トラブルINベガス

劇場公開日:

解説

エルヴィス・プレスリーのそっくりさんを次々と不幸に至らしめてしまうヒロインが、エルヴィスのコスプレ衣装を持っている男性と恋に落ちてしまうラブ・コメディ…。監督は、低予算ながら大ヒットした「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」のジョエル・ズウィック。「8 mile」「セルラー」のキム・ベイシンガーがヒロインに扮する。彼女と恋に落ちるのは、人気テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』、「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」のジョン・コーベット。エルヴィスのそっくりさんに、パット・モリタやトム・ハンクスがカメオ出演している。

2004年製作/87分/アメリカ
原題:Elvis Has Left the Building
配給:メディア・スーツ
劇場公開日:2005年6月11日

ストーリー

ピンクのスーツに身を包む金髪の美女、ハーモニー・ジョーンズ(キム・ベイシンガー)の職業は、ピンク・レディ化粧品のセールス・レディ。販売成績抜群の彼女は、全米各地で開催されるピンクレディ販売員と顧客たちの集会を訪れ、ピンクレディ化粧品のすばらしさについて講演をして廻っている。そんなハーモニーの愛車がピンクのキャディラックのオープンカーなのは、その職業のせいではなく、エルヴィス・プレスリーが同じ車を愛していたから。というのも、ハーモニーの母親は、エルヴィスの故郷メンフィスで自動車修理工をしており、子供時代のハーモニーは母親の工場を訪れたエルヴィスとドライヴをして心を通わせたことがあるのだ。ところが、このエルヴィスとのつながりは、ハーモニーを奇想天外な運命へと導いていく。ハーモニーは、講演会に参加するために旅する途中で、なぜか次々にエルヴィス・プレスリーのコスプレをする人物と遭遇。しかも彼らはみな、思いも寄らない偶然から不慮の死を遂げてしまうのだ。ハーモニーは、彼らの死には関係ないのに、なぜか常にその場に居合わせてしまい、犯人と間違われるのを恐れて逃走する。そして、”私がエルヴィスのコスプレをする男性に接触すると、その人に不幸が起こる?!”と彼らに近づくのを恐れるようになる。が、そんなとき、ハーモニーの愛車を気に入って彼女に声をかけて来た男性が、マイルス・タイラー(ジョン・コーベット)。彼女はマイルスこそ運命の男性だと感じるが、彼がエルヴィスのコスプレ用の衣装を持っているのを発見。彼を不幸にしないために、彼から逃げ出してしまう。しかし、実はその衣装は彼のものではなく、離婚間近の彼の妻のもの。ハーモニーに一目惚れしたマイルスは、彼女を追いかけていく。一方、この”謎のエルヴィスそっくりさん連続事件”は、ちょっとマヌケなFBI捜査官コンビによって捜査されていた。彼らは現場にハーモニーの口紅跡が残されていたことから、ハーモニーを事件の容疑者として追跡していく。そして彼らが行き着くのは、ラスベガスで開催されるエルヴィスそっくりさんコンテストの会場。ハーモニーははたしてFBI捜査官の追跡から逃れることができるのか? また、マイルスは彼女を探し出せるのか?

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