愚か者の船のレビュー・感想・評価
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1933年の航海
色々な人種、立場、考え、欲望…の持ち主が登場する
物語の展開上、人道的な伯爵夫人と船医の恋には
少しほっとさせられる
明日なき恋だけど
1933年はナチスが政権掌握し第三帝国が誕生した年
なので前向きなユダヤ商人と小男グロッケンの対話に注目した
温厚で如才ない商人がユダヤ人の賢明さと強さを信じていて
悲観的なグロッケンは驚いてしまう
この宝石商を演じたハインツ・リューマンに興味を持った
調べたら、ドイツの大スターだった
なのでナチス時代は利用されたし
最初の妻がユダヤ人だったりして色々詮索されていた
事情通の欧米の観客はフライタークに彼を重ねて見ていたのだろうか?
リーの最後の映画で、酔って踊る場面が面白かったが
精神的に不安定だったらしいので
ちょっと怖くもあった
そして画家カップルの芸術方面での同業であることの苦悩が
私にはオリビエと破綻した彼女の悲しみと重なって見えた
メッセージ性のある重い映画で
豪華出演者たちの活躍も見られた
(ちょっと疲れた…)
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