ブレードランナー ファイナル・カットのレビュー・感想・評価
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見返せば見返すほど
2007年にファイナルカットバージョンが出たのが本作を知ったきっかけでした。それはこれまで自分が見てきたハリウッドの近未来映画の風景では見たことのない世界、けれどどこか見覚えのあるような世界でした。一度見ただけではすぐ理解できませんでしたがwどこか引き込まれ、BSでの放送、ブルーレイなどで何度も見返すくらいハマりました。
取り上げている「人間らしさ」という本当に難しいテーマに、完璧な答えを提示するわけじゃなく、あえて見る者に改めて問いかける本作のスタイルこそハマっちゃった理由だと思います。あと謎が多い。マジで多いw 「初登場時にこれ、受け入れられたのかな?」っていうレベルで独創性が全開しております。これらには答えはあるんでしょうか?
近々、新作をみる予定なのでレビューしてみようと思ったのですが、これまとめるのは難しいわw
でも個人的にはハマりました!まあ、こういうもんですよ、カルト映画ってのは。
85点!
アンドロイドは人の夢を追い求め続け…
いよいよ公開迫った『ブレードランナー2049』。
35年振りの続編を前に、前作を予習。見るのは一体いつ以来か。
初見時はそのビジュアルが強烈に印象残ったが、話の方はなかなかに難しく…。
以来ちょっと敬遠するようになり、同じSF映画の名作でも『スター・ウォーズ』や『エイリアン』ほど慣れ親しんでないのが本音。
オリジナル劇場版、インターナショナル版、ディレクターズ・カット版、ファイナル・カット版…数あるバージョンの違いすら分からず。
なので余計な事を一切考えずに、初見のつもりで鑑賞。
ストーリーとビジュアル、どちらを先に語るか悩むところだが、やはり今も尚鮮烈なビジュアルから。
空は暗雲が覆い、スモークが立ち込め、酸性雨が絶えず降り注ぐ。
一見高層ビル群が立ち並ぶが、その陰に潜れば、人ゴミでごった返し、退廃的。
近未来と言えば藤子・F・不二雄の世界で描かれるような明るい近未来を思い描いていた初見時まだガキんちょの自分にとっては衝撃的でもあった。
今思えば、これも敬遠してた理由の一つかもしれない。
未来は何も明るい未来とは限らない…。
それを強烈なまでに知らしめた。
一度世界が荒廃したら、国も人種も無い。
様々な国や人種が入り乱れる中、一際印象残るのが、日本人だからかもしれないが、日本要素。
日本語の看板やポスター、チラシ、芸者の映像や音楽、街中のガヤも時々日本語が聞こえ、屋台のオヤジはやたらと“2つ”を薦めてくる。あの芸者の広告の薬は昔よく食べてたっけ。(懐かし~!)
監督が来日して影響受けたというギラギラ妖しいネオン街。
日本要素が『ブレードランナー』のビジュアルや世界観に一役買ってるのは、日本人としては嬉しい限り。
『~2049』でも是非、日本要素が継承されていて欲しい。今ハリウッドが贔屓してる某国色じゃなくて。
シド・ミードが手掛けたデザイン、幻想的な世界観を醸し出したヴァンゲリスの音楽。
映像センス、SFセンス、美的センス…いずれもリドリー・スコットの作品の中でも随一。
ストーリーは改めて見ても、確かに万人受けするような代物ではない。
宇宙での奴隷労働を強いられる“レプリカント”と呼ばれるアンドロイドが地球へ脱走、“ブレードランナー”と呼ばれる捜査官が追う。
SFアクションもしくはSFサスペンスのような一応のあらすじではあるが、娯楽性を期待するとKO。公開時のキャッチコピー“2020年、レプリカント軍団、地球に宣戦布告!”なんて、一体誰がどう見て、どう付けたんだ?
主人公はハリソン・フォード演じるブレードランナーのデッカードだが、やはりどうしてもレプリカントたちの彷徨を追ってしまう。
人間が創造したアンドロイド。が、彼らも怯え、哀しみ、苦しみ、血も流す。
“我思う 故に我あり”
レプリカントとは? 人間とは? 自分は何者か?
レプリカントが抱く葛藤や感情を通じて、人間とレプリカントの一筋縄ではいかない存在意義を投げかける。
それらを体現したレプリカントのロイの狂気の中に滲む悲哀。ルドガー・ハウアー一世一代の名演。
色褪せないビジュアル、テーマ性…。
改めて見て、“伝説”と評される所以が分かった気がした。
人の夢を追い求め続けるレプリカントたちは…?
あの後、デッカードは…?
『~2049』公開まで後少し!
