捨身の一撃

劇場公開日:

解説

「10人のならず者」に続くスコット=ブラウン・プロの作品。ブラド・ワードのストーリーから「10人のならず者」のケネス・ガメットが脚色し、「地獄への脱却」のジョセフ・H・ルイスが監督した。撮影は「ミズーリ大平原」のレイ・レナハン。音楽は「10人のならず者」のポール・ソーテルの担当。主演は「10人のならず者」のランドルフ・スコット「ダニー・ケイの黒いキツネ」のアンジェラ・ランズベリー、他にワーナー・アンダーソン、ウォーレス・フォードなど。

1956年製作/アメリカ
原題または英題:A Lawless Street
配給:東宝=コロムビア
劇場公開日:1957年2月2日

ストーリー

コロラドのメディシン・ベンドの町。ここの保安官カレム・ワー(ランドルフ・スコット)は無敵といわれる拳銃名手。町に流れこむ無法者が狼藉を働くや直ちに射殺していたが、ただ1人で秩序を保つためには止むを得ぬことであった。ある日、かねてワーを敵視している劇場経営者ソーン(ワーナー・アンダーソン)が、シカゴから一団の芸人を呼び寄せた。その中にはソーンが思いを寄せる歌手のタリイ(アンジェラ・ランズベリー)がいたが彼女は数年前、すでにワーと結婚していた。拳銃に生命をかける夫に生活の安定が保てないとタリイは別居して、以来今日に至ったのだが、思いがけずめぐり会った2人は再び共に暮らそうと考え出す。タリイが姿を現わして間もなく、ワーに恨みを抱くディンゴーがワーの射殺を企てて返り討ちにされた。ワーはディンゴーの弟ドゥーリイと激しい格闘となり、タリイは以前と変らぬ夫の姿に嫌悪を感じ出した。ワーとタリイの関係を知ったソーンは怒り、酒場経営者コディと共謀、拳銃名手のハーリイ・バスカムを雇い入れた。バスカムは酒場にワーをおびき寄せ、見事撃ち倒した。医師ウィンがワーの体を運び去った後、ソーン一味は凱歌をあげ、町は無法の巷と化してしまった。だがワーは頭にかすり傷を受けただけだった。とも知らぬ町の人々は、無法者から町を守ろうと自衛団編成に乗出す。傷のいえたワーは酒場に乗り込み、バスカム、ソーンらを射殺、町には平和が甦った。ワーは2度と拳銃を保たぬ決心を固め、タリイを伴い、自分の牧場へと馬車を走らせた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く