春が来れば
劇場公開日:2006年3月25日
解説
季節の移り変わりと共に生まれ変わっていく中年男性の姿を描いた心温まる再生の物語。主人公を演じるのは韓国を代表する名優チェ・ミンシク(「オールド・ボーイ」)。その元恋人役を演じるのは主に舞台で活躍するキム・ホジョン(「ほえる犬は噛まない」)。監督はホ・ジノ監督の助監督を務め、この作品が長編デビュー作となるリュ・ジャンハ。
2004年製作/128分/韓国
原題または英題:When Spring Comes/Springtime
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:2006年3月25日
ストーリー
主婦相手の市民講座で音楽を指導しているイ・ヒョヌ(チェ・ミンシク)。トランペッターとして交響楽団のメンバーになる夢もいつしか色あせ、酔えば親友のギョンスについ苛立ちをぶつけてしまう。かつての恋人、ヨニ(キム・ホジョン)は、他の男と結婚するというが、実は二人ともお互いに未練を残しているのだった。母親と二人暮しのヒョヌだが、ある炭鉱町の中学校で音楽指導者を募集していることを知り、心機一転、その町に向かう。中学の吹奏楽部は寂れていて、今度のコンクールで入賞しないと廃部になってしまう。次第に生徒たちと打ち解けていくヒョヌ。生徒のおばあちゃんの医療費を稼ぐためにナイトクラブで演奏したり、生徒たちと炭鉱労働者の前で演奏したり、ヒョヌは少しずつ生きているという実感を取り戻していった。そんなヒョヌのもとにヨニとギョンスがやってくる。ヨニは結婚を取りやめにしたが、ヒョヌにはそれを告げなかった。大会の日。入賞は無理だったが、力を出し切ったみんなとヒョヌの顔は笑顔で輝いていた。桜が満開のソウルに戻ったヒョヌは、ヨニに電話をかけるのだった。