「古きよき時代のラブコメ」10日間で男を上手にフル方法 Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)
古きよき時代のラブコメ
これもたぶん、数年前に衛星でほぼ全編みてたけど。通しで鑑賞。 今日は「アイフィールプリティ」が前座、こちらがトリという、まさかのセットリスト。 目論見としては、アイフィール~で号泣し感動し、むしろ虚脱感に苛まれたところで、美味しいトンカツ定食の後のほうじ茶よろしく、こちらで一息つこうという、そんな感じ(笑)
ケイト・ハドソンって、キツめの菅野美穂って感じの顔してますよね。マシュー・マコノヒーは、SATCシリーズのL.A.回に本人役でゲスト出演(そして奇抜な俳優キャラを怪演)してたイメージ(笑)
この映画は個人的には、とにかくケイト・ハドソンの「フラれるためのイタい子演技」が笑える。もはやサイコパス。そして、賭けに勝つためにダイヤモンド級の永遠の愛を装っているマコノヒーが、結果的にものすごい包容力のある男に見えてくる可笑しさ。そして普通なら泣いて喜ぶべきその包容力に、ハドソンが心底いらだっている可笑しさ。
キャリアアップを狙う人気女性誌のライターと、代理店勤務の男。大口の顧客の担当を小粋な賭け事で決める、ラグジュアリーな人々。時代を感じる。"ストレートの白人"しか出てこないことが、こんなにも不自然なんだな。20年でこうも変わるのね。(まぁそれは同時期のほとんどのラブコメに言えることだろう)
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