「アドベンチャーが加味」トランスフォーマー リベンジ MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)
アドベンチャーが加味
前作の興奮が冷める間もなく封切られた第ニ弾。本作は製作途中に脚本家のストライキ運動に巻き込まれた挙げ句、前半と後半で脚本家が違うという状態になった。
だからなのか、後半は「インディ・ジョーンズ」並のアドベンチャー感が満載だ。舞台がエジプトということも影響しているだろうが、がらりと画が変化してしまう。しかし、エジプトでの最終決戦は良かったのではないか。なぜなら、本作のテーマが「合体」なのだが、複雑な合体シーンをビルなどの障害物で遮られることなく観賞することが出来るからだ。
基本的なスタンスは何も変わっていないので安心して欲しい。ド派手な映像と、グダグタのテンポ。今回は笑いどころが多い気がするが、マイケル・ベイらしさは健在だ。CGの技術も2年の間で更に質が良くなったようだ。戦いのなかでボディが傷だらけになったり、部品が取れたり、細かなところに変化を感じる。
ドラマパートは薄いが、登場人物の掛け合いが面白く、派手だけでない楽しさも充実している。ラジー賞は総なめしたが、それでこそ「トランスフォーマー」。いつまでもこのまま楽しませて欲しい。
コメントする