。 サム・ライミ版が、スゴい良かったんで、新たに作り直したものも、どうしても比べて評価しちゃいました。
主役二人は圧倒的にこっちの方が良い!もう間違いない!(前シリーズのМJファンの人には申し訳ないが、自分の中でのマイナス点はここだけだったので)
でも、作品全体を通してみると、なんかあっさりしすぎのような気がします。
マーベルの作品は、ヒーローの苦悩みたいなのを描く作品が多くて、「スパイダーマン」もそれに該当すると思います。どちらの作品も同じような苦悩にぶち当たるんですが、まぁ、ファースト・インプレッションみたいな衝撃度っていうのもあって、サム・ライミ版に軍配を挙げたくなるかな。
えぇ、このシーンは前の方が良いだろうとか、この進展は無理があるんじゃないかって感じで。
だからって、面白くないわけじゃない。なんたって、主役の二人が良いんだから、もし、こっちが先だったら、全く逆の感じ方をしていたのかもしれない。
【ネタばれ】
「アメイジング・スパイダーマン」の方が原作に近いみたいですね。
あの、糸がピュッと出る機械がストーリーに絡んでるのは面白かった。壊れると糸が出せないというピンチはドキドキしました。
グウェンのお父さんが警察の人で、非業の死を迎える展開もドラマチックだったんですが・・・。
あの最期「娘を巻き込まないでくれ・・・」。死に際の約束ですから、遺言みたいなもんでしょう。一度は別れを決意した二人なのに、あのラストシーン。
「守れない約束もあるよね」そして、グウェンの笑顔・・・。
やっぱ、軽いゎ、この映画。
パラレルワールドスパイダーマン
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主人公は蜘蛛に刺されて強くなるのと覆面を作るのは前と一緒。
そして正義のために戦うのに悪とみなされがちなのも一緒。
敵も親父と親交のあったマッドサイエンティスト。
でも恋人に正体を明かすところが前と違う(一緒やっけ?)。
あと恋人の親父にも正体がバレるが、親父は分かってくれた。
力を合わせて敵ボスを倒すが、その親父は深手を負って死亡。
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まあ誰もが思うことなんやろうけど、何でまた最初からやるのか?
役者が歳取っておっさんになってもうたからかな?
でも普通に面白かった。
3D作品を劇場で見た事が無いんやが、一度見てみたい。
スパイダーマン誕生
父の秘密を解くため研究所に乗り込んだピーターパーカー。
誤って蜘蛛に噛まれてしまった。
スパイダーマンとなったピーターはベンおじさんを殺した犯人を探すため夜な夜な街に繰り出す。
ベンおじさんが殺されるシーンが悲しすぎた。
エマストーン演じる恋人とのシーンも悲しい
孤独感
ヒロイン役の女優さんが可愛くて好きです。
ヴェノムを見てからのこれだったので、ヴェノムは、共生して相談しながら戦ってたけど、スパイダーマンは、能力は手に入れたけど、悪を倒したりするのは自分の意志でやってたり、味方がいるのか?だったり、少し孤独感を感じた。父親の死の真実?次回が気になります。
迫力!
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
話の内容的には、スパイダーマン3部作の1作目と似たようなものになっています。
映像がかなり進化していて、迫力のあるものになっていました。スパイダーマンの一人称視点の映像が所々入っていて、更にスリリングで魅力的な映画になっていると思います。
東京の地名が出てきたのにはちょっとびっくりでしたね。「ゴジラの街東京」って言われてましたが、東京ってそんなふうに思われてたんだ…と思うとちょっとクスッと来てしまいました。
1作目のストーリーの再現性がいいですね。話は似たようなものなんだけれども、流れがオリジナルで、見ていて新鮮でした。例えば、ピーターの叔父さんが亡くなるところとかです。ピーターが、「僕には関係ない」と犯人を見逃し、その犯人が叔父さんを殺してしまうというのは同じですが、1作目では格闘技の大会で、今作はレジ強盗でしたね。途中で気づいて、ああ、あのシーンの流れを汲んでいるのかと、感動しました。
ピーターが子供を助けて、その父親が終盤、クレーンを使ってスパイダーマンを手助けしたのが熱い展開でしたね。有能すぎる!
