「 オリジナル版との最も大きな違いは、この最終バージョンであるファイ...」ブレードランナー ファイナル・カット 疲れたおじさんさんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナル版との最も大きな違いは、この最終バージョンであるファイ...
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オリジナル版との最も大きな違いは、この最終バージョンであるファイナルカット版は「デッカード(ハリソン・フォード)=レプリカント」という事を示唆している所と思う。
例えば、ガフ(折り紙を作る人)が最後にユニコーンの折り紙を残すシーンがある。デッカードしか知らないはずのユニコーンの夢をガフが知っている事を描写することで、デッカードの記憶が「移植」であることを示唆している。
また最後の戦闘で反逆レプリカントのリーダーであるバッティが、危機に陥ったデッカードを救出し自分の命を終えるシーンがある。寿命が尽きるのを悟り、突然、慈愛に目覚めたとの解釈が主流であろうが、短時間で人間性が変化するものだろうか。
彼は人間ではなくレプリカントなのでとの認識もあるにはあるが。
ここは「デッカードがレプリカントと分かったので命を奪わなかった」との解釈はどうだろうか。
何はともあれ、「デッカードとレイチェルは記憶を移植された次世代のレプリカントで寿命設定も変更されている」と考えると色々と辻褄が合うのではないだろうか。
映像クオリティが修正され、ストーリー/SF設定も含めて現在でも視聴に堪え得るSF映画であると思った。
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