ジョン・カーターのレビュー・感想・評価
全38件中、1~20件目を表示
意外や意外!とても楽しめました。
酷評されていたので期待せずに観たのが良かったのかもしれませんが、とても楽しめました。ストーリーもよくできており、全体的なまとまりもよかった。最高の冒険活劇です。 なぜ、これだけ低評価なのか、理解に苦しみます。(原作がそれだけ偉大ということ?)普通に、いや、かなり楽しめる作品ですよ!
なんかいろいろな映画が混ざってしまっている感じ。 何も考えずに観る...
なんかいろいろな映画が混ざってしまっている感じ。 何も考えずに観るには丁度よい作品。 ラストの終わり方はけっこうおもしろいかな。
タルス・タルカスに引っ叩かれるシーン
良かったのは、戦いの目的地であるはずのゾダンガにサブ・サン(ドミニク・ウェスト)がいなくてタルス・タルカスに引っ叩かれるシーンだ。 惑星バルスーム(ついバスルームと覚えてしまう)は火星のこと。彼らが呼ぶ地球はジャスームだとか・・・ともかく太陽系に関する知識なんかは同じレベルだ。瞬間移動で到着して直ぐに出会った種族はサーク。これがフルCGで描かれていて、手は4本、牙が生えているのが印象的。身体の線の細さは『アバター』の影響なのだろうか、雰囲気は似ている。 メインの種族はなぜか地球とそっくりの人類で、ゾダンガという戦争好きの大国が火星を支配しようとしていて、なんとかそれに対抗している国がヘリウム。皇帝であるサブ・サンが神の使者?マタイ・シャン(マーク・ストロング)から第9の光を授けられ、星の実権を我が物にしようと、平和を望むヘリウムの王女デジャー・ソリス(コリンズ)との結婚を要求する。そんな時、重力の関係か驚異的なジャンプ力を見せるジョン・カーター(キッチュ)が現れたのだ。名前はサークの皇帝タルス(声:ウィレム・デフォー)によって“ヴァージニア”と呼ばれてしまう。 カーターは故郷である地球に戻りたい一心で巡礼の地を訪れるが、そこにもマタイの策略にそそのかされた種族(サークを野蛮にした感じの種族)に襲われる。なんとか超人的に活躍して撃滅するカーターであったが、サークの本拠地に戻ると皇帝が更迭され、カーターを殺そうとする奴に取って代わっていた。ローマの遺跡みたいな闘技場にて巨大な白熊みたいな奴に殺されそうになるも、そいつもやっつけてしまう。彼はカリスマ指導者となり、このままだとゾダンガに全てが滅ぼされると訴え、サーク一族を率いて敵の本拠地に乗り込むのであった・・・ 地球ではカーターは戦争によって家族を失うという辛い過去があり、火星でのプリンスに徐々に惹かれてゆく。そしてサブ・カンと彼女との結婚式の最中に乱入してクライマックス。結局は好きになった女のために他国へ干渉してしまった形。“大義”という言葉が何度も出てくるけど、彼の大義が女だったとしか思えなくなってくる・・・最初は「戦いはもうたくさんだ」と言ってた割に、最初から殺しまくってるしなぁ・・・まぁ、最後のオチはかなりSFファンを納得させてくれるエピソード。ジョン・カーターの葬儀も終わり、墓は内部からしか開けないが、甥であるエドガーが暗号で開き、襲ってきた神の使い?を生きていたカーターが撃つという展開。故郷である火星に帰るぜ!なんて、なかなかカッコいい人生だ。ただ、火星に戻ってからは描かれてないので、デジャーがカーターがいなくなったため再婚している可能性もあるのだ・・・
面白い!
盛大にコケたという噂を聞いてたのでずっと観てなかったし、今回もハードルを上げずに観たからかもだけど、想像以上に良く出来てるし面白かった! 原作は読んでないから分からないけど、恐らく100年前の小説のクラシカルな面白さだけは残しつつ、現代的な解釈を入れること現代の観客にも楽しめるエンタメに仕上がってるのだと思う。 しっかりSFとファンタジー的な面白さが融合してるし、ある種神話的でもあって、さすがはストーリーを大切にするピクサーで、「ウォーリー」「ファインディングニモ」という大ヒット作を生み出したアンドリュー・スタントンが手がけてるだけのことはあるなーと。 132分は確かにちょっと長めだけど、最後の最後まで物語に引き込まれた。
原作読んでないけど
伝聞で想像していたよりも、デジャー・ソリスが美人じゃなかったな〜 膨大なシリーズの一部を切り取っただけなんで設定やらの説明不足はやむを得ないだろうね〜 それに異世界召喚物だと、説明不足も物語の一部みたいなもんだし。
詰め込み過ぎ!!!二作に分けろよ!