唖然
ブレードランナー ファイナル・カット
植民惑星から4体の人造人間=レプリカントが脱走した。
彼らの捕獲を依頼された“ブレードランナー”デッカードは、
地球に潜入したレプリカントたちを追うが……。
「ブレードランナー」の5つのバージョンの最終版。
当時新しかった退廃的で混沌とした世界観は、
今見ても斬新に感じます。
大都会で孤立しているレプリカンが、
自分の存在意義を問いかけるというシンプルな話。
ルドガー・ハウアー演じる反乱者のリーダーのロイが、
敵役なのに魅力的なキャラクターでした。
それにくらべ、
主人公のデッカードは終始情けなさを漂わせています。
レプリカントたちにボコボコにされた上に、
最後にはロイに命を救われる始末です。
奴隷としてこき使っていたはずのレプリカントですが、
反逆されると人間は成す術もない姿が描かれてます。
なんせ謎が多い映画なんで、
観てる側があれこれ想像して楽しめる。
いまだに古びない
爆音祭
2019 酸性雨に煙るロスが主役
85年–86年の空前のビデオブームの頃、何度となく借りて、その度に途中で寝てしまった因縁の映画、その名はブレードランナー。
82年の公開当時のことももちろん覚えています。当時、バン・ソロで一躍有名になったハリソン・フォード主演のSF大作。高校生だったころ、部活に明け暮れて映画館で観ることは出来なかったのですが、しっかりコケたこと、覚えています。ハリソン君はスターウォーズの後、ハノーバーストリートと言う大戦恋愛映画のあと、レイダースの前後にこの映画に出たのではなかったでしょうか?
そういえばレイダースもなぜか日本ではヒットしなかった覚えがありますが。
またブレードランナーと言えば、ヴァンゲィリスのエンドタイトル。知る人はほとんどいないとは思いますが、84年–85年にマツダサバンナRX–7のCM曲として使われてました。当時はブレードランナーのサントラは発売されてませんでしたが。この30年間、私の愛聴ソングです。
さてそんな曰く付きの映画、遂に映画館で生まれて初めて通して鑑賞することが出来ました。
それも爆音上映です。幸せでないはずはありません。
あくまで主役は2019年のロスです。核戦争も無く、荒廃して行く世界を描いています。今年観たライアン・ゴズリング主演のベストガイズでは72年のロスが舞台でしたが、街を俯瞰で撮った冒頭のシーンは私にとっては対比できるようなシーンでした。最近の映画では40年前の街を描こうとして、35年前は40年後の街を描こうとして。
そして描かれる2019年の街にはなんと多くの日本語が聞こえることか。改めて観て思うとともに、80年代のジャパンパワーを感じました。
言い古された言葉ですが、訳もなく死にゆく街は魅力的です。
さてハリソン君。改めて見直して、なんと間抜けで弱っちょろいのか!
無防備な相手(女性)を背後から撃つくらいで、後の3人に関してはラッキーな展開。2049の予告編で『昔は腕が良かった』的な発言がありますが、多分そんなことはない。
但し、この映画のメッセージは明快。原作通りにアンドロイドも電気羊の夢を見ることは出来る。それをルドガー・ハルアーの顔芸で魅せてくれている。その演技に満点。
そしてハリソン君のピアノ脇の写真にも◎。でも続編が出来たことでレプリカント疑惑はあえなく払拭。
折り紙◎。これあってのブレードランナー。
ヴァンゲィリスのエンドタイトルまで楽しめました。
ファイナルカット爆音2300円その価値は、、ある! 公開当時田舎の...
ファイナルカット爆音2300円その価値は、、ある!
公開当時田舎の中2の為、またファイナルカット公開時はTV放映、ビデオ、DVD等で鑑賞済みでしたのでスクリーンで見るのは初。何度も観た既知のストーリー、なのに頬をつたう涙。大スクリーンのお陰か、歳の所為なのか?まだまだ上映予定あるようなので是非劇場へ。
ユニコーンについて少し。公開当初カットされていたデッカードがみるユニコーンの夢。そのため折り紙の意味が曖昧になり、かなりの不満を抱えたリドリースコットは次作のレジェンド(1986 トム クルーズ主演、我らがフランケン フルターことティム カリー怪演)にユニコーンを登場させたり、作品の編集権獲得、又、伝説化に一役買っているものと思われます。答えは新作の中で明らかになる筈でしょう。
伝説的な映画?
