劇場公開日 2007年12月14日

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「設定は無理があるが、病気からの生き残りをかけた孤独な戦いが面白かった」アイ・アム・レジェンド Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5設定は無理があるが、病気からの生き残りをかけた孤独な戦いが面白かった

2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

幸せ

総合:70点
ストーリー: 60
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 80
音楽: 70

 悲しみと孤独に耐えながら懸命に生き抜こうとするウィル・スミス。彼が住むのはかつて世界の首都と言われ800万人もの人口を抱えていた巨大都市。消えてしまった家族の話や最後の友人だったシェパード犬のサムを自ら絞め殺さなければならない描写が、彼の苦悩をうまく伝えてくる。最早マネキンに話しかけるくらいしか話し相手はいない。知性のある大人の男ですら耐え難い孤独。そのような雰囲気と襲ってくる感染者への恐れとが楽しめる作品でした。

 しかし冒頭でどこから供給されているのかいきなり電気も水道もガソリンもあるという快適な暮らしが登場するのは一体なんだろう。実験用の医薬品まで確保している。感染者は狂犬病感染した犬のように攻撃性が強いという割に仲間同士では殺しあわない。感染者といえども生物なのに、ニューヨークでどうやって彼らは食料を確保しているのか。かなり物語の設定は苦しいのが難点。

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Cape God