よく、俺はレビューで・・ 『映画偏差値』て言葉を使うけど・・ この映画にはまさに『映画偏差値(もしくは経験値)』が必須に思う。 他の方のレビューにも有るように・・ 100年以上前の原作で、スターウォーズやアバターに影響を与えた!て触れ込みも・・あながち間違いではないのだが・・ いかんせん・・ ◇詰め込み過ぎで長いし・・ ◇映画好きなら(両作で経験してるから)、ストーリーの呑み込みも早いだろうけど、普通の方なんかには難解だろうし・・ ◇話・主点?主眼?がとにかく飛び過ぎ・・ ◇登場人物の相関も簡単ではない・・ 二作に分けんかい!!! そうすりゃ赤字も出なかったし・・見ている方にも分かり易かったろ(`曲´)??? 星☆評価は・・ DVD旧作基準で(*^^)v③~④(※劇場3Dなら同じ星評価かも知れない・・) DVD買う度 ◎◎ モ1回見たい度 ◆◆◆◆ おすすめ度 *** デートで見る度 ◇(※女性にはちと難解か?) てか・・ 最近の流行り?エンドロール9分てどうなん???
ベタか王道か
正直、この作品は全く見る気がなかった。主人公の名前をまんま持ってきて『ジョン・カーター』という題名の捻りのなさ、原作が100年以上前のものだという埃っぽさ、日本公開前から赤字作品という噂も飛び交っていて、ディズニー110周年の大作とはいえやっちまった感が漂っていたからだ。しかし、アンドリュー・スタントンの名前を挙げられては話は変わってくる。『ウォーリー』で監督を務め、『カールじいさんの空飛ぶ家』で制作総指揮を、そして『トイ・ストーリー』シリーズで脚本を手がけている彼が本作の監督を務めているのである。さらにピクサー生え抜きのスタッフが脇を固めていて、「『トイ・ストーリー3』を超えるアニメは向こう十年出てこないぜ!」とか豪語(心中で)するほどのピクサー贔屓としては、この映画を到底無視することができなかった。 全体の感想としては、以前どこかで『アバター』を「大金をかけて作ったハンバーガー」と評したことがあったが、この『ジョン・カーター』は技巧を凝らしたおせち料理といった印象だった。とにかく職人芸が光るというか、『トイ・ストーリー3』でもみせた、細部にわたる丁寧さが本作でも様々な部分で活きている。原作の大雑把な設定に対し、ジョン・カーターの悲痛な過去という人物像の肉付けや、異性人達の苦悩、惑星間移動の仕組み、陰の支配者であるサーン族の存在を新たに盛り込み、さらに演出に関してもジョン・カーターの馬鹿馬鹿しいまでにデフォルメされた粗暴さ(とりあえず敵は殴る!)や、全く無駄のないストーリー展開のテンポの良さ、所々に笑いどころやツッコミどころを盛り込んでくるなど、100年以上前の原作、ぶっちゃけもう白骨化しているような物に、スタントン達はみずみずしい迄の肉体を与え蘇らせているのである。また、古くさい昔のSFっぽさを残しつつも、よく見ると斬新なデザインを感じさせる火星人の衣装や小型飛行船など、常に目を楽しませてくれるし、とにかく振り返るとその芸の細かさ、観客を引き込もうとする積み上げられた工夫と努力には目を見張るものがある。さっすがピクサー相変わらずIQ高ぇ!と感嘆せずにはいられない作り込みっぷりだ。 ただ苦言を呈すのなら、確かに一つ一つは素晴らしいのだが、その「良さ」に纏まりがなかった。つまり、そういった点を踏まえての「おせち料理」ということで……。
記録的大赤字≠記録的駄作
最初は映画館でみるつもりでしたが 大赤字というニュースを聞いて完全に観る気が失せてしまった作品です。 そして今、100円ならつまらなくてもいいや とレンタルショップで借りて観てみました。 あれ?そこまでひどくない。 意外と面白いじゃないですか。 確かにスターウォーズやアバターなどその他色々に似ていましたが 私の場合それらがみんな好きなので本作も普通に楽しんじゃいました。 まぁ誰かに勧めるほどのものでもないけど 私と同じ理由で観なかったという方には 是非一度観てもらいたいです。
異世界モノ
