「【マフィアのボスと精神分析医の可笑しなコンビ再降誕。ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタルの相性は変わらずに良いクスクス第二弾。エンドロールで流れる二人のNG集もとても面白いのである。】」アナライズ・ユー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【マフィアのボスと精神分析医の可笑しなコンビ再降誕。ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタルの相性は変わらずに良いクスクス第二弾。エンドロールで流れる二人のNG集もとても面白いのである。】
■前作で刑務所に入ったマフィアのボス・ポール(ロバート・デ・ニーロ)。刑期終了を間近にしていたが殺し屋に狙われノイローゼになった振りをして一時釈放を勝ち取る。
FBIが出した条件は、前作で彼を診ていた精神分析医・ベン・ソボル(ビリー・クリスタル)の保護観察下に置かれることであった。
一方、父を亡くしたばかりのベンは、相変わらずのポールの自宅でのやりたい放題にうんざりしつつ、ポールを職に就かせようとするが、上手く行かない。
そんな時に、ポールにマフィアのTVドラマのアドバイザーの話が来て、俄然ポールは張り切るのであった・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・前作では、ポールの精神の不安定は、マフィアだった父を12歳の時に目の前で殺された事であったが、今作ではベンの父親が亡くなり葬儀のシーンで、ポールから電話が入る所から始まる。
そして、前作同様にポールとベンの夢想癖は相変わらずにおバカに展開されるのである。
・ポールがアドバイザーになった事で、張り切って自分の部下の連中をTVのロケに多数読んだ事から、敵対するマフィア、リガッテと微妙な関係のパティ―は警戒し、ちょっかいを出してくる。
・可笑しいのは、そんな中でもポールとベンは、お互いに亡き父親の事を想い出し、抱き合って泣いたり、ベンもストレスの余りクスリを飲んでいながら、寿司屋で酒を飲んじゃうので、呂律が周らなくなったり、相変わらずにおバカコンビである。
■このシリーズの一番の面白さは、マフィアのボスを演じるロバート・デ・ニーロと、精神分析医弁を演じるコメディアン、ビリー・クリスタルの可笑しき会話であるが、今作でもその面白さは健在である。
<そして、第一作と同様にハッピーエンド(何故か、二人は無事で、敵対マフィアが摘発される。)を迎えるのである。
エンドロールで流れるロバート・デ・ニーロと、ビリー・クリスタルのNG集もとても面白いのである。茶目っ気タップリのロバート・デ・ニーロと、それに引けを取らないビリー・クリスタルの演技の相性の良さは、今作でも健在なのである。>