甘い人生のレビュー・感想・評価
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ひたすら若きイ・ビョンホンを愛でる映画
ストーリー自体は、雑というか深みが感じられない。ヒロインの女性がさほど魅力的でないし、主人公キムがどこまで惹かれているのかも、明確には描かれていない。社長がキムの裏切りにあんなに恨みを抱くなんて、キムのセリフ通り理由がよくわからない。キムを殺そうとするのに愛人の女性には何もしないのは矛盾してるし。 きっかけは小さな事なのに、ひとりで全員相手に派手に殺しまくるなんてウソくさいし、つっこみどころはいっぱいある。・・・と普通ならダメ映画扱いだが、面白くないかというと、そんなことはなくて、イ・ビョンホンを目で追っているだけで全く飽きることなく、どっぷり浸ってガン見した。若きイ・ビョンホンが主役の映画は初めて観たが、とにかくカッコいい、美しい、絵になる。超人的な強さを持つわけではないけど、やられたらやり返す執念深さがハンパなく、韓国映画特有の、観てるだけで痛みを感じるようなバイオレンスシーンに目が離せない。話のチープさなど、気にならなくなっていた。また、ファン・ジョンミンが相変わらず強烈な印象を残している。この人はビョンホンみたいに二枚目ではないが、どんな役にもなりきる上手さがあり、この映画でも助演男優賞を受賞しているとのこと。 ちなみに、この24日で閉館となるシネマート心斎橋で鑑賞しました。韓国映画中心という個性ある映画館で、好みだったので閉館は惜しい限りです。何度も利用しましたが、最後にこの映画を鑑賞できて良い思い出になります。
上映されている映画館は少ないとは思うがぜひ
今年370本目(合計1,462本目/今月(2024年10月度)21本目)。 ※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。 シネマートのいわゆる「さよなら上映」の一環として行ってきました。 2004年の作品なので、いわゆる今の「韓国映画の相場」がある部分とない部分が混在している、いわば韓国映画の黎明期のような時代に作られた部分ですね。その関係、およびそもそも「(シネマート心斎橋閉館にともなう)さよなら復刻上映」という事情上、現在2023~24年から見ると、今では普通に見られる俳優さんも古い時代からいたんだなぁといったところが(全員が全員ではない)懐かしいところです。 ストーリーとしては、日本も韓国にもいる、いわゆる「反社会的組織」をテーマに、その「*し屋」を扱った映画です。映画のストーリーとしてわかりやすく、ストーリーも今のような韓国映画のように二転三転する当たり前のトリックは少なく、観る「論点」が一つか二つしかないので「見やすい映画」ではあります(逆に言えばどんでん返し等は少ないので(ないわけではないが)、そこに期待すると面食らうかも)。 調べたところ、今でもnetflixほかVODで見られるようなので色々書かないほうが良いのかな…。 韓国映画では今現在(2023~2024年)で一定数見られる韓国ノワール犯罪ものの原点というか、その基礎となったと思われる作品で、日本から見ても文化の推定がしやすいのでおススメといったところです(とはいえ、映画館で上映しているところはシネマートくらい?)。 採点上特に気になった点はありませんのでフルスコアです(復刻上映の関係上、字幕でやや不自然な点があるが、お隣の国なので文化の推定もしやすいし、その部分はストーリーの理解にあまり関係しない)。
いままでは イ・ビョンホンの良さが全く判らなかったけど、 これを見...
いままでは イ・ビョンホンの良さが全く判らなかったけど、 これを見てわかりました 最初にこれ見てたらイメージも違ってたかも 演歌とかトロットとかじゃなくて、 クラシックが似合いそうなVシネ、 みたいな感じだった シンミナの役って、 おじさんたぶらかして、ちゃんと彼氏もいて、 で、おじさんの子分にも色目使ってる的なのに、 助けてもらってるのに逆ギレとか、 ありなの?
生まれ変わったら?