大コケした映画という前情報を聞いていたけれど 十分に面白いと思う 特に冒頭は物語にグイグイ引き込まれる ただしこれをSFというふうに捉えると正直全く面白く無い 内容としては完璧に異世界モノだと思って見たほうがいい でないと劣化版スターウォーズというのが印象になる 異世界モノとして見た場合は実は結構面白い 特にラスト、戻ろうとするアイディアはなかなかいい 脚本もテンポも悪くないし映像も綺麗、役者も悪くない 問題はワイヤーアクションがしょぼいのと色々なデザインが少し残念 合戦風景がごちゃごちゃしていて見づらいなどなど 終わり方は結構いい、爽快感がある この手の映画としては十分なクオリティ 感覚としてはプリンス・オブ・ペルシャ いつもの実写ディズニー映画並
歴史的大失敗作品と前提で見ると面白い
CGをふんだんに使って世界観も壮大で、王女も美女 怒涛のアクションの連続にテンポのよい展開 でもどことなく内容が薄い サーンや女神の目的、第9光線や謎の建造物 ハリウッドは大作のシリーズ化を狙っているみたいですが、 消化不良で結局失敗して謎だけ残されても 見る側としてはモヤモヤするので困る 主役の俳優も新星としてバトルシップにも主役で抜擢されていましたが、 両作ともこけてかわいそうですね ディズニー110周年作品と大々的にやったがために世界の期待値が高すぎたんでしょうが、ふつうに楽しめるディズニーらしい夢のある愛のファンタジーでよかったと思います
悪いイメージが付き過ぎている不運な映画
今から100年も前に発表されたエドガー・ライス・バローズによるSF小説「火星のプリンセス」の映画化。 あらゆるSFの古典と言われ、「スター・ウォーズ」や「アバター」や数え切れないくらいの作品に影響を与えただけあって、その映画化は何年も前から浮上していたが、技術が追いつかず断念された。 技術が追いついた今、晴れて映画化されたのだが…2億5000万ドルという巨額の製作費がかけられたのにも関わらず、米国内で1億ドルどころか8000万ドルにも満たない成績で終わり、“世紀の失敗作”の烙印を押され、それに伴い映画のイメージもマイナスになってしまった。 でも、待て待て待て! 確かに興行的には大赤字を出してしまったが、映画としては決して駄作ではない。 SF冒険活劇&英雄譚として、純粋に楽しめる内容になっている。 「アバター」がいかにこの作品に影響を受けているか、映画を見ていれば明白だ(と言うかほとんどパクリ)。「ドラえもん」にも似た内容はあったし、「ドラゴンボール」も匂い漂う。 それほどSFの骨格を成す物語だったのだろう。 未知の世界、その世界を救う活躍、ユニークなキャラクター…今見ても充分魅力的だ。 ただ残念なのは、「スター・ウォーズ」や「アバター」に影響を与えながらも先に映像化されてしまった事。 不運としか言いようがない。 だからこの作品を見て、「スター・ウォーズ」や「アバター」に似てるとか単純とか言う輩にSFを見る資格は無い。 この作品を楽しめないなら、他のSF作品も楽しめないハズだ。 あれこれ言わず、元祖とも言うべき物語を楽しもうではないか。
評判ほどは悪くない
夢のない映画が多い昨今ですが、久しぶりに夢と冒険のファンタジーを満喫できました。歴史的な赤字映画って言われていますが、もう少しましなタイトルをつければ良かったのに...と思います。 原作がそうであったように次から次へとエピソードが展開していくところは、映画でも同様で(某映画のように興味のないポッドレースとやらを延々見せられるというようなこともなく)テンポ良く最後まで飽きることなく鑑賞できました。 映画の設定や手法などに斬新さはありませんが、原作そのものが100年も前のものであり、原作に忠実に作られた映画ということなので満足です。
もうひとつ
民族同士の紛争に異星人が絡む展開はどこか『スター・ウォーズ』からの影響を深く感じさせるんだけども、その壮大な世界観はやや不親切でわかりづらい感じ。そのわりに映画の構成には意外性は無く、迫力ある映像とは裏腹に実に退屈に進んでいく印象。 主人公とヒロインに魅力が無いのもマイナスかな。 北米では興行の失敗が早い時期からが報道されていたっけ。まぁそれほど悪くない作品なんだけど、なんか面白そう~って根拠の無い期待度が高かっただけに、この出来にはガッカリした人も多いかもね。
夢物語の原点、ここにあり!
