南極日誌

劇場公開日:

解説

南極到達不能点を目指す韓国の探検隊が、不可解な恐怖に見舞われるアドベンチャー・スリラー。主演は韓国を代表する名優ソン・ガンホ。共演は「オールド・ボーイ」のユ・ジテ、カン・ヘジョン。監督は本作で長編映画デビューを飾るイム・ピルソン。脚本を、ピルソン監督と「殺人の追憶」の監督ポン・ジュノが共同で手がけている。

2005年製作/115分/韓国
原題または英題:南極日誌
配給:シネカノン
劇場公開日:2005年8月27日

ストーリー

零下80度の極寒の中、ブリザードが吹き荒れ、昼と夜が終わることなく6カ月ごとに継続する南極。チェ・ドヒョン隊長(ソン・ガンホ)率いる6人の探検隊が、世界最初の無補給横断に挑戦している。目標は、南極到達不能点。隊員は、副隊長のイ・ヨンミン(パク・ヒスン)、ビデオと電子機器を担当するソ・ジェギョン(チェ・ドクムン)、食事担当のヤン・グンチャン(キム・ギョンイク)、元救助隊員のキム・ソンフン(ユン・ジェムン)、そして、隊長に憧れる最年少のキム・ミンジェ(ユ・ジテ)。ジェギョンは今回の探検を最後に引退し、グンチャンは戻ったら婚約者と結婚をする予定で、今まで人助けをしてきたソンフンは自分自身が目標を達成することに燃えている。みんなそれぞれの思いを胸に秘めていた。彼らは重さが100kgを越えるソリを引きながら一心不乱に前進し、太陽が沈み闇の世界になる前に到達不能点に到着しなければならない。彼らに残された時間は60日。世界中で最も困難な挑戦が始まった。探険21日目、風にたなびく古びた旗を発見する。そしてその下から、80年前に遭難したイギリス探険隊の日誌を掘り起こす。日誌に出てくるイギリス探険隊も、彼らと同じ6人。ミンジェは日誌に書いてある絵が、自分たちの姿と似ていて妙な気持ちになる。そして探険隊がその日誌を発見した後から、彼らに信じられない出来事が起こり始める。ウイルスが存在しない南極で、風邪の症状に苦しむジェギョン。突然襲うホワイトアウト状態。防寒服を着たままミイラのように乾いてしまったイギリス探検隊員の死体。吹き迫るブリザード。次々と危険な状況が続く。いつの日からかベースキャンプのユジン(カン・ヘジョン)との交信も途切れてしまい、通信設備はいうことを聞かなくなる。同時にベースキャンプに送信される奇妙な映像と非常交信音…。「助けてくれ」。やっと聞き取れるような言葉が、風の中に消えていく。目の前に現われるものは、白い雪しかない恐怖。やがてひとり、ふたり…、隊員たちが真っ白な世界に消えていく。

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映画レビュー

3.5隊長が怖い

2018年4月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

到達不能点への不安や恐怖、そこにたどり着けば過去の罪から解放されるのでは等色んな思いが狂気に変わっていくのは怖かったです!また弱い時に何か漠然としたものに、すがりたくそれを理想化し過ぎてしまう恐ろしさがあると感じました。
しかし序盤の目玉や手とかホラー的な要素の意味はあったのか。

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まこと

2.5欲張り過ぎたのが失敗原因だと思う

2009年2月4日

怖い

“南極版「シャイニング」”なーんていうコピーもあるようだが、せっかく南極という面白いロケーションを作品の舞台にしているのに、表層をさらうだけで、その魅力や恐怖に迫りきれていない印象は拭えない。

また、大した伏線もなく、取って付けたように暗示される隊長の過去など不要だったのではないだろうか? ソン・ガンホ、ユ・ジテを筆頭に芸達者なキャストが揃っていただけに、随分残念な出来だった。

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ダース平太