原題は"甘い人生"だが、主人公の人生はまさに真逆。生まれ変わったら甘い人生を送りたいだろう。ヤクザのボスの器量の小ささが実に情けない。男の嫉妬はみっともない。好き嫌いは別れるだろうが、なかなか見応えのあるヤクザ映画だった。
殺し屋の恋…
孤高の殺し屋が恋に落ちるという決定的な描写はなく、殺し屋とボスの愛人の心の交流も描かれていないため、単なる復讐と捉えてしまう。ボスによる愛人の粛清もないし、そこが描かれれば、深みあるものになったのでは。多少コミカルに映る不要な部分もあり、レオンの世界観や、フィルム・ノワールというには甘過ぎる部分があった。
【”悪の世界で生きて来た男が抱いた初めての恋心が招いた事。”今作は、若きイ・ビョンホンの切なく憂いを帯びた端正な表情が印象的な、サスペンス&アクション&ラブストーリーである。】
■表の顔は、ホテルの総マネージャーだが、実は裏社会で生きる男、キム(イ・ビョンホン)は、裏社会を牛耳るボス、カン社長(キム・ヨンチョル)に命じられ、彼の愛人ヒス(シン・ミナ)の監視を開始する。 もし別の男がいれば殺すか、連絡するよう言われていたが、いつしかヒスに心惹かれていたキムは、彼女に男が居る現場を押さえるが、”一度だけ”と言って二人を見逃す。 それがカン社長に洩れ、キムは生き埋めにされかけたり、身の危険を招いていく。 ◆感想<Caution!内容に触れています。> ・脚本は、可なり粗い。 そもそも年老いたカン社長が、”若き愛人に男がいるのではないか。”と勘繰り、”お前は恋をしたことがないから信頼出来る。”と言ってキムに愛人ヒスの監視を任せる序盤で、その後の展開が予測出来てしまう。 ・が、そのキムを若きイ・ビョンホンが演じているので、今作は見応えがあるのである。正に今作は、俳優イ・ビョンホンの演技を愉しむ作品なのである。 ・キムは、ヒスの買い物に付き合う。 センスのないカン社長からのランプのプレゼントの代わりに、別のランプを買いに行ったり、ヒスのヴァイオリンコンサートを聴きに行ったり・・。 ー キムが今までに経験した事のない”甘い世界”である。そして、いつの間にかキムはヒスに恋心を抱くが、それは”夢の又夢”である。- ■だが、キムはカン社長が居るホテル内のバーに向かう前に、彼女が欲しがっていた赤い洒落たランプを彼女の家の前にプレゼントとして置いて行くのである。 <そして、キムがカン社長の指示に従わなかった事から繰り広げられる、凄惨なヴァイオレンス&ガンアクションシーンは見応えがある。 ラスト、キムがカン社長が居るホテル内のバーに向かい、銃でカン社長の手下を撃ち殺し、最後は・・。 だが、満身創痍の彼も又・・。 今作は、初めての恋をした悪の世界で生きる男の哀しきラブストーリーであり、その男の切なく憂いを帯びた表情を、イ・ビョンホンが絶妙に演じている作品なのである。>
尺を乗り切る緊迫感
この映画はキムジウンの最高作でビョンホンの代表作だと思う。 韓国ノワールにはヤクザの非情さと同時に、韓国社会が基調的にもっている不人情があらわれる。誰もが一匹狼。同情や依頼心が身を滅ぼす。それが映画に切実な緊張を与する。ラストスタンドが普通なアクション映画になっていたのは道理で、ハリウッドシステムではノワールが描けない。 個人的に韓国映画のベスト1のひとつ。 繰り返し見ることができる映画で、どのシークエンスにも濃い密度がある。豪腕な演出力で、長さを貫通して緊迫感が持続する。リアルな映画だが、ソヌ室長(ビョンホン)は超人的なスタミナの持ち主で、吊られてナマス切り、生き埋め、腹部メッタ刺しの窮地を脱し、一騎当千の立ち回り。リアリティを維持しつつ娯楽の枠を外さない。 導入部からスタイリッシュ。 閉店間際の広いラウンジで室長が悠然とムースショコラみたいなのを食べている。そこへ帰ってくれない与太者の報告、ちょっと問題がありまして……来てもらえませんか……。アラッソヨ。そこからロールと室長の足取りが同時進行する。ラウンジを横切り、ロビーから裏へ、厨房を通り地階へ、用心棒の詰所で若いのを拾って問題客の特別室へ。「すいません営業終了です3つ数える間に出て下さい」徒手空拳で三人の与太者を伸ばして、社長に営業終了の報告。エスプレッソ。何度見ても飽きないプロローグ。 一個惜しいのは、ソヌが組織から狙われるきっかけとなった、カン社長の愛人に、さほど魅力が感じられないこと。シンミナはきれいな人だが、清純型で、風に揺れてしまうほどではない。ヒョジュ、イェジン、ウンチェあたりならわかる。藤井美奈でもよかった。まあ好みの問題であってconsではない。 韓国へ行ったことはないのだが、韓国映画でしばしば屋台を見る。いろいろあるのだろうが、気になるのが、異様に長い串に刺さった、ふやけた食べ物。寒いときにいい感じで、ホクホク食べるのを映画で何度か見たことがある。 この映画でも、この何か知らない串のおでん風の食い物をビョンホンが食べるシーンがあるのだが、これが死ぬほどかっこいい。食べ慣れと、食べ飽きと、食事中の動物のような警戒心が同時にあらわれる。 旅行できる身分ではないのだがもし韓国へ行ったら一番やりたいのがこの謎の茹でものを食べることだ。
初めて「おじさん」と呼ばれたのはいつですか?
