「非現実世界での人間描写」アイ・アム・レジェンド おのひとみさんの映画レビュー(感想・評価)
非現実世界での人間描写
一人孤独な世界で、任務を全うするただ一つの目的だけで活動する主人公の、正気の均衡をたもとうとするその心と行動の危うさに、目をうばわれる。
ゾンビ大量襲撃、皆で反撃、怪物との戦争映画的な迫力をもとめてみたらなんか違うってなるだろう。だけど、人間の心理描写を焦点に見ていくと、世界観もよく作られてるし、シナリオもしっかりしてるし、
ありきたりなホラーのオチでも十分楽しめる。
近年ホラー映画はアイデアが出尽くした感があるけど、それでもちゃんと作りこまれた作品は昔からときどき見たくなる。この作品もそのひとつ。
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