「人って強いよね」ラブリーボーン ジジさんの映画レビュー(感想・評価)
人って強いよね
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この映画は穏やかな日常のシーンから始まる。
母親手作りのダサい手編みのニット帽にブーブー言いながら学校に向かう主人公の少女スージー。
父、母、妹、弟の5人家族で、片思い中の男の子がいる。平凡だけど、幸せにつつまれた生活を送っていた。そんなある日、下校中にある一人の男に殺されてしまう。
スージーがとても、可愛らしくて、生命力に溢れているから、唐突に命が奪われてしまうシーンは本当にいたたまれなくなりました。
犯人バービー役のスタンリートゥッチが最高に気持ち悪いし、不気味笑笑
スージーの死体を金庫に閉じ込めて、その前に座りながら目を閉じて思い出してるシーンとか、変態の極みです。
最愛の娘をなくした父親と母親は見ていて辛くなりました。一旦絶望感からバラバラになる家族が、再び立ち直りさらに絆を深めていく姿に、感動せずにはいられませんでした。
そんな、感動要素も満載ですが、サスペンス要素も満載。妹がバービーの犯行に気づき、バービーの家に忍び込む下りは心臓が飛び出しそうなほどハラハラドキドキしました!
日々のささやかな幸せが何より尊かったり、人って絶望しても何度だって立ち直れるんだなーって思ったり
いろんなことをしみじみと考えさせられるいい作品です
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