ちょっと気になる若い女性に「おじさん」と呼ばれたら諦めもつくだろうに、カタをつけられると思い涙で懇願されると、男は弱いものである。ビョンホンもはっきりと愛していると感情表現を前面に出さないところもいいですね。ただ、裏社会で起こるストーリーがスタイリッシュに淡々と進むので、リンチの理由・動機が弱く、「他に理由があるんだろ?」という台詞で納得するまでは悶々としてしまいました。しかも警察が出てこないので、緊張感も足りなかった。 吸殻を投げ捨てられ、突如キレたりするビョンホン。回し蹴りなど足技が得意なビョンホン。なんといっても女に不自由しているビョンホンが今までのイメージと違っていて新鮮だった。キラースマイルがいつ出てくるのかと期待してもラストまで出てこないし、この映画によって男性ファンも獲得しそうな勢いです。 残酷な描写などの映像・演出はタランティーノの影響を受けているとも思ったが、台詞の少なさからすると明かにアラン・ドロンに代表されるフィルム・ノワールの世界を意識しているのです。アラン・ドロンを思い出してからは、ビョンホンの顔に彼の顔を重ねて観てしまいましたが、やはり甘い・・・甘い顔は隠し通せるものではない。ストーリーの強引な展開や色々な要素を盛り込みと思えたので若干評価は下がるものの、この路線を続けてくれれば次回作も期待できるでしょう。 冒頭の師弟問答の意味は、ビョンホンが女を好きになったという解釈でよろしい?
世知辛い人生
ボスに自分が出張中に自分の女が(愛人)浮気してないか見張ってくれ。もし浮気してたら処理は任せる…殺せってことです… タイトルは甘い人生。でも甘い夢をみた甘くない世知辛い人生だった。 現在のイ・ビョンホンを観ても過去のイ・ビョンホン観てもクオリティーの高さに驚いたし、まさかのジョンミン兄貴(ファン・ジョンミン)まで出ててニヤリ。しかもオ・ダルスまで(ニヤリpart2) 私の中でジョンミン兄貴とオ・ダルスはセットになってるので♪ バイオレンス満載です。車のシーンはかなり見応えあります。カーチェイスじゃないカーアクションです。
男はいつまで経っても子ども。
面白かった。 イビョンホンは日本で言うところのキムタクみたいなものかな?と思ってたら全然違った。演技も上手いしアクションのキレも抜群。 そして何とも言えない表情に惹かれる。 男はいつまでも無邪気な子ども好きな女の子が出来てウキウキして、男といたらヤキモチ妬いて…ヤクザであろうとそれは変わらないと言うのが面白かった。 ラストのイビョンホンのシャドーボクシングが全てを物語ってる気がする。 「悪魔を見た」同様ラストにサプライズ的に凄い表情するなと寒イボが立つ。 監督の演出も好きで、男が熱くなる状況を作るのが上手だなと思った。生き埋めの後のシーンとか。 北野武映画にも影響受けてるのかな?と銃を受け取るシーンなんか思ったけど、日本人にはないアクションで妬ける。 今まで何で見てなかったのだろう?と後悔すらした。甘い人生叶わぬ儚い人生でした。
不器用な男の生き様。
韓国バイオレンス映画。 怖いです、本当に。 手を潰した人を土に埋めるなんて酷すぎる。 そんな事よく思いついたな。 どうして自分を捨てたのか問い詰めるシーンと 最後の優しい微笑みはとても切ない。
甘くなかった
『ラストスタンド』のキム・ジウン監督、『REDリターンズ』の(唯一の良心)イ・ビョンホンが両者とも良い仕事をしてたなということで遅ればせながら見てみました。 どちらもハリウッドのアクション大作に抜擢されるのも納得の、キレのあるアクションを見せてくれたイビョンホン、その素材を効果的な演出・アングルで撮るキム・ジウン、彼らの手腕は見事です。 なんというか、見た後こんなに主人公のことを考えてしまう作品は久しぶりでした。彼の前日譚をすごく見てみたい。有能な右腕から転落、そして復讐と彼の人生の変遷に立ち会ってしまったからでしょうか。いや、見事に立ち会わされてしまったからでしょうか。切ねェーッ。 タイトルとは裏腹に人生甘くないなと。ちなみに1番好きなシーンは銃の組み立て。名シーン。
とっても歯ごたえのある”甘さ”