映像に迫力があって、とても楽しい映画でした。アクション映画好きな方には是非おすすめしたいです。
5年ぶりの新作はまさかのリブート! 背後に大人の事情があることは、スパイダー・センスがなくてもわかるぞ。
2002年から2007年にかけて公開された『スパイダーマン』シリーズを新たにリブート。
冴えない高校生ピーター・パーカーは不思議なクモに噛まれたことによりスーパー・パワーに目覚め、「スパイダーマン」としてN.Y.の悪党と闘い始めるが、そんな彼の前に恐竜の様な姿をしたヴィラン「リザード」が現れる…。
監督は『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ。
主人公であるピーター・パーカー/スパイダーマンを演じるのは『わたしを離さないで』『ソーシャル・ネットワーク』の、名優アンドリュー・ガーフィールド。
ピーターが想いを寄せる女性、グウェン・ステイシーを演じるのは『ゾンビランド』『ラブ・アゲイン』の、後のオスカー女優エマ・ストーン。
製作総指揮/原作はスタン・リー。
前シリーズから引き続き、ケビン・ファイギも製作総指揮として名を連ねている。
映画の第一印象は、「おう。その話知っとる知っとる。」という感じ。
一応ピーターの両親という前シリーズにはなかった要素を描いてはいるが、その両親についての詳細は次回に持ち越されたようで、今作のみでははっきりとしない。
その為、始まってから1時間10分くらいは既視感バリバリの展開を見させられることになる。
2度目のリブート作品『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)では、流石にスパイダーマン誕生秘話をまた一からやるのはくどいと製作陣も思ったのでしょう。バッサリとオリジン関係はカットしていました。
正直、今回もオリジンはバッサリとカット、もしくはコンパクトに纏めても良かったのでは?
この映画の観客のほとんどは前シリーズも観ているでしょうに。
リザードが登場してからはようやくスーパーヒーロー映画らしい楽しさが出てくるんだけど、いまいち盛り上がりに欠ける。
というのも、本作は『スパイダーマン』らしい明るさとかコメディ要素が薄く終始シリアス。映画に抜きどころがない。
2012年といえば、モロに「ダークナイト・トリロジー」の影響が強い時代。
アメコミ映画は重厚でシリアスにすべし、みたいな風潮があったのだと思う。
「MCU」、特に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)の成功あたりから、ポップで楽しいアメコミ映画が主流になってくるわけで、『ホームカミング』もその流れを汲む楽しい作品だったのですが、本作はそうではないのです。
このシリアス路線、今観るとちょっと古いんだよね😅
『バットマン』はシリアスでも良いんです。元々がそういう作風のコミックだから。
でも『スパイダーマン』まで辛気臭くしなくても良いでしょうに。
一応スパイディらしい軽口もちょっとは叩くんだけど、滑っているというか、ただの性格悪い奴みたいになってしまっているのが辛いところ…😖
本作のスパイディってやたらとマスクをとっちゃうし、ヒロインとイチャイチャする場面が多いし…。約束は守らないし笑。
スパイディの良さが凄く殺されている気がするんだよなぁ。
多分だけどマーク・ウェブは『スパイダーマン』にそれほど思い入れがないんだと思う。
サム・ライミ版にはあった『スパイダーマン』に対する愛情というかパッションみたいなものが、本作には全然感じられなかった。
3D全盛期の作品だから仕方ないのだけれど、やたらと3D向けの過剰な演出が多いのも気になる。
「あっ、ここ劇場だと飛び出したんだろうな」というシーンを観させられると、なんとなく冷めた気分になるのは自分だけでしょうか?
3D演出に感けたせいなのか、全体的にCGのクオリティがいまいちな気もする。
出来が悪いわけではないんだけど、10年前の『スパイダーマン』よりもショボいと感じてしまった。
と、文句ばっかり言っているけどやっぱり楽しかった。
丁寧な作りなのは間違いないので、『スパイダーマン』のファンなら観て損はしないと思う。
後半のスパイディの頑張りには、やっぱり涙腺が緩んでしまいました😭
何より主役のアンドリュー・ガーフィールドとヒロインのエマ・ストーン。フレッシュで華のある名優2人のアンサンブルは一見の価値があります。
今や映画界を代表する名優となった2人をキャスティングしているのはすごい!
