エレクトラ(2005)
劇場公開日:2005年6月4日
解説
人気アメコミをベン・アフレック主演で映画化した「デアデビル」から、女性キャラクター“エレクトラ”を主役にスピンオフしたアクション・ドラマ。主演は「デアデビル」のジェニファー・ガーナー。監督は「X-ファイル・ザ・ムービー」などのロブ・ボウマン。刺客の一人に挌闘家ボブ・サップが扮している。
2005年製作/96分/アメリカ
原題または英題:Elektra
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:2005年6月4日
ストーリー
デアデビルと殺し屋ブルズアイとの戦いに巻き込まれて命を失った悲劇のヒロイン、エレクトラ(ジェニファー・ガーナー)。しかし、彼女は善の戦士の集団”キマグレ”のリーダー、スティック(テレンス・スタンプ)の超パワーによって蘇生させられた。そして彼の指導を受け、身体を極限まで鍛えあげ、武術や銃類の完璧な必勝法まで身に付け、最強のファイターの一人として成長を遂げていた。しかしエレクトラの脳裏には不可思議なビジョンが浮かび上がり、しばしば彼女を悩ます。そのビジョンには、エレクトラが幼い頃、母親が殺された光景が直結している。エレクトラ自身も、武術を駆使する悪の組織の”ザ・ハンド”から命をねらわれている。ローシ(ケリー=ヒロユキ・タガワ)という謎の男が率いる”ザ・ハンド”は、長年に渡って”キマグレ”と抗争を展開し、現在は善と悪の命運を握っているという、”最終人間兵器”である女性を捜し求めているのだ。そうとは知らないエレクトラは、人里離れた所にある屋敷で暮らし、”キマグレ”からの指令を待っている。そんな時、エレクトラの家に、13歳のアビー(キルステン・プラウド)という謎の少女が侵入してきた。エレクトラはアビーを叱りつけるが、アビーはエレクトラに好感を抱く。そしてアビーと彼女の父親のマーク(ゴラン・ヴィシュニック)から、クリスマスのディナーに誘われる。ところが、”キマグレ”からの新たな指令は、アビーとマークを抹殺することだったのだ。エレクトラは、ボウガンでアビーとマークを射殺しようとして構える。だが、母親もなく、自分の育った環境に似ているアビーと、密かに恋心を抱くようになったマークを射殺することは出来なかった。実はアビーとマークは、”ザ・ハンド”の元組織員だったが、アビーの”ある力”に気づいたマークが組織の手から逃れて逃走中だったのだ。一方、”ザ・ハンド”は、エレクトラとアビ―を殺すべく、5人の刺客を放つ。黒魔術を操るリーダー格のキリギ(ウィル・ユン・リー)と、身体に彫ったタトゥーの猛獣たちが身体から飛び出し、実体となって相手を襲うという術を持つタトゥー(クリス・アッカーマン)、人間には不可能なバランス感覚で攻撃をしかけるキンコウ(エドソン・T・リベイロ)、キスをすると相手の生気とエネルギーを吸い取ってしまう怪女タイフォイド(ナターシャ・マルテ)、鋭利な大型ナイフで刺されても、逆にナイフを跳ね返してしまうという岩のように固い体を持つ大男ストーン(ボブ・サップ)の5人だ。5人は、エレクトラの屋敷を急襲。それぞれの得意技を発揮しながら、エレクトラとアビーを追い詰めていく。対して、アビーも格闘技で反撃を試みる。そのアビーの姿を見たエレクトラは、かつての幼かった時代の姿をオーバーラップさせ、アビーとマークを命がけで守ろうと決意し、ザ・ハンドとの戦いが今ここに始まる!
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロブ・ボウマン
- 脚本
- ロブ・ボウマン
- スチュワート・ジッカーマン
- レイブン・メツナー
- 製作総指揮
- スタン・リー
- マーク・スティーブン・ジョンソン
- 製作
- アーノン・ミルチャン
- ゲイリー・フォスター
- アビ・アラド
- 撮影
- ビル・ロー
- 音楽
- クリストフ・ベック
- 編集
- ケビン・スティット