シャッター アイランドのレビュー・感想・評価
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人間として
最後のテディの決断は人間としてのそれだと思う。
なによりも驚いていたのはDrシーアンであり、真実を知るのは彼だけ。
今までテディのそばに付き添っていた唯一の人だからこそ、
医者として相棒として彼の意志を尊重したのだと思う。
果たして生きることだけが幸せなのだろうか。
テディは元の自分と過去を思い出した。
その記憶は衝撃を受けるものだった。
そりゃそうだ。その過去を忘れて別の自分を作り出さなくてはならないほどだったのだから。
妻と子供達の悲劇。ダッハウでの出来事。
後悔、恐怖。
モンスターとして生きるくらいなら、最後は人間でいたいという決心だった。
もう1回観たくなる
DVDにて観賞。
観終わってから、続け様にもう1回観たろかしら、
と思ってしまいました。(詳細は後述)
素直に面白かったです。
宣伝等で謎解き云々言われてましたので、
気合いを入れて観がちですが、
軽い感じで観賞するほうがより楽しめると思います。
以下、もろネタバレ
そのまま読めば、
「病気」⇒「正常」⇒「病気」で「ロボトミー」ですが、
さらに裏返して
(主人公に起こった(起こした)過去の出来事は事実として)
「半病気(『刑事』しかし、過去の出来事を封印している)」
⇒「病気(過去は思い出したが、自らを『患者』と認識)」
⇒「正常(過去を思い出した+『刑事』復活」で
⇒「ロボトミー」 かも。
と不安になったので、もう1回観てみます。
触れられていない気になる点
早速質問なのですが、
・テディが島に着いたときに、人差し指を口にあてていたおばさんの意図
・患者への尋問中、テディの相棒が席を外した時に「RUN」と書いたおばさんの意図(グルだとわかっていた?)
・上記のおばさんにアンドリューのことを知っているか聞いた時に震え出した理由
・C棟でテディと話した元生徒の人を殴ったのは「お前だ」と言ったのは何故?(テディはアンドリューと確定している?それともグル?)
・結局結末は洗脳されたのか?本当にアンドリューの妄想だったのか?
気になって仕方がありません‥orz
どなたかご意見お聞かせください!!><
うーん
予告の印象と本編の印象がぜんぜんちがった
あと本編直前に『ヒントが詰め込まれてるからよく見てね』的なのが流れるけど、いらないんじゃ…細部をみようとしすぎて全体を掴めなくなる気がするので
そんなのなくてもなんとなくオチが読めちゃう。
でも最後の最後は見る人に委ねるっぽいのはちょっとおもしろい
謎解き(>_<)
謎解きしたろ!
騙されたいっ✨
と宣伝に乗せられ
注意深く見てたつもりが
内容の難しさに
謎解きを途中で断念しました
最後の解説シーンで
真実を知った後の
ディカプリオの一言で
またしても理解不能に(?_?)
あれは妻が子供を殺したという事実を知って、わざとまた別人格を演じてるんだよ、、というほのめかしなのか
それともまた自分の都合のいい世界にのめり込んでしまったのか
あるいはどちらでもないのか分かりません😓
正直あたしにはすごく難しいかったです😓
あの最後のセリフは英語では
機内の上映だったため、若干短めに編集されていて、うざいと噂の前ブリもなく見る事ができました。悲しい映画でした。
最後まで、どっちなの、真実は?と引き付けられ、映画としてはなかなか高い完成度だったと思う。この結末が予想どおりで単純というのは、ちょっと一般論ではない気がする。
さて、肝心のラストのセリフですが、日本語では例の「モンスターとして生きるか善人として死ぬか・・・」と訳されていましたよね。英語では、たしか「レモンからレモネードは作れるが、レモネードからレモンはできない」みたいなセリフでした。
は?レモネードって何だ??
