ノーカントリーのレビュー・感想・評価
全155件中、101~120件目を表示
すっきりしない(グロにも注意)
『ノーカントリー』(邦題)の意味は、他のレビューを拝見して、ようやくわかった。
主人公(というか狂言回し的な役)が途中で切り替わったり、キャラの死に様があっけなかったり、演出が物足りない。
最後は勧善懲悪で終わるかと思ったけど、投げっぱなしで終わり。
普通の映画監督なら、保安官と殺し屋が相討ちで終わりそうな映画なのに。
あと、銃創の治療シーンが多くて、グロシーン注意な作品でした。
すっきりしないなぁ。
追跡ものの中でもダントツ。
難しい
こわい
静かなサスペンス
魂のない男の目
楽しくなるくらいの緊迫感。。。
顔芸
007スカイフォールのハビエル・バルデムが格好良く作品を追って見た一作。正直哲学的で私は理解仕切り得なかった。
ならば作品のどこに楽しみを見出すかと言えば役者の演技だ。
逃げる男のジョシュ・ブローリンは自身が今作以前は役に恵まれてこなったかととも上手く役に反映出来ていたのではないか。
あと最近映画を頻繁に見る様になったものの違和感。「あぁこの人ちゃんと役者なんだ。コーヒーの人じゃないんだよな」のトミー・リー・ジョーンズ。地顔からか物を憂う姿が非常に良く似合う。
そしてなにより今作のハビエル・バルデム演じるシガー。スカイフォールで見せた人間味に溢れる悪役とは全く違う冷徹な殺人鬼。髪型、服装と存在感そのものが異様だ。
大雑把に人を殺したかと思えばカーペットが汚れるのを嫌ったり靴の裏の血のりを気にしたり、不思議な2面性も「よくわかんないけど怖い」ものとして成立している。
更にシガーは何か確固たるルールを持って人を殺している。コイントスに勝った(一方的にだが)商店の親父は命を拾う。一方「自分の意思で決める」のだといってコイントスを拒んだモスの奥さんは殺され。
しかしまぁなんといっても顔力だ。
言葉を変えればハビエル・バルデムの顔芸がこの映画の最大の魅了なのではないだろうか。
といっても今回ハビエル・バルデムは助演なんだな。
ポスターにも中央に映ってるのに。
古い人間には生きづらい世の中
原題より邦題
なかなか難しい映画です。同時に奥が深そうな映画でもありますが。
作品全編がかなり暴力的でドライ。しかし緊迫感のある銃撃戦はかなりの出来で、殺人鬼シガーのシュールな殺害っぷりや元軍人モスの逃走劇は目が釘付けになりそして恐怖を感じます。とにかく血と死体で埋め尽くされるような映画です。バイオレンス映画を見るという目的でこの映画を見るのもいいかもしれません。
この映画のテーマは複雑で様々な登場人物からいろんな見方が見て取れるような気がします。個人的にシガーの考えにちょっと興味がありました。彼の規則やルールに対しての考えは納得はいかなくもなく、最後の信号のシーンはまさにシガーの考えをもの語ってると思います。
あと原題の「no country for old man」(「老人に住む国あらず」という意味だそうですが)より邦題の「ノーカントリー」のほうがしっくりくると思うのは私だけでしょうか。というのもこんな物騒な国に老人も何も人が住む国とは思えないからです。終盤の老人がいった「この国は人に厳しい」というセリフが身に沁みます。
あんまりこの映画のテーマはこれだというのが見つけられなかったのですがそれを模索しながら見るのもいいかもしれません。
おかっぱ
コーエン兄弟の作品にしては、珍しく「テーマ」がある。アカデミー作品賞にふさわしいかは解らないが、ツボにはまったら抜けられない。 「テーマ」はあっても、やはりコーエン作品らしく、ストーリーは難解。「現実の『不条理』」を表しているのが「殺し屋シガー」、として観ると解りやすい。 シガーの存在感が凄すぎて、他のキャラクターは影を潜める。良くも悪くも「シガー」な映画。 女性は拒否反応を起こす可能性大。
全155件中、101~120件目を表示