「体を拘束して風呂で溺死しようとする。」バタフライ・エフェクト Raiさんの映画レビュー(感想・評価)
体を拘束して風呂で溺死しようとする。
主人公は幼い頃からブラックアウト(ストレスなどで記憶が飛ぶ)症状がある。
記憶障害の症状の緩和として医師に、日常的に日記をつけることを推奨される、そんで色々ブラックアウト起こすところを見して色々あり、大学生になってからSFは始まる。
なんと日記を読むと記憶が飛んだところの過去の自分に現在の自分の意識を投影して、過去改変ができるのだ!!このシステムでSFが始まります。
僕が一番おもしろいと思ったシーンは、後半にあるシーンで、
過去改変の一つで、悪ガキと一緒にいたずらのつもりで自分達が仕掛けたダイナマイトに子どもと母親が近づいてきてまずいと思い離れるよう言い助けようとする。
現在に戻ってくると両手の一部がなくなってて、しかも歩けない体になってたんだよね、そんで前回の過去改変で彼女だった子が別の男とくっついて幸せそうにしてたり、前半ずううううっと悪い奴だった悪ガキは子どもと母親を助けたことがきっかけで聖人になる。
主人公としては自分は不自由になってんのに周りは幸せそうにしてて、自分だけ不幸になることでみんなの幸せを守るべきか考えたのかわかんないけど
体を拘束して風呂で自○しようとする。
それで水が溜まって鼻にかかりそうなところでだった友人が助けに来て、
「トースターいれろよ」というセリフを言う。
え?え?自○を助長する発言をした?普通は死ぬなよとかそういうセリフをいうのにも関わらず、彼はトースターを風呂にいれることによる感電死をすすめる。偽善の言葉じゃなくてちゃんと自○しようとする本人の思いを尊重していて、ちゃんとツラさをわかってる人の発言で、死ぬなよとかのありきたりじゃなくてすごくエモーショナルだった。
「トースターいれろよ」の後「使わないよトースターはトミー(ルームメイト)が使う」みたいな発言をするんだけど、その返しに驚いた顔で主人公を見つめる、おまえ、そこまでまいってたのか...みたいな顔でそこもすごくエモーショナルだった。