ソニーの青田買い能力の高さはまさにスパイダーセンスや!👏
定期的に映画を作り続けないと、ソニーは『スパイダーマン』の映画化権を失ってしまう。
しかしサム・ライミが『3』以上のシリーズ化を拒否したため、やむなくリブートしたのだとかなんとか。
だから前シリーズから5年しか経っていないのにもうリブートしちゃうという、よくわからんことになってしまったようですねぇ。
いまいち存在感に欠ける作品ではあるし、ライミ版の『1』と比べると明らかに劣っているとは思うが、まぁ悪い映画ではない。
続編への引きもあることだし、とりあえず『2』も観てみようっと。
…リザードの設定とかルックの気持ち悪さは、クローネンバーグの『ザ・フライ』を彷彿とさせる…というより完全なオマージュだと思うんだけど、その辺の真相はどうなの?マーク・ウェブ!
見返してみては。
公開時に観て、エンドゲームを観た後にもう一回見返しました。
前作では直接出た糸を機械式にしたことで「糸が出せない」状況を表現できるようになり、戦闘シーンの緊迫感が出ましたよね。
また、トビーよりも少しだけお喋りになったことでグウェンとの進展速度も上がりましたし、何より「失った時の感情の落差」も大きくなり、より多くの人に共感を与えたのではないかと思います。
警察官の娘として過ごしてきたグウェンなので、ヒーローの恋人としてもいい働きをするのですが、それが良い事ではないと気づいていたり、ピーターが子供を助けたのを機に、人を助ける理由に気づく・目覚めるシーンなど、心理描写も解りやすく描かれていたと思うので、ニヤニヤが止まりませんでした。恋愛面についても。
また、自分の責任で起きた不幸に対し、後半では自分の行動で市民に助けられるというところでスパイダーマンを応援したくもなりますし、また彼もスパイダーマンとして生きるべきだと感じました。
悪を倒すのではなく、「助ける」ことに重点を置いたからこそ、ベン叔父さんを殺害した犯人探しも途中からやらなくなったのかなと。
実際助けた事で助けられるという、いい循環が見れました。
一番のニヤニヤシーンは最後の「守れない約束もあるよね」ですね。
やはり愛は強いのかなとww
親よりも。
現在ではどうしてもトビーやトムと比較してしまいますが、今のところ個人的にはアメイジングが好きです。
目新しさは無いがアクションはアメイジング!
"アメイジング・スパイダーマン" シリーズ第1作。
"金曜ロードSHOW!" で3回目の鑑賞。
原作コミックは未読。
改めてスパイダーマンの物語をやり直すと聞いた時は、「また最初から?」ともうええだろ感満載の感想しか浮かびませんでした。しかも前と比べて低予算で描くことを売りにしていた気も。この時リブートと云う言葉を知りました。
初鑑賞時、その感想が覆されることは無く、目新しさの無いストーリーだと思いました。クモに噛まれて、おじさんが殺されて…。つまり前と同じ。でもこれがピーター・パーカーがスパイダーマンとして活動する下地になるから、省略したり改変したら賛否両論かもな、とは思いました。新要素と言えば、ヒロインがグウェン・ステイシーになったぐらいかなぁ…
それでも、アクション・シーンは大迫力でした。前三部作から映像技術が格段に進歩していて、低予算と云うのが信じられないほどのクォリティー(日本映画の低予算とは訳が違う)。
スパイダーマンが颯爽と摩天楼を駆け抜ける姿はやっぱりカッコいい。やっぱりこのシーンが無いといけません。クライマックスで助けてくれたクレーン運転手たちも素敵でした。
本来、「(500)日のサマー」などの恋愛映画が主戦場であるマーク・ウェブ監督なだけあって、本作でもその手腕はピーターとグウェンの恋模様で十二分に発揮されておりました。
青春だなぁ…
エマ・ストーン、好きになりました。
※修正(2024/05/10)
見てるだけでも楽しい。
映像が前作と比べて綺麗だし、カメラワークも好きですし、ピーターとヒロイン役もかっこいい&かわいいし、スパイディの服もかっこいい。
まあ、中身は特に…って感じもします。なんか科学ヲタクじゃなくて頭がいいイケメンと頭がいい美女で……(地味男とビッチよりはマシ?)応援したくなるような感じがあまり無い。スパイダーマンになるまでのところそんなに描く必要あったかな?って思いました。ベンおじさん死ぬの分かってて観るの辛い。死ぬくだり一緒だし。恨みを引っ張らなくてほっとしたけど。
見た目は3つの中で一番好きなんですけどね。中身があまり好きではなかった。
レンタルで視聴。
両親が失踪する幼少期からのシーン。どうやら蜘蛛の研究をしていた父...
