CUBE ZERO
劇場公開日:2005年11月19日
解説
かつてない斬新な設定とビジュアルが話題を呼んだ、ヴィンチェンゾ・ナタリの異色サスペンス「CUBE」。その完結篇となる「CUBE ZERO」は“ZERO”のタイトル通り前2作から時間を遡った序章版である。初期CUBEの被験者/管理側の2つの視点から、殺人立方体からの脱出が描かれ、「いつ」「誰が」「どうして」この箱を造ったのか? というシリーズ最大の謎がついに明かされる。もちろん目玉である殺人トラップも健在で、その残虐度はさらにパワーアップ。監督は、前作「CUBE2」で製作と脚本を手がけたアーニー・バーバラッシュ。
2004年製作/97分/カナダ
原題または英題:Cube Zero
配給:ファインフィルムズ
劇場公開日:2005年11月19日
ストーリー
薄汚れた鋼鉄製の密室がどこまでも続く空間。壁・中央の円形ハッチを開け、次の部屋に入り込んだ男は、壁のノズルから噴き出した溶解液を浴びて、苦悶の末に絶命する…。その凄惨な光景を、モニター画面を通して目撃するウィン(ザカリー・ベネット)とドッド(デヴィッド・ヒューバンド)。彼らは仄暗い一室にこもり、CUBEの管理とその中にいる被験者の観察を行う職員だった。職務に忠実なドッドは自分の仕事に何の疑問も感じていないが、コンピューターばりの頭脳を持ち、人一倍探究心の強いウィンはちがう。彼は監視カメラで目撃した被験者の若い女性カッサンドラ・レインズ(ステファニー・ムーア)が、気がかりでならなかった。CUBE内部で目を覚ましたレインズは、やはり囚われの身となっていたハスケル、メイヤーホルド、バートク、ジェリコと出会う。彼らはみんな記憶を消去されていたが、レインズだけは外界のことをわずかに憶えていた。彼女はハスケルが殺人部隊の一員だったことを見抜き、憎悪をあらわにする。間もなく一行はCUBEから脱出するために行動を開始する。しかし、各所に仕掛けられた殺人トラップが行く手を阻む。突然飛び出したワイヤーがバートクに巻きつき、彼の全身を八つ裂きにする。一方CUBE監視室。政治活動家だったレインズは、陰謀によってCUBEに強制収容されたのではないかと、疑い始めるウィン。彼は、同僚でありCUBEの秘密を知って逃亡を図ったオーウェンの“処理”を強要される。罪の意識に耐えかねたウィンはついに決起して、レインズを救出するために単身CUBE内に侵入する。CUBE内部では、レインズたちは通路で発見したアルファベット3文字の刻印を手がかりに、迷宮からの脱出を試みる。だがその間に犠牲者も続出し、ジェリコ、メイヤーホールドのふたりも惨たらしい死を遂げる。そんな中、ウィンはついにレインズを見つけ出すが、ふたりの前に違反者捜索のために送り込まれた冷酷な担当官ジャックスが立ちふさがる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アーニー・バーバラッシュ
- 脚本
- アーニー・バーバラッシュ
- 製作総指揮
- アーニー・バーバラッシュ
- マイケル・パセオネック
- ピーター・ブロック
- 製作
- スザンヌ・コルヴァン=グールディング
- ジョン・グールディング
- 撮影
- フランソワ・ダジュネ
- 美術
- ジョン・グールディング
- 音楽
- ノーマン・オレンスタイン
- 編集
- マーク・サンダース
- ミッチェル・ラッキー
- 衣装デザイン
- ドナ・ウォン
- その他
- デニス・べラルディ
- エリック・ロバートソン
- アーロン・ウァイントローブ