「嘘をつき嘘をつかれる。ディカプリオの機敏な判断が魅力的。」ワールド・オブ・ライズ 黒猫カフェさんの映画レビュー(感想・評価)
嘘をつき嘘をつかれる。ディカプリオの機敏な判断が魅力的。
米CIAラッセル・クロウとヨルダン情報局GIDマーク・ストロングの目的は同じ爆破テロ組織の壊滅であるのだが、そのやり方の違い、相反するような支持の中で、揺れ動き、独自の判断をする現地工作員のディカプリオの機敏な演技に魅せられた。
嘘が世界を救うというテーマであるが、救うという正義のあり方が、なんとも受け入れがたい。
嘘と信頼の対比。
安全な場所から指示を送る人間と、現地での死と隣り合わせの中で活動する人間との対比。
米CIAのハイテク技術と、ヨルダン情報局のアラブ流の原始的なやり方の対比。
結局それらの対比の中でどちらが、優性で世界を救えたのか。
見ごたえのある映画だった。
しかし、テロ組織と接触するために作り上げた大嘘と、
残虐な拷問シーンは受け入れられなかった。
それがないと話が完結しないか。。。
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