劇場公開日 2005年2月12日

「不眠症という設定、その印象は弱い。」マシニスト アルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0不眠症という設定、その印象は弱い。

2021年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

単純

何故痩せていて、不思議な事が起こるのか。鑑賞者の興味は惹きつけられるが、もっと時間をかけての説得力と厚みがあると良い。少しショッキングなシーンもあるが、意味有り。その関連性を頭の中で組み立てるのは楽しい。

日常生活の中に安らぎと理解者を求める理由。自分を閉ざし、周囲には疑念しか無い中で、追い詰められて、さらに孤立していく。

職場に居る新しい同僚アイバンの事は、何故か誰も知らない。登録すらされていない。そのアイバンの謎を追うのがメインになるが、都度伏線があり、過去の記憶もトレースする。冷蔵庫に貼るメモも重要な鍵になるのだが、容易に想像出来てしまう内容なのは残念。もう少し、いやもっと捻りが欲しかった。

遊園地のシーンは良く出来ており、伏線含めてここから一気に急展開するのは○。脚本次第で評価される可能性があった作品。クリスチャン・ベイルの怪演が光るが、圧倒的な演技力があってこその本作。もはやストーリーは二の次と言ってもいい。このトレバーという役に魅入って欲しい。彼の醸し出す異常な雰囲気、表情は必見。

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アル