箪笥/たんすのレビュー・感想・評価
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初見で理解は難しい・・・・
支離滅裂で、何が起こってるのかわかりにくい場面が多く、登場人物が言っていることも意味がわからない・・・
もうリタイアしようかと途中で何度も思いましたw
・・・が、おすすめ映画として挙げられていたので何かあるんだろうなと思い、
我慢して見ました。
最終盤の怒涛の展開で、今までの支離滅裂さがつながっていくような感じで、
結果的には最後まで見てよかったなとは思えました。
ただ、やはり難解です。
解説サイトを見てようやく全貌が把握できました。
意味わからないまま見続ける忍耐を問われるし、とにかく難解だし、
視覚的にもストーリー的にも若干グロさを感じなくもないし・・・
ホラー・サスペンス好きなら見ておいてもいいのかなとは思いますが、
一般にはすすめにくい映画だなとは思いました。
細部に殺される全体
トリッキーで人を食ったような物語構造はパク・チャヌク以降連綿と続く韓国サスペンスの文脈に準じており完成度が高い。鏡やライトを多用したショットはさながらダリオ・アルジェントのような耽美なホラー空間を醸出している。
ただ、演出が酷い。そこは別によくある韓国映画(しかもハリウッドにルーツのあるド派手アクションとかの)を模倣する必要なかっただろ…と思う。特に酷いのは作中で最も重要といっても過言ではないラストカット。
今まさに凄惨な死が現出している一軒家に背を向けどこかへと歩き出すスミ。それを正面から捉えるカメラ。一軒家の2階の窓からはスミの背中に継母の視線が刺さる。つげ義春『李さん一家』の有名な最終コマを彷彿とさせるような不気味さが画面を覆い尽くし、そこに流れている時間がグッと緊張を帯びる。
ここで終わってくれれば…!という俺の願いは空回り、手垢のついたようなスローモーションやフラッシュバック演出がインサートされる。無論、再びカメラが屋外を歩くスミを捉えたときにはもはや先ほどまでの不気味さと緊張に満ちていた画面は失われている。なんでもかんでも長回しすればいいというわけではないが、ここまでズタズタに切り刻む意味は果たしてあるのか。むしろ逆効果なんじゃないか。
他にも、コミカルなズームやSEなど、明らかに場違いな(しかも場違いであることに必然性のない)演出が多々見られた。そのたびに興を削がれるので全体としてかなり苦痛だった。
2巡目必至(ホラー要素はスパイス)
初見は淡々と小難しい印象受ける。
序盤で「これ無理なやつかも…」と正直思いました。
変に美しく、抽象的に作って色んな考察サイトをボンボン立たせるタイプのやつかと笑
なんか登場人物達の関係の背景もよく分かんないわ。ほぼ誰も喋らないわ。唯一よく喋る人の話は中身無いわで。
それでも丁度良い所でホラー要素でドキっと引き込まれるし、何か変な違和感もあるしで
なんだかんだで観れちゃう。
途中でオチにピンときました。
すると違和感は消える!
思わずアタマから見直したくなると思うけど
絶対1回最後まで観た後にした方がいい笑
完全に最後まで観ないと全ては分からない
ようになってました。観るとちゃんと分かる
タイプの作品です。
2巡目で観る所が変わってほぼ納得。
違和感はやはり作為的なモノでしたね。
全体通して静かな映画でしたが…なるほど。
そりゃあんまり登場人物にセリフも喋らせ無い方が良いなと。
でもそれが全く不自然で無く本当巧い。
静かさがまたこの映画そのもの。
本当作りが巧いと思いました。
秀作だと思います。
お化け的なホラー要素はスパイス程度です。
そういうホラー作品では無いので求めるモノが
そっち系だと肩透かしくらうかと思います。
救いも無いです。
デヴィッド・リンチっぽい、韓国ホラーの名作
再観賞しました。
これで2回観たけど、まー難解です。
デヴィッド・リンチの影響うけてると思われる不条理な世界観。
少し『呪怨』っぽく『ミソジニー』も思い浮かべた。
『ミソジニー』は、この映画の影響うけてるんじゃ?
全編を貫く、不穏で物々しくミステリアスな雰囲気。
底知れない深い闇の中に堕ちたような、うなされる嫌な悪夢の中に迷いこんだような、そんな感じ。
韓国映画の初心者の頃に観て、感嘆した1本です。
大名作!!
