劇場公開日 2008年12月20日

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「眠れることは保証します。」ワールド・オブ・ライズ 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0眠れることは保証します。

2014年8月20日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

監督がリドリー・スコットで、主演はレオナルド・ディカプリオとラッセル・クロウ。にもかかわらずこのつまらなさ…。
予告にも出てるけど、追跡戦に爆破シーンもあって、ジャンルは大好きなスパイ・スリラー。ただ同じジャンルでも出来に緊張感、興奮度合いでは今は亡き名匠トニー・スコット監督『スパイ・ゲーム』の足元にも及ばない。あっちがスパイの世界と携わる代価を娯楽の中で描いているのに、こっちは娯楽寄りなのかそうでないのかはっきりしないまま本編終了。単体の映画として魅力がなさすぎる。
役者陣も取り立てて興味深いところはないし、真相がわかっても"ああ、そうなんだ"程度しかないから、全然盛り上がることも出来ない。
この当たりからスコット監督って何かディレクションにぬるさを感じたんだよね。『ロビン・フッド』『プロメテウス』も作品として面白味がなかったし、後者に関してはガッカリだったよ。
次の『エクソダス 神と王』も正直大丈夫かなって思ってるけど、早撮り終了がちょっと気になる。どうか次で復活求む!

平田 一