調べてみると、レモン(酸い)からレモネード(甘い、美味しい)を作る、とは、不幸から幸せになる、という意味だとか。ということは。。。
意味するところは、こんな辛い状況に正気で耐えることはできないよ、といったニュアンスでしょうか。これを知ったとき、テディの最後のあの表情、チャックが止められなかった意味、より一層胸に迫るものがありました。
しかしこういうセリフの翻訳は本当に難しい。モンスター・・・も、かなり意訳だけど、映画向けに分かりやすく、なかなか考えられたいい訳だと思う。
ちなみに、原作の小説には、このラストのセリフはないのです!それで、結末(というか)もちょっと違うものになっています。驚き。謎は尽きません。
期待しすぎたかもです。
こういう「謎が謎を呼ぶ」系の映画の結末で「そうだったのか、素晴らしい!」と思えたことはほとんどなく、大抵納得いかないか拍子抜けさせられて終わるのですが、この映画も残念ながら「例に漏れず」でした。
見る前からこうなるのではと恐れていた「夢オチ」もどきの結末にはガッカリでしたが(精神病患者の妄想を延々見せられていただけなんて・・・)、「なぜこうなってしまったのか」という部分は辻褄が合って納得いくものだったので、まあ、こんなものでしょうね。
レオ様ズキには、オ薦メ!?…デキるかも?
前宣伝による先入観の影響も有ってか?
あくどい精神病院とかの告発モノかも!?と、勝手な勘違い(?)をしつつ、
「正体をどんなふうにバラしていくんだろうか?」とか、
「悪事を暴き出して、懲らしめたりするんかな?」
と見当違いな想像(期待?)を膨らまして、鑑賞していたら、…
あれ?、アレ?、アレ〜ェ〜ッ?
今までのストーリーは?、
精神病患者の妄想!?でした…
って!?、…その妄想に付き合わされてしまった観客側の"置いてきぼり感(?)"は、
「ハンパなく、シンドイ!」んだが、
ある意味、その手の病院やら介護関連の仕事などに携わっている人達の「心労」を疑似体験が、できたんだ!?、とでも思えれば、
その大変さ加減の良い見本でした(?←実際の現場は、もっと、しんどいに違いない!、であろう事ぐらいは、簡単に想像も出来ますが、…)
…とでも言うしかない!?
閉ざされたのは心。
やたら「謎」「謎」と予告から息巻いていた作品だが、
冒頭にも注意書きが出たから驚いた。やりすぎ!?
超日本語吹き替え版も、必要不可欠なんですかねぇ。
私は字幕で観たけど、ぜんぜん大丈夫だったなぁ。
謎解き?もストーリー展開?も、観れる観れる!(^^)v
これからご覧になる方は好きな方をお選びください。
スコセッシは何もギャング映画だけではないんだと、
これを観てとっても反省しつつ(ゴメンなさいませ…)
原作がいいのだろうが^^;雰囲気がかなり出ている。
全幅の信頼を寄せている俳優・刑事プリオが神経症の
主人公役をほぼ独壇場で演じている。彼は…確かに
顔がいつまでも老けないのが可哀相だが^^;演技では
かなり成長している。子供達を抱き上げるシーンでは、
感情移入してグッとなってしまった。何かというと、
「謎解き」をメインにした演技が挙げられる今作だが、
彼の心情を顕すシーンも、大切に観て欲しい作品だ。
まぁネタバレ厳禁なので…。内容を云々言えないが、
私にはとても哀しい物語だった。怖い…というよりも
人間の心情をメインにしたミステリー、尚且つ現実と
妄想が入り乱れ、現実が真実に見えなくなる危険性、
閉ざされたのは島ではなく人間の心なのかもしれない。
刑事プリオはもちろん、脇を飾る名優たちの演技も
必見だ。みんな怪しくて不気味^^;普通の人が皆無?
さて、謎の方は…
勘がよければ冒頭あたりで、すでに分かる(爆)かも。
そんなに神経を尖らせなくても「アレ~?」というのは
おそらく誰もが感じるだろうし、もし分からなくても
後半でかなり時間を割いて(爆)説明してくれるので^^;
大丈夫。それよりラストの解釈の方が謎を生むという、
二段オチ構成。実は宣伝の大局がここにあった訳だ。
ともあれ、そこまで大宣伝しなくたって良かったのに!
…という作品ではある^^;もっと地味でも売れたはず。
鑑賞後に原作を読んだり、人と語り合いたくなるような
そんな口コミで広がってほしいジャンルの作品だった。
まぁしかし戸田御大、お疲れさまでした^^;
(確かにヒチコック的な描写が随所に!ゾクゾクするぅ)
ディカプリオファン以外にも絶対お勧め!