『ゲスト』の名でハリウッドリメイクされたけど、このオリジナルには足元にも及ばない!!
最悪だった、あのリメイク。
もっと怖いかと思ったが。
韓国の怪談話が元ということで、怖さを期待したけれど、それほどでもなかった。薔花紅蓮伝をしらべてみたが、元にしているだけで、内容はかなり違う。映画は人間が怖い。継母の口調や行動も怖いが、長女の行いもなかなかのもの。
父親がいちばん悪いように思える。奥さんがいるのに、後の後妻になる女を家に連れてきて一緒に暮らすって、どういう神経?そりゃあ、奥さん、首吊っちゃうよ。でも奥さんも次女の部屋の箪笥の中で首吊るのはちょっとひどい。その中にお仕置きとして次女を閉じ込める後妻、閉じ込められて暴れたために箪笥が倒れて下敷きになる娘を観ても助けようとしない後妻、鬼です。
結局は妹の死を認めたくない姉が、妹がいると思い込んでいるために奇妙な行動をとる。そういうことかあ、と観ていて納得。でも終盤の継母とのドタバタはちょっと頭が混乱、袋の中は誰だったのか?
1回鑑賞→考察サイト巡り→2回目鑑賞
韓国の古典怪談をベースにしているが、構成は完全オリジナルで凄く考察しがいのある内容に出来上がっている。面白い。自分は読んでいないが、小説版ではさらに色々はっきりするらしい。
ただ、小説版でも2点ほど謎が残るようだけども。
ミステリー+ホラーだが怖さはそこまでではないので、ミステリー好きや考察班のみなさんにおすすめです。
兎に角美しい。
小津に似た映像への拘りが有る。鏡の使い方なども素晴らしい!ワンカットワンカットの使い方は溝口や中川のようで耽美主義的だ。ストーリーも凄く良く錬られていて、最後のエンデイングには感服した!
全部の謎が解けるとめちゃくちゃ納得できる
一回目見た時はほとんど訳がわからなかったが、考察サイトとか見ながら二回目見ると構成とか凝ってて、謎解き映画として五本の指に入る映画だと思った。
見た人は是非考察サイトを見てほしい。
かわいいの中に怖い
世界観がとってもかわいい。
学生時代OLIVE des OLIVEが好きだったので、ドンピシャだった。
ホラーシーン自体はそこまで怖くないけど、ほんわかかわいいの中に突然怖いが来るのがとても良い。
姉妹も透明感があってかわいい。
さすが韓国。好きな感じ。
韓国のホラーがとてもすきで見ました
苦手な人も多そうな作品だなーとも
お姉ちゃんと自分が被って
怖いのではなくて
心が痛くて泣きながら見ました
お父さんへの愛
伝わらないお父さんからの愛
最愛の妹
妹とみるお母さんの記憶
新しいお母さん…
ちょっと理解が難しいシーンもありますが
集中して見れたので何度か見返しました
そしたら納得。
ポイントを抑えながら
または2回見ると…系です
韓国のホラーの心理的な怖さ痛み
すごく好きな感じでした
両親が居て幸せな家庭に産まれた人は
この映画の意味は分からないでしょう
低評価の方々はそういう方なのかなと思います
片親の方は1度見てみてもいいかと思う作品です
前知識無しに映画館で見ましたが、とても面白かった!精神病んでる系の...
前知識無しに映画館で見ましたが、とても面白かった!精神病んでる系のギシギシする怖さでした。
€€€€€€
15年ぶりにまたDVDで見たけど、やっぱり面白い!自分の理解力が成熟したせいか(うそ)、内容が入ってきてより楽しめました。義母が◎
2021/9/19
怖い映画が見たい時にどうぞ
内容的には正直良いとは言えません。
原作を忠実に再現したのでしょうか、あーそうだったの?ってオチで、個人的にはもっとヒネリが欲しいかな。
不親切が招く大悲劇ですね。
ただ、ホラー映画をホラー映画たらしめるドキドキするシーン、手がバッと出てくるシーン等の「間」だったり煽り方が非常に良い!
呪怨とかジャパニーズホラー的な気持ち悪いホラー映画が好きな方、見たい方には合うのではないでしょうか?
かなりドキドキさせてくれます!
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