素晴らしい
爆音映画祭
サイバーパンクの神
漫画アニメではサイバーパンクの世界観を持った作品がなんとなく好きで、AKIRA、攻殻機動隊などなど、にわかながら有名どころを見てきました。なのでその作品達が影響を受けたと言われているブレードランナーを観てみる事にしました。
「え、こんな映像あの作品でも見た、こんなテーマこの作品でも見た」と既視感バリバリでした。 影響与えまくりです。つまり神なのですね、ブレードランナーは。
もはやテンプレのようなストーリーなので特に思うところはあまり無かったのですが、創造の神ということで神ポイントです。
敵のバッディが度々変わった行動をするのですが、それがあまりに奇妙でレプリカントは人間になり得ない物、と意識させられます。上手いなあと思いました。
バッディが鳩持って走るシーンは謎ですね。
ファイナルカット
253-45
時代に先駆けてこれを作ったリドリーに改めて敬意を表したくなった一品でした
映画好きになる前にビデオかテレビか何かで何となく見た(←失礼な)のは見たはずなのですが、ほとんど記憶には残っておらず・・・評論家や映画通が生涯1位にあげることも多い名作と言われても、何故かもう一度見たいと言う欲求に駆られることなく、今に至ってしまった訳なのですが、この程続編が公開されると言うことで、これを機会に再見してみました。
まあ再見とは言っても、ほぼ記憶には残って無かった訳で結局初見みたいなものなのですが、おぉ・・・物凄い既視感、って言うか普通逆なんですけど(苦笑)、この映画を崇拝している方からしたらこれ以降のこの手の映画はホント既視感たっぷりに映ってしまうのも妙に納得、サイバーパンク系SF映画の金字塔と言われるのもそれは当然ですよね、当時これを見た人は相当な衝撃だったでしょうねぇ、逆に斬新過ぎて受け入れられなかった方も多かったのでは?
とりあえず、サイバーパンク系SFを見てまず比較対象にこの映画を上げるのも、今回でようやく納得できました(遅・・・)
しかしこれ、舞台は近未来と言っても2019年って、ほとんど今に近い年代じゃないですか、現実は思いのほかスローペースで進化しているようで・・・。
それにしても、アジアンテイストな雑踏的世界観が独特で物凄く印象に残りますね、日本も入れたアジアンテイスト、こんな雰囲気の映画もこれ以降多くなったのかなぁ、日本人が見るとちょっと笑っちゃうような世界観ですけどね。
その他、様々なガジェット、そして独特の退廃的映像の世界、私レベルでは何と表現していいのかよく分かりませんが、何か凄い、これは確かに引き込まれる世界観でした。
レプリカントの悲哀っぷりもたまらない要素でしたね、前半はハードボイルド探偵物のような雰囲気に、正直もう一つ入り込めない部分もあったのですが、後半~終盤にかけては一気に引き込まれました、クライマックスのデッカードVSロイは、普通にアクション映画の様相を見せておいて、何ともグッとくる結末を用意していたではありませんか、全く無駄のないバトルシーンには思わず舌を巻きましたね。
画だけ見るとパンイチのルトガー・ハウアーにちょっと笑ってしまうのですが、レプリカントの悲哀がホントたまらなかったぁ、ダリル・ハンナが演じたレプリカントと言い、ビジュアル面もインパクト大でしたね。
たまらないと言えば、レイチェルとデッカードもですね。
レイチェルを演じたショーン・ヤングがとにかく美しかった!
変な髪形の時もそれはそれでインパクトありましたが、髪を下した姿がたまらなかった、ある意味この美しさが彼女のソレに説得力を持たせたかも、デッカードとの行方も余韻があって良かったなぁ。
まあ思いのほか地味で暗くて、好きかと言われると正直そこまで好みの映画ではないんですけど、時代に先駆けて一つのジャンルを確立したリドリー・スコットに改めて敬意を表したくなった映画ではありました、35年ぶりの続編も楽しみです。
ファイナルカット?
自分がリバイバルでみた時は…あまり思い出せないな
しかしなんかいろんなバージョンありすぎだろ。
私が好きなのは
最後は恋人となったレプリカントの女性と自然いっぱいのバカンス旅行みたいなものに行ってるところで終わり、あのテーマ曲
デンデデデンデデ
ズンズンズンズンズンズンズン
チャーチャーチャーチャー♪
でテロップ。がいいんだが
うちにあるDVDその場面がない、売りたいがあまり金にならなそう
昔は超マイナー映画で
私がみたのはなぜか普段はピンク映画をやる映画館だった
昼間から酔ったオヤジがいて、弁当食ってるし、うるせえし
最初はつまんないなあ意味もわからないしよ〜と思ってたが最後30分くらいで一気に持ってかれてのめり込んだ。
今じゃ好きすぎる映画になった。原作も読んじゃったけど、読まなくてもいいよね。まるで話が違うもの
良ければ読んでみてください、ハヤカワ文庫であるはず
しかし、続編やるとは恐れ入った。なんでいまさら?そのためのこれはリバイバルか?
この映画は雰囲気がまずね、肝なんすよね。
あと、わけがわからないとも言える雑多であまりに機械化された未来都市
特に日本のアニメ作家とか影響されまくってる。というよりほとんどパクり
誰とはあえて言わないがよ。
よく真似したなあ、特にルドガー・ハウアーを。
あの走り方とか、吠え方とかいろいろ
まだ映画が本当に楽しかった時期でした…あーあ。
続編どうすっかな、正直あんま興味ない。
未来 人間 重厚
全140件中、101~120件目を表示













