9デイズのレビュー・感想・評価
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残念すぎる
替え玉育成計画
ポータブル核爆弾
クリス・ロックにはもっとコミカルに演じてもらいたい。エディ・マーフィやウィル・スミスと比べると数段落ちちゃいますね。アンソニー・ホプキンスってこんなに太っちゃったのね。カーアクションなんかは迫力あったけど、彼はアクションシーンには向きません。
全体的な仕上がりはまあまあなのですが、テロに対して正義を振りかざすCIAを描いているのは気色悪いです。世界の番犬たるアメリカを印象付けようとしてるのが見えてきますね。
アメリカが介入している国の人たちがこの映画を見たら、もっとテロは増えるのかもしれないなぁと感じました(笑)
よく まとまったアクション・コメディー
十字架の映画
冒頭のシーン、チェコの街中の映像に十字架の銅像が映る。
次のシーン、数ある美術品の中で、十字架の美術品が、最初に映る。
ケヴィンが追いかけられるシーン。階段を降りてくる人々は十字架を掲げている。
ジェイクや敵のヴァスは十字架のネックレスを付け、窓枠、CIA本部、あらゆる施設の壁の模様、ライフルの照準などいたる所に十字架が隠されている。
ジェイクがケヴィンの住まいから逃げた際に、オークスへ電話をかけた場所は「くそったれ」と「死ね」の交差点=十字架だ。
墓地には当然ながら十字架があり、金の取引は国旗が十字架であるスイスの銀行を介して行われ、ジェイクは胸で十字を切り、そのジェイクが大好きなチェスの、駒の中で一番重要な駒には十字架が組み合わさっている。
そして最後のシーンが「教会」で終わっている。
要するにそういう映画です。
ジェイクのジョークが普通に面白くて、彼以外は全員シリアスなのが良いですね。
空気のアンバランスさが楽しかったです。
アンソニー・ホプキンスは味方になるとこんなに頼りになるのかと、そして彼が「殺す」ってセリフを言うと、こんなにも怖いのかと、某博士役のおかげで本当にシャレにならないなと思いました。
十字架探しで退屈せずに見れて、なかなか面白かったです。
イマイチ
正直理不尽すぎて
アクションものとして理屈抜きにみるのであれば、よいと思います。
でもそれはアクション映画全てにいえることかもしれません。
近年、良質なアクションものも多い中、どうしても理不尽さを気にしてしまう点がこの作品には多かったと感じます。
まず主人公の軽さ。エリートの兄と違って落ちこぼれという設定なのでしょうが、世界を救うことになっても、いつまでも緊張感なくアメリカンジョークを言い続けている。
深刻な場面にへらへらしている主人公に感情移入は全くできませんでした。
そして、展開も、どうしてそこへ無事に行けたのか、とか、あまりにも強引な持っていきかたに、ハリウッド映画的要素を強く感じました。
演出が派手なら何でもよいわけではないですよね?
同じブラッカイマー印の映画でも「ザ・ロック」など良作は存在しますが、この作品は間違っても良作とは言い難いです。
相性の悪い物が混ざって不協和音となっている
総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 75
音楽: 70
名優アンソニー・ホプキンスとおしゃべりなクリス・ロック、核爆弾を巡る深刻なテロと駄目男の気の抜けた日常生活、活劇と喜劇、そんな対照的なものが無理やり一緒に詰め込んでいる。あまりに合わないものが水と油のように反発しあって、一つの作品の中で調和せずに不協和音となっている印象を受けた。色々と不自然な部分はあっても物語はわかりやすいし、活劇部分もそれなりに楽しめるから駄作というほどではないが、かといって面白いというには一歩及ばず、全体としてはやや平凡な印象。
アクション好きにおススメ!!
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