劇場公開日 2008年2月1日

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「時間すら忘れる」アメリカン・ギャングスター ibookmoriさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0時間すら忘れる

2008年2月4日

興奮

知的

幸せ

今回のリドリー監督はドキュメンタリー・モード。
ドラマ的な部分を極力廃してる。
それだけに作品の出来は主演ふたりにかかってくるわけだが、
まったく心配なし。
まばたきや、まつ毛の動きまで駆使するデンゼルは凄いのひと言。

犯罪者を警察が追い詰めていく作品だが、変化球気味で面白い。
原作は映画の後に読んだほうが良いかも。
主演ふたりが「対面」するところがカギになるが、
ふたりの演技で時間すら忘れそう。

ギャング映画、ハーレムが舞台、なのにとても知的で美しい。
楽しいや面白いとかより、ひたすら濃厚な映画空間がある。
こんな映画を観ることができて、とても幸せな時が過ごせた。

ibookmori