はじらいのレビュー・感想・評価
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女の本音を聞いてくれるから、すぐ心を許せるわ
映画「はじらい」(ジャン=クロード・ブリソー監督)から。
原題「Les Anges Exterminateurs」は、
フランス語のネット翻訳すると「エンゼルス駆除業者」
「レズビアンの天使たちを駆除する」と訳した方がいいくらい。
それが、どうして日本語に訳すと「はじらい」なのか、
ますます、わかんなくなってきてしまう。(笑)
なかなか理解に苦しむ作品であったことには、違いない。
それでも気になる一言を選ぶとしたら、
「女の本音を聞いてくれるから、すぐ心を許せるわ」
前作「ひめごと」のオーディションを巡るセクハラ訴訟で
有罪判決を受けたフランスの異才ジャン=クロード・ブリソー監督が、
官能映画オーディションの内幕を明かした問題作だけあって
どうして、こんなに簡単に女性の心を掴むのが上手いのか、
興味本位で、鑑賞していたら、ある女性がこんな台詞を呟いた。
「(監督は)女の本音を聞いてくれるから、すぐ心を許せるわ」
なるほど・・形だけ女性の気持ちを聴くフリは駄目。
心から、本音を聞いてあげないと、女性は心を許してくれない。
そうとも解釈できる。
とにかく予告編と日本語タイトルに騙された感覚が残った。
これでもメモする自分が、可笑しくなった作品でもある。
題材には惹きつけられたけど
自ブログより抜粋で。
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フランス映画らしい淡々とした展開がちょっと眠かったけど、映像業界に身を置くひとりとしてこの題材には惹きつけられ、なんとか最後まで観られた。
まったく予想していなかったんだが、なぜか堕天使が出てきて物語を引っ張っていくなど、思いのほか抽象的な表現が多くて翻弄されっぱなし。
そのせいか、過激なセックス描写などもありはするが、良くも悪くもその印象は薄い。
最後はまあ、ありきたりに、あんまり興味本位で女性を振り回すと、逆にはめられますよって感じだった。
話としてストレートすぎで、展開にひねりが欲しかったかな。
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