正直殆どラスト近くまで犯人探しの映画だと思っていました。これから見る人も多いと思うので詳しくは書きませんが、ディカプリオもあんなに複雑な人格を演じられる様になったのかと感慨深いものがあります。特にラスト、自分のしたことははっきり分かっているのに、自分に嫌気がさしたのか自ら下す決断には悲しみを感じました。ディカプリオファンだけでなく、また男女問わず幅広い年代に超お勧めです!
シャッター アイランド
超日本語吹替えでの鑑賞。
今回初めて聞いた“超日本語吹替え”、
これは、スクリーンの映像と字幕の両方を追いながら
本作の謎解きをするのは大変でしょう。。。といった
観客への配慮らしいです。
でも、多くの人が字幕でOKだと思いますよ~~。
ファンは、レオの声も聞きたいしね!
映像のあちこちに謎が。。。と聞き、
最初は構えて観始めたんですが
ヘンに色々考えず普通に観たほうが
だんぜん面白い映画です。
やはり一番の見どころは、孤島全体を包む怪しい空気。
霊とか暴力とは別の種類の
精神的に追い詰められていく怖さがあって
気が付いたら一面ダーク色になっているスクリーンに
ビックリです。
警備員、医師、患者、誰を信用したらよいのかわからないし
失踪女性は、一体どこへ??? は解決しないし、
そしていつのまにか、
テディの身だしなみや表情も乱れてきて、
サスペンス好きな私には、満足のドキドキ感でしたよ~。
手の込んだラストは
何ともいえぬ重さを引きずる感じで、
テディの最後のセリフには
大きな絶望と決着が込められていた気がしました。
特に、玄関の階段にテディと並んで座っていた相棒だけが
それに気付いたような表情をしたのが忘れられません。
がっかりしました。
どこが謎なんだ!主人公が精紳病患者のように扱われ、どうなるんだろうと思わせる予告編でしたが、そのまんま精神病患者だったんじゃないか。ヴィクトリア時代から伝わったロボトミ-処置って、大恐慌時代まであったんですね。<フロム・ヘル>で描かれていた頭に釘を打ち、興奮して暴れる患者を大人しくさせるというけれど、これは完全な廃人にするって事じゃないですか。彼らは犯罪者だから、特別だったのかもしれませんが、こんな近代的な時代まで、精神病犯罪者に対する扱いが酷かったとは驚きです。
横溝正史のミステリーが思い浮かびました。
冒頭の船で不気味な孤島に乗り込むところなど、横溝正史のミステリーが思い浮かびました。女性患者の失踪事件を捜査するために派遣されたデカプリオ演じる保安官が上陸したのは、刑務所のような厳重な警備をしている要塞化した精神病院。アメリカ南北戦争時代の建物という立ち入り禁止のなぞの病棟もある。従軍経験のある保安官がときどき思い出す解放直後のナチス収容所の惨状など、登場人物たちの忌まわしい過去が交差して、見ているものを混乱させる。ミステリーとしてはありがちな物語だけど、おどろおどろしい雰囲気で2時間以上の上映を楽しめます。
冒頭で最後のどんでん返しの予想はつくけれど、それがどっちか迷ったり、女性の登場人物たちがすり替わっていたりするのではと考えすぎた。最後はさらにひっくり返すかとも思ったが、そのまま終わり。精神病院が舞台だから、どう転んでもおかしくなかった。
はじまる前の脳の錯覚についての説明は、意味ないように思いましたが、映像の中に一回見ただけでは気づかないような仕掛けがしてあったんですかね。気づいた人いますか?
いろいろ回答ありがとうございます。
冒頭、視覚テストのようもので脳の錯覚を注意していたので、映像の中に何かトリックがあったのではと思ったんです。
登場人物の後ろのものや何気なく写った小物などに、ヒントとなるようなことが書き込まれていたり、過去の回想シーンの映像の中にサブリミナル的に別の画が差し込まれていたりするのかと。
でも、冒頭の視覚テストのようなものは、これから見るものを惑わすために付け加えられていたもので、映画とは全く関係なかったのでは?
