チェンジリングのレビュー・感想・評価
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チェンジリング
昨年度、数えてみると64本の映画を見ていた中で私の中では最高評価です。
アンジェリーナ・ジョリーが嫌いだったのに、この作品の中では彼女の見方が変わりました。
実話で子供の誘拐、結末と、「最初受けるかどうか迷った!」と言う
彼女のインタビューを読みましたが、作品に入っていくうちに本当に苦しく、悲しく、辛く…。ただ現実にあった腐敗した社会に立ち向かう、母の子供を思う気持ち、戦い続ける強さを感じました。
現実に今も世界の中に不合理で、色々な問題があるだろうと思い知らされます。
思っていたよりも興行が伸びているのもクチコミか?
赤い口紅がモノクロの中に浮かびあがるシーンは本当に苦しい。
友人に勧めたら、「あまりにも辛くて嫌い!」との意見。この場面の赤い口紅は特に大嫌いだそうで…。
真実は小説より奇なり!!
こんな事が実際にあったなんてと、恐ろしくて目が離せない。
身を乗り出して観入ってしまうほど、主人公の気持ちに同調して
興奮したり、悲しくて、泣きそうになったりで時間を感じさせない作品。
実話だけに、一番の印象は恐怖の連続だった。かなり昔の話だけど、
今も唯、公けになってないだけで、十分あり得るスキャンダル。
これは観て損は無し。
映画を観に行ってすぐ寝る人もこの作品は絶対に寝れないと保障付!
チェンジリング
と~ても恐くて、悲痛な映画
予告編を観たときから、楽しみにしてた映画だけど、レイトショーで観る映画じゃなかったな。
と~ても恐くて、悲痛な映画だった。実話だというから驚く。
クリント・イーストウッドは、恐い映画をたくさん撮ってるな。
「トゥルー・クライム」、「ミスティック・リバー」、「ミリオンダラー・ベイビー」、どれも
恐い映画だった。死体やら人を殺したりする描写がリアルというか執拗なんだな。
「トゥルー・クライム」という映画では、あわや薬物注射で死刑が執行されるという場面があったけど、とてもリアルでめちゃ恐かった。今回の映画でも精神病院で電気ショックを受けたり、絞首刑が執行されるシーンがあったけど描写が恐かった。間違いなくイーストウッドは変態だと思う。
監督した映画に、人が拘束されるシーンも多い気がするし。
こんなんが自分の父親じゃなくてよかった(どういう感想だと思うが)。
アンジェリナ・ジョリーがよかった。
ベンはいい奴だと思う(映画を観た人にしかわからない感想だけど)。
センチメンタルな音楽もイーストウッドによるものだ。
イーストウッド節
あえてネチネチと描くことで終わりなき悲しみと事件の泥沼化を表現している
「マイティ・ハート」では夫を探して、「すべては愛のために」では不倫相手を探して、「トゥームレイダー」ではお宝を探して...とにかく探すことが大好きなアンジェリーナ・ジョリーが今度は息子を探すわけなんだけど...決してハッピーエンドじゃないところがクリント・イースト・ウッドの意地悪さの中にある人生の教訓みたいなものがいつもながら入ってて深い味わいの作品となっている(._.)
この作品、チラシとかもほとんど観ずにクリント・イースト・ウッド監督、アンジー主演、子供がいなくなるということしか知らずに観たから政府が゛からんだミステリー映画なのかと思ってたんだけど 事件を背景に描かれている実話ベースなんだね(>_<)
子供がいなくなってから、黒幕はなんなのか気になっていたら...急に1920年代後半に起きたゴードン・ノースコット事件のことが出てきて「この事件とつながるワケなの?!!」って思った(>_<)
この事件自体はシリアルキラー犯罪として歴史的に有名な事件で、個人的にも知っていたから逆にあまり情報を入れずに観てよかったと思う。事件のこと知ってたらだいたいわかっちゃうからね(._.)
この映画って結構じわじわと「そこまで描くの??」って部分まで描いてあるからじれったさすら感じさせるんだけど、逆にそれがつきない悲しみと事件の泥沼化を描いているような感じがしてさすがクリント・イースト・ウッドだと思った。
この作品を観て結構「アンジェリーナ・ジョリーが女性的」っていう意見が多いんだけど、最近のアンジーは「グッドシェパード」や「すべては愛のために」を観ても逆にそんなに男前な役はわりとやらなくなってきてると思うんだけど...(._.)
それよりも個人的にはジョン・マルコヴィッチがちょっと頼もしい善人役だったから意外だった。マルコヴィッチと言えば強烈な個性を持つクセ者俳優で善人が最も似合わない俳優だから、この映画で最初に出てきたときは「こいつず犯人なんじゃないの??」って思った(>_<)
女性的なアンジーよりも善人のマルコヴィッチが観られるだけでもちょっと価値のある作品だと思うよ☆
唇の紅さが印象的でした
悲しい
アンジーの見方が変わった
素晴らしい。
いい意味で期待を裏切られました
見ごたえあり!
イーストウッドは凄い!
母の心!
イーストウッドは女性の味方だ! 権力と戦ってくれる人だ!
企画段階では、どうしてイーストウッドが「とりかえっ子」の話なんか撮るのかなぁと不思議だった。でも、映画を観て納得した。これはイーストウッドの映画だ。考えてみれば「許されざる者」もそうだった。顔を切りつけられた娼婦のために立ち上がるガンマンの話だが、最初に観た時はそんな話はあり得ないと思えたし、リアリティに欠けるとも思った。でも、何回か観ていくうちに、イーストウッドが描きたいことが見えてきたのだ。母親の描き方も悪くなかった。最初から、反体制で動いたわけではない。仕事もできて、頭のいい人だったようで、当初は警察側の理不尽な対応にも我慢して、自分がどんなにひどい目に会おうと、とにかく息子を探してもらおうと努力していた。闘士でないところが、好感が持てた。それでも叶わなかった時、対決し、悪いところは改善させた。めちゃくちゃかっこいい母親だった。安易なハッピーエンドにしなかったところもハリウッド映画らしくなくてよかった。
いい映画です
これは「THE 映画!」と言える王道をいく映画です。
映画を観たらあってほしい要素が全て込められていて
観終わった後充実感と満足感で満たされます。
これは実話を基にした内容で
重厚なので重苦しく感じられますが、
当時社会的に力のない一般の女性が
本当は(きっと誰でも)強い精神力を持っていて、
いざという時にはどんなものとも戦える
女はやる時にはやる!という視点が
重さを跳ね返してくれます。
最後に爽風を感じるラストシーンも
観後感を充実させてくれています。
なかなかここまで充実させてもらえる映画はないのですが、
ただクリントイーストウッド監督にはあともうひとつ
期待してしまうところが私個人にはあります。
次回作に期待を込めてここはAという評価で。
重たい雰囲気、日曜の夜は観ないほうがいいかも
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