「心地よいフィクション。」ラスベガスをぶっつぶせ 皆友さんの映画レビュー(感想・評価)
心地よいフィクション。
ずっと気になったまま放置していたのだが、この度観て、タイトル通りの感想と至った。これは実在の事件が基となっていて、その内容が文字通りラスベガスをぶっつぶせ、というような内容だから、主人公が警察に捕まってないところ以外は、実はだいたい一緒である。それらを事前知識として備えていた分、なかなかに楽しく見れた。
しかしこの作品、やはり水物である。たくさんある映画の中の一つ。最後のどんでん返しの連続がテンポよく進んで面白かったが、心惹かれるほどのよさはなかった。すべてが基準点を満たしているから、楽しいのは楽しいのである。世の中にあるたくさんの映画の一つとして覚えていることはあるだろうが、これは後世まで持っていこうとは思えないだろう。
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