全然、甘くないじゃん。。。 もっと、ベタベタのラブストーリーかと 思っていたよ。なんか、韓流作品っちゅうより、 アート系の作品っぽかったなぁ。。。 ※心残ったセリフ 〈 動いているのは枝でも、風でもない。お前の心だ 〉 〈 どうして笑っているの? 叶わない夢だから 〉 客電が点灯し、うしろを振り返った瞬間、 泣いている人、苦笑いしている人、渋面をしている人、 多種多様な表情を見ることができました。 それだけ、奥が深いと言いますか、 見る人によって、鑑賞後の感覚が、異なる作品だと思います。 ちなみにわたしは「苦笑い派」でした。 う~ん、そうきますか!!!的な感じ。 イ・ビョンホンさん、 シン・ミナさんが出演して、 この作品タイトルですから、 もっとメロドラマっぽいのかと、 勝手に想像をしていたんです。 ところが、恋愛要素はあるものの、 それは秘められた感情で、作品全体も、 音楽といい、色使いといい、アクションといい、非常に男っぽい。 シン・ミナさんも、 監督の演出なのか、 もっとかわいいはずなのに、 あえて薄化粧で、あまりかわいくしていませんでした。 なんか、すべての面において、 タイミングをずらされてしまった感じで、 あれっ?あらっ?うわっ!など、作品の、 世界に入りつつも、腰が落ち着かないまま、 気がついたらエンドロールが流れ始めていた、なんてことになってしまいました。 ◇ ◇ ・男の嫉妬 ・別の生き方(があったかもしれない) わたしにとっては、 上の2つが心に刺さりました。 ここまでド派手ではなくても、 普段の生活で、今作のような ことはあるのではないでしょうか。 第三者から見れば、大した出来事でなくても、 当事者にとっては、相手に殺意が芽生えるほどの逆鱗に触れていた。 だから、第三者側には、相手がなんでそこまで怒るのか全然わからない。 一晩悶々として、夢の中に出てくるほど、考えても理由がわからない。 それは、その人の生い立ちであったり、 過去に、受けた傷のトラウマが原因であったりすることが多いのですが、 今作のように、強い絆で結ばれていた師弟であっても、起こりうるわけでして、 まとめてしまうと、メロドラマどころか、人生教訓めいた、作品になっておりました。 ◇ ◇ 愛を知らなかった男が、初めて知った恋心。 それは、禁断の果実に、触れてしまった瞬間。 魔が差しただけかもしれない。しかし後戻りできない道へと踏み込んだ瞬間だった。 枝が動いたのではない。風が吹いたのではない。あなたの心が動いた。 それは、決して叶わない夢。彼にとって“甘い人生”だったのだろう。 ◇ ◇ 詩、風、スイーツ、 他にも、色々な小道具が出てきますが、 今、振り返ると、そのすべてに意味が、込められていたような気がします。 また、背中を映すシーンが幾つかあるのですが、 表情が見えない分、観客は想像しなければならないわけでして、 それについても、わかりにくいとの、マイナスでなく、お客さんを、 信頼してくれている、とのプラスに、受け止めることができました。 だから、最後にくる、 謎解き、のようなシーンの表情には、 今作で、唯一、目がウルッとしてしまいました。 ★彡 ★彡 この日は、 今作のあとに『悪魔を見た』を鑑賞予定。 気持ちを軽くしてから、 ヘビーな作品を見よう♪ そんな計画は無残にも崩れ去り 気持ちを重くしながら、さらに、 思い作品を見る羽目になってしまいました(苦笑)。 今作、歯応えのある、甘さですので、十分にお気をつけくださいませ。
コレで一気にスターダム‼
ビョンホンの出世作と聞いたので、これは、見なければビョンさんを語れないな~と思い鑑賞。
これ見てビョンさんに惚れない人いるの?(中にはいるだろうけど…)
仕事は、完璧。
恋に、不器用。
何このシチュ?ありきたりなのに、ビョンさんと言うだけで萌えませんか?
(腐発言)
いやいや、男の人が見ても、かっけーってなりますよ‼
正直、最後が意味不で、えーと、ポッとでのお前誰だよ‼って人にビョンさん殺されます。はい。
で、その後の…なかなか良いです。
ビョンさんをスターにするが為の映画ですかね。とにかく萌え映画です。
私の萌えポイントは、ビョンさんの襟足アップです。
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