「ようやく鑑賞。」ブレードランナー ファイナル・カット コータローさんの映画レビュー(感想・評価)
ようやく鑑賞。
最初のブレードランナー公開の1982年からずーっと気になっていたのに機会を逸しておりオリジナルは観ていませんが、どうせ引っ張ったのならリドリー・スコット監督が一番好きだと語るこのファイナル・カットをと思って鑑賞。
舞台である2019年は過ぎ去りましたが、40年も前にこの映画が作られていたことに驚きます。
当然ながら皆若く、ハリソン・フォードのカッコ良さやレイチェル役のショーン・ヤングの美しさはもちろんですが、10代のころに『ヒッチャー』で観て以来その個性に圧倒されたルトガー・ハウアーが、渋さがありつつもその若さも手伝って名刀のような鈍い光を放ちつつ醸し出す鋭い存在感にあらためて魅了されました。
古典とも言える作品ですが、それでいてその新しさにワクワク感が止まりませんでした。
AIが急成長している昨今、現実にレプリカントが現れたりしないことを祈りつつ、映画の中だけは本作のように想像力を掻き立ててくれて後世に影響を与えるような作品がドンドン出てくることを心から願います。
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