ロベルト・スッコ
劇場公開日:2003年1月25日
解説
実在の連続殺人犯ロベルト・スッコを描いた衝撃作。監督・脚本は「倦怠」のセドリック・カーン。原作はジャーナリストのパスカル・フロマンによるルポルタージュ。出演はこれがデビューとなるステファノ・カセッティ、新進女優のイジルド・ル・ベスコ、「倦怠」のエステル・ペロン、「夢だと云って」のヴァンサン・デネリアーズ、「クロコダイルの涙」のエリナ・リーヴェンゾーンほか。
2001年製作/124分/フランス・スイス合作
原題または英題:Roberto Succo
配給:セテラ・インターナショナル=バップ
劇場公開日:2003年1月25日
ストーリー
南フランスのトゥーロン。イタリア訛りのフランス語をまくしたてる若い男カート(ステファノ・カセッティ)は、少女レア(イジルド・ル・ベスコ)と偶然出会い、ごく自然に恋仲となる。トゥーロンを離れてしばらくたち、カートがレアのもとを訪ねてくる。久しぶりに会う彼は様子が変わっており、何も言わずレアの前から姿を消すと、思い出したように彼女の前に現われる、そんなことを繰り返すようになる。やがて、連続殺人事件を追っていた刑事たちが、その犯人としてカートに近づき始める。彼はスイス国境で、たまたま車に乗ろうとしていた女性教師を人質に、ドイツへの逃走を開始。教師が車から飛び降りた後、武装警察が包囲する中、カートはイタリアに帰郷する。その頃、レアはカートの指名手配を知り、警察に出頭。憲兵隊のトマ(パトリック・デリゾラ)の執拗な尋問を経て、カートの身元が判明。1986年5月に精神病院を逃亡したロベルト・スッコだった。まもなく彼は逮捕され、刑務所に収監。そしてある日、独房の中で、ビニール袋を自らの頭にかぶせ自殺するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- セドリック・カーン
- 脚本
- セドリック・カーン
- 原作
- パスカル・フロマン
- 製作
- ジル・サンドス
- パトリック・ソベルマン
- 撮影
- パスカル・マルティ
- 美術
- フランソワ・アブラネ
- 音楽
- ジュリアン・シヴァンジェ
- 編集
- ヤン・デデ
- 衣装デザイン
- ナタリー・ラウール
- 字幕
- 高部義之
-
Kurt Andre Roberto Succoステファノ・カセッティ
-
Leaイジルド・ル・ベスコ
-
Thomasパトリック・デリゾラ
-
Martheヴィヴィアナ・アリベルティ
-
Celineエステル・ペロン
-
Denisバンサン・デネリアーズ
-
Cathyレイラ・サッシ
-
Patriciaカトリーヌ・デカステル
-
Nadiaオリヴィア・カルボニーニ
-
L'adjoint de Thomasアメリック・ショフェール
-
Le juge d'instructionフィリップ・ボサール
-
Phillipe Cottazピエール・ボー
-
La mere de Leaカトリーヌ・ベルコージャ
-
L'Inspecteur italienダニロ・ヴィヴァン
-
L'Inspecteur adjointロベルト・モロ
-
Le juge Moroジョルジオ・マルコッツィ
-
Francoise Cottaエリナ・レーベンソン
受賞歴
第54回 カンヌ国際映画祭(2001年)
出品
コンペティション部門 | |
---|---|
出品作品 | セドリック・カーン |