アルフィー(2004)のレビュー・感想・評価
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コメディとは言えない
主人公が観客に 画面から直接 語りかける演出はときどき見かけるが、
本作品は冒頭から終わりまで、ずーっと語りかける。
この手法は、どちらかというと舞台演出に多い。
映画には少し違和感を感じる。
主人公にも全く共感できないので、ただただ退屈な映画だった。
まあ、ジゴロを気取った人生を歩んできた人には、悔恨の情と共に刺さるかもしれないが。
40分頃に出てきた 爺さんとの会話だけが 観て良かったと感じる部分
男の憐れさに身につまされる男性映画
主人公がカメラに向かって心境を吐露する私小説風スタイルの、恋愛映画と云うより、身勝手な男の生き方を憐れみ、反省を促す男性映画。モテない男には無用の心配ではなく、行動と結果が予測通り行かない現実を正視出来ない男の哀れさがあって面白い。アルフィーを演じるジュード・ロウは役に嵌りその個性を出して好演。マイケル・ケインの前作を見逃しているのではっきりとは言えないが、物語の内容は古いスタイルで、現代のニューヨークを舞台にした良さは表現されていない。
女性との関係の深入りを拒み棄てる男が、寂しさに負けて女性に言い寄り、今度は自分が棄てられて傷つくという至極当然のストーリーで分かり易い。そんな主人公の独白のおちゃらけが効果的。
ジュード・ロウを愛でる映画
内容は抜きにして、かっこいいジュード・ロウと、そのイギリス英語を堪能するための映画。
ストーリーとしてはオチもなく、すっきりしない終わり方だった。
リムジンの運転手として次から次へと女に乗り移る。乗り移るといって...
リムジンの運転手として次から次へと女に乗り移る。乗り移るといっても女性上位ばかりだ。腰が悪いんじゃなくて体がもたないから・・・
シングルマザーのマリサ・トメイとは別れ、黒人の親友の彼女とも寝てしまう・・・そのうちインポになって医者に診てもらったら、治ったのはいいけど、“しこり”があると言われるし、親友の彼女から「妊娠した」と告白される・・・
次々と女を乗り換えたはいいけど、徐々に虚しさに気づく。しかも親友の彼女は子供を産んでいたというショック!親友を失ってまで「女は意のまま」を続けることが苦痛になって、過去の女を訪ね回っても皆新しい彼氏が・・・
プレイボーイが普通の生活をしたくなるって感じの映画。トイレで会ったじいさんに海岸を歩きながら相談するシーンがいい。全編通して、ジュード・ロウが観客に語りかける手法ってのも慣れてくるとなかなかいい。だけど、もうちょっと大きな事件が起きないと、面白くない・
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