推理モノでは無い
【映画:(上映時間の関係で)吹替観賞】
まずオープニングで『手の動きや〜に注意して』という感じの文章が出たので、座席に着く前以上に期待してしまったのは悪かったかもしれないですね。
それを見るまでのイメージは「ディカプリオが演じる主人公が相方と共に推理していくものなのだろう」という程度だったのが、その文章を見て、本格ミステリーと呼ばれる推理モノ好きの自分はTV「安楽椅子探偵」並みに観る側が推理できるものなのかと思ってしまい、「模倣犯」を見る時のような期待をし、まさかこんなに変に裏切られる形になるとは思わなかった。
(「シックスセンス」の時のような宣伝ならもっと楽しめたかも…。)
途中から謎解きの「謎」自体が何なのかという謎解きになってしまう始末(笑)
ラストでその謎が明かされるものの、観る前に期待した謎(失踪した女性の行方)を明かすものでは無く、「驚き」を楽しむ映画だったのかという衝撃が…。
相方の銃を抜く際の不慣れさや、主人公に対し序盤から警戒する警備員?達、怪しげな薬等誰が見ても怪しいと気付ける程度に散らばった簡単な謎。
宣伝での「謎解き」という文字やオープニングでの「〜や〜に注意して観て下さい」のような文字が無ければもっと単純に楽しめたと思います。
映画としては本当に映像・音楽共に素晴らしかったですが、ストーリーはというとミステリーを何作か観ている人なら「主人公に何かあるのでは無いか」というくらいの考えはすぐに浮かんでしまうと思うので、もう少し捻りが欲しかったなぁという推理好きの希望が。。
(他映画と被るなぁと書かれている方がたまにいらっしゃいますが、自分は「ナンバー23」が脳裏をよぎりました。)
ただ、「もしかしたら2度目観るともっと細かいところにも何か作られた部分があるのだろうか…」とか、「2度目には『なるほど』」というような楽しみはミステリーにはつきものですが、あまりに他の部分に凝視し過ぎて、全体で楽しめなかった為に2度か3度観たくなる映画でした。
(これが狙いだったら完全にドツボですね…。)
マニアックかもしれないですが、この閉鎖的で全体的な暗さとチラホラと出てくるホラー要素(表現のグロさ)は自分はすごく好みでした。
最後の最後で主人公が相方に漏らす一言も本当によかったです!
レンタルDVDが出たら是非借りたいと思います。
どこかで見た様な。。。
宣伝の内容をあてに期待して行くと「あれ?」と思うかも。
予告で印象づける内容とは違いますねぇ。。。しかも、冒頭で「誰にも内容は言わないで」と言う割には、早めになんとなくわかっちゃいます。
ディカプリオは素晴らしいです。だんだんうまくなってきたし、俳優としての貫禄や味も出てきましたね。彼じゃなかったら、もっとつまらなかったかも。
映像美や音楽は素晴らしいけど、カット割や編集の仕方とか、音楽の使い方とか、ちょっと昔のデヴィット・リンチをソフトにしたような感覚で、見ながら「これ、監督、誰だっけ?」とたまに自問してしまいました。
これは字幕で観たかった!
観終わって一言、「う~ん、そうきたか~!」でしたね。
私は本作の鑑賞前は、ディカプリオ演ずる連邦保安官が“シャッターアイランド”に乗り込み、次々に起こる事件の謎を解き明かす、サスペンス・ミステリーだとばかり思っていました。
あに図らんや、非常によく練られた脚本のラストに脱帽、という感じでしたね。
全て解ってから思い返せば、随所、随所にヒントとなるカットがあったことに気付きました。
この映画に関しては、吹き替えだとストーリーが“軽く”感じられてしまったので、字幕で観たほうがいいかな、と思います。
音楽と映像のマリアージュ
デニス・ルヘイン原作同名小説を「ギャング オブ ニューヨーク」、「アヴィエーター」、「デイパーテッド」でコンビを訓組んだマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオ主演で映画化。
時は1954年、失踪した女性患者の謎を探るために米連邦保安官テディ・ダニエルズがボストン沖の孤島に建つ犯罪者用精神病院を訪れる。
失踪した女性患者の捜査と共に、レオ様演じる連邦捜査官テデイのトラウマの記憶がプレイバックしつつ、捜査は進めれば進めるほど混迷を深め、最後に衝撃の事実が・・・・。
まずストーリーは絶対にネタばれになりますので書けませんが、最初のシーンから番宣でも語られている通り、事件解決の鍵を握るヒントは隠されております。
ただ、それは全部見終わってから初めて気づくことであり、ヒントとなるシーンで何となく気づくものの、衝撃のラストを見るまではその意味は理解出来ないハズです。
また、音楽と映像のマリアージュが素晴らしい作品と言えそうです。
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