IMAX3D字幕で観た。確かに「スター・ウォーズ」や「アバター」と似た部分があり、へぇ~この映画の原作が元ネタだったのかと思った。「スーパーマン」の原型も見てとれる。驚かされるのは、この原作が100年も前に書かれたこと。しかもこの作家の別のシリーズに「類猿人ターザン」があるということだ。すごいなぁ。天才だね。ヒーロー・ヒロインに現代的な味つけをしたこと、エピソードもシリーズのほかの作品からいただいたことなど一部の改変はあるもののほぼ原作に忠実な映画化だという。私は思いのほか楽しめた。登場人物が魅力的だったし、乗り物、動物なども見でがあった。観る前は「フラッシュ・ゴードン」みたいなクラシカルな感じかと思っていたけど、もっと洗練されていた。時代背景は古いが、バルスームの風景などCGに頼らずロケしただけあり、嘘っぽくなかった。アメリカ本国では週間の興行成績でNo.1になれず、評価も賛否半々だったということだが、私はもっとヒットしてよかったし、評価されてもよかったと思う。ロシアでは大ヒットしたらしいが、日本でもいまひとつ。ディズニーが古典SFの傑作だということで、あぐらをかいて宣伝のしかたを間違ってしまったのか。女性を取り込めるような売り方が必要だったのだろうか? 残念でならない。
以外に面白かった
”ウォルト・ディズニー生誕110周年記念の超大作「ジョン・カーター」が、映画史上最も興行赤字の大きい作品になる可能性が出てきた。” 以上、アメリカでは、興行的に人気がなくて記録的な赤字のようです。 日本でも、「ジョン・カーター」っていう題名からして魅力は感じず、観たいという気が失せます。 でもどうして、観たかと言えば、原作が面白かったから。 原作を読んだイメージとは大分違っていて残念だったけど、原作はマンガでなく小説だから、監督のイメージと他の読者のイメージとが違っていても、それは仕方がないでしょう。 興行的に悪いって聞いていたので、期待してませんでした。が、観た感想は意外と面白かった。 原作は100年前のものだっていうから、SFの元祖ってことでしょうか。SFのデザインが、今まで観たSFのとダブっているような感じがして、どことなく既視感にあふれ、新鮮味はなかった。空飛ぶ船なんて、飛ぶ音がまったくスターウォーズと同じだったし。観客が驚くようなデザインが出来なかったら、原作はとても古いのだから、かえって原作当時のイメージを利用し古風で新鮮味が感じられるようにした方がよかったのではと思いました。 終わりのほうでは、予想外の展開はあるし、また原作の「火星シリーズ」にふさわしく、続編を感じさせられる広がりがあって、とってもよかったですよ。ただ観客の入りは悪かったようなので、続編はないでしょうけど。 「スターウォーズ」や「アバター」といった名作と比べると、比べようないけど、お金がずいぶんかかってるなーという映像で、贅沢を満喫しました。 またどうして、観客が入らなかったのかなーと思いながら、ずーと観てました。 「ジョン・カーター」のヒロインのプリンセスに「華」がない。でも、「スターウォーズ」の初期の作品の姫も「華」がなかったし、むしろ、原作の「火星のプリンセス」の女性って、現代の女性観と違っているから、より原作には近いかも。 ジョン・カーターが跳躍するシーンは、跳ぶというより、ワイヤーで無理やり引っ張ってバタバタしてるっていう感じで、「スパイダーマン」の跳躍シーンのような丁寧な演出に欠けていました。愛玩動物「ウーラ」の滑るような瞬時の動きが、余りに不自然で、動いているように見えませんでした。「サーン」が次から次へと人姿を変えていくシーンも丁寧な演出がほしいところでした。それから、コンピューターグラフィックスの「サーク族」の造形も、作り込みがいまひとつ。 でも、こんな欠点が、記録的な不興を生むのかしら。映画作りの難しさってことなんでしょうね。
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