両親が失踪する幼少期からのシーン。どうやら蜘蛛の研究をしていた父が何者かに狙われてたといった雰囲気だ。
スケボーと写真が趣味のピーター。いじめのシーンを写真に撮れと言われたのを断ったために自分が殴られる。そんな彼がたまたま父の鞄を見つけたため、中にあった写真や名札を便りにオズコープ社の新人研修に紛れ込む。そこの案内役がクラスメートのグウェン・ステイシー(ストーン)だったことにも驚くが、片腕でもある遺伝子交配研究のカート・コナーズ博士の質問にも答える優等生ぶりを発揮するピーター。蜘蛛に噛まれたために帰りの電車内でも超人的な能力が発揮される。
コンビニで飲み物をおごってくれた男が強盗して、たまたまピーターを探しに来ていた伯父ベン(マーティン・シーン)を銃殺。『スパイダーマン』よりも早い展開だ。ベンを殺した犯人を探すためチンピラにケンカを売ってゆくピーター。手首にある星型の刺青男を探しまくるため、身についた能力にクモの糸を科学的に開発。そして覆面を・・・サム・ライミ版に科学を取り入れたかたちだ。
ピーターはグウェンからディナーに招待されるが、彼女の父親が警部だったことでスパイダーマンに関して議論となる。だけど、いつの間にかグウェンと仲良くキス(逆さまじゃない)。一方、オズスコープ社ではコナーズがトカゲのDNAを使った再生医療を自ら人体実験せざるを得なくなっていた。右腕は生えてきたものの、彼はトカゲに変身してしまうのだ。同僚が退役軍人病院で人体実験しようとするのを止めようとしたのだが、交通渋滞を起こしてちょっとした事件になってしまう。そしてピーターも現場へ駆けつけ、子どもを助ける。そしてスパイダーマンの逮捕状が発行される・・・
終盤はトカゲ男との対決。しかも、再生医療が弱い人間のためになると、薬をガナーリ装置にて拡散させようとしているのだ。ピーターはグウェンに解毒剤を手に入れるように頼むが、警部に捕らえられそうになる。顔がバレて見逃してくれるが、警部が助っ人に入ると、逆にトカゲ男に殺されてしまう・・・なんとか解毒剤を撒くことができたピーター。警部は最期に「娘に近づくな」と約束させる。
突っ込みどころが多すぎ
「ダークナイト」シリーズみたいに、ヒーロー誕生の秘密をリアリスティックに描こうとしてるけど失敗してる。
超能力持ってないバットマンで、全体としてダークな雰囲気に作ったからダークナイトはぎりぎりアホっぽくならない線を保ってたけど、スパイダーマンでやっちゃうと…。
説明的な描写を省いたサム・ライミ版のほうが断然いい。
しかもリアル志向のわりにはいろんなところに突っ込みどころが多すぎ。
一高校生が大企業で研究してるのはまだ許すとして、緊急警報できたり、重要そうな施設にアクセスできたり、与えられてる権限が多すぎるだろ!!暗証番号より簡単そうな謎ロックもセキュリティ甘すぎるだろ!!!!
おじさんが死んだときの主人公の心理描写も雑すぎるし、正義の味方としての自我が芽生えた過程がまっっっったくわからん。
アクションやCGなど映像は見ていて気持ちいいだけに、釈然としない作品でした。
星条旗を背負う者。
サム・ライミ版では星条旗はスパイダーマンの背後に掲げられてたけど、今作はトレーラーのおじさん越しに掲げられる。
9.11から時間も経過しているので、既にアメリカの責任が問われてた時のはず。ヒーローだけに背負わせるのではなく、これは国民全員で招いた結果であり、その責任は皆で背負い皆で問題を解決していこうという姿勢があの星条旗が掲げられるタイミングだったんかな。
ピーターが最初星の刺青の男を虱潰しに探していくのとか、ビンラディンの仲間を探すために無差別に色んな人を拘束していったアメリカのやり方を思い出す。
というかグウェンが無事だったのはたまたま敵が優しかったからだし、市民全体は救ったけどお父さんは結局救えなかったし。大いなる大儀には多少の犠牲が伴うってか。お父さんも死なせてしまって、次は娘もって激ヤバだし私アメスパそれが胸糞すぎて好きじゃないんよ〜!!(笑)
しかし、サム・ライミ版を見てから続けてみると、暗い!ピーターがイケイケすぎる!でもこのアンドリューガーフィールドとエマ・ストーンカップルが懐かしいのなんの。トムホとゼンデイヤもいつまで続くやら。
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