ナショナル7
劇場公開日:2002年6月1日
解説
実話を基に、身体障害者のセクシャリティをコメディタッチで描く意欲作。「プチ・カメラ」シリーズの1作として、全編小型DVデジタルカメラで撮影された。監督・脚本は本作が劇場用長編映画第1作目となるジャン=ピエール・シナピ。撮影は「キャラバン」のジャン=ポール・ムリス。出演は「今日から始まる」のナディア・カチ、「ロゼッタ」のオリヴィエ・グルメ、「憎しみ」のサイード・タグマウイほか。ベルリン映画祭観客賞、サンセバスチャン映画祭観客賞、ロンドン映画祭国際映画批評家連盟賞受賞。
2000年製作/90分/フランス
原題または英題:Nationale 7
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2002年6月1日
ストーリー
フランスにある成人のジュリは国道7号線沿いに止まっている娼婦たちのトレーラーハウスまで行き、こっそり巻き尺で入口のサイズを計る。ルネの車椅子が通れるか確かめるためだ。そして、そこで出会った娼婦のフロレルに協力を頼む。「あなたが本物の女だから」というジュリの言葉がフロレルの心を動かす・・・。すっかり元気になったルネは、施設の仲間たちとも打解け、娼婦のトレーラー村でピクニックを楽しむまでになった。イスラム教からカトリック教へ改教する、アラブ人青年で同性愛者のラバは、洗礼式の代母にフロレルを指名するが、所長は猛反対。それに対し、ルネたちは遂にデモを決行する。それが実り、洗礼式が無事に執り行われた。その後のパーティーでは、幸せそうな障害者たちの姿があった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャン=ピエール・シナピ
- 脚本
- ジャン=ピエール・シナピ
- 脚色
- ジャン=ピエール・シナピ
- アンヌ・マリー・カトワ
- 製作
- ジャック・ファンスタン
- 共同製作
- ピエール・チェヴァリア
- 撮影
- ジャン・ポール・モーリス
- 美術
- リサ・ピリュ
- セット
- エルミニア・シナピ
- ジャン・ノエル・ボレセク
- 録音
- ジャン・ミシェル・ショヴェ
- 編集
- カトリーヌ・シュヴァルツ
- 衣装デザイン
- ヴァレリー・ドニウル
- プロダクション・マネージャー
- ピエール・ドフェリーズ
- 助監督
- フレデリック・ジェラール
-
ジュリナディア・カッチ
-
ルネオリビエ・グルメ
-
ローランライオネル・アベランスキ
-
サンドリーヌシャンタル・マーヴィルト
-
ジャン・ルイジェラルド・トマサン
-
ラバサイード・タグマウイ
-
フロレルナディーヌ・マルコヴィッチ
-
精神科医(ジャック)ジュリアン・ボワッスリエ
-
ソランジュイザベル・マザン
-
所長ジャン=クロード・フリッソン
-
ジルベール神父フランソワ・シナピ
-
フランソワフランク・デマルー
-
娼婦マヌエラ・グーレリ
-
“私道”の女ジリア・パラス
-
クリスチャンジャック・ボンド
-
医者ドミニク・ラミュール
-
ファブリスニコラ・ルキュイヨ
-
セシルカリーヌ・ルパルキエ
-
ジャン・シャルルステファン・サンカン
-
調理師ヴァレリー・クリニエール
-
老人コスタンツォ・シナピ