妖婆の家
劇場公開日:1966年8月6日
解説
イヴリン・パイパーの小説を、「フランケンシュタインの復讐」のジミー・サングスターが脚色、「白昼の情事」のセス・ホルトが監督した恐怖映画。撮影は「金庫破り」のハリー・ワックスマン、音楽は「新泥棒株式会社」のリチャード・ロドニー・ベネットが担当した。出演は「ふるえて眠れ」のベティ・デイヴィス、「炎の人ゴッホ」のジル・ベネット、ウェンディ・クレイグ、パメラ・フランクリンほか。製作は脚色者のジミー・サングスター。
1965年製作/アメリカ
原題または英題:The Nanny
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1966年8月6日
ストーリー
実業家ビル・フェーンの妻バージーは病身で気が弱く、年とった乳母(ベティ・デイヴィス)を頼りにしていた。フェーン家には、精神病児を預かる学校から帰ってきたばかりのジョーイという息子がいたが、彼は何故か乳母を怖れきらっていた。ある日、父親が商用で旅行にでた留守に、ジョーイはアパートの階上に住んでいる少女ボビーと親しくなり、彼女の妹スージーが2年前、湯ぶねの中で溺死したのは、乳母のせいだと話した。数日後、バージーは食中毒で入院した。乳母と2人きりで留守番することを恐れたジョーイは叔母ペンに泊りに来てもらった。この叔母も病身で心臓が弱い。その夜ジョーイは叔母を起こしに来た。乳母が無理に入浴させようとしたというのだ。スージーの件で乳母に入浴させてもらうのを、極端に恐れているジョーイだ。それを聞いた叔母は興奮し、乳母をとがめているうちに心臓発作を起こして息絶えてしまった。この間、夢うつつに陥った乳母は不思議な独白をした。――スージーの死に自分は責任がある。その日、死に瀕していた自分の娘に会いに行った留守に、スージーは誤って湯ぶねに落ちた――。やがて乳母はジョーイを強引に入浴させた。そして、恐さのため気を失ったジョーイを溺死させようとしたが、はっと我にかえり、ジョーイを抱きあげた。数日後、乳母はフェーン家を去って行った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- セス・ホルト
- 脚色
- ジミー・サングスター
- 原作
- イブリン・パイパー
- 製作
- ジミー・サングスター
- 撮影
- ハリー・ワックスマン
- 音楽
- リチャード・ロドニー・ベネット