「やや映像に頼りすぎか?」デトロイト・メタル・シティ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
やや映像に頼りすぎか?
クリックして本文を読む
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
学生の頃から音楽をやっており、将来甘い歌声でみんなを幸せにしたいと思っていた主人公だが、ドMな女性プロデューサーにより強引に死神バンドのボーカルをやらされていた。
これは彼女が主人公の才能を見抜いていたからなのだが、主人公はイヤでイヤで自分を常に責めていた。
反面このバンドの人気はうなぎ昇りだった。
その頃、学生時代から好きだった女性と再会するが、主人公は自分の正体を言えない(舞台では顔真っ白なのでバレない)。
心の葛藤から黙って田舎に帰るが、仲間たちからのメッセージ・母親の励ましなどもあり、再度上京する。
形こそ違えど、自分が人々に勇気を与え幸せにできるられることをやっている、と気づいたのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
松山ケンイチのスイッチONとOFFの時のギャップが面白い。あと映像が綺麗。
でも大筋では「良くある話」であり、単にヘビメタを舞台にしたに過ぎないかな。
まあ終盤までのテンポはいいので見やすいのだが。
あと主人公が再度上京することを決めた所から先の展開は誰にでも読めると思う。
それは別に構わないのだが、そこからが結構長かった。
大勢のファンに囲まれたステージの映像が美しいシーンで、映画としては見せ場なんだろうけど、結末が見えてからが長いのは退屈。
コメントする