劇場公開日 2024年4月5日

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フォロウィングのレビュー・感想・評価

全97件中、21~40件目を表示

4.5罠に嵌った男

2024年6月10日
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琥珀糖

3.5途中まで面白いけど、結末が。。。

2024年6月10日
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空き巣のコッブの哲学めいた私見が面白く、被害者と出くわすようなピンチでさえ、冷静に分析していて、デザートまで食べようとする余裕っぷりにかなり惹かれた。

時系列をバラバラにして謎を作りつつ、主人公を通してコッブのカッコ良さを魅せるような作りだと思った。

かなり面白いけど、ラストに向けてのコッブの仕掛けがちょっと出来すぎていて、いわゆる無理ゲーに思えて冷めてしまった。
ギリギリ可能と思われる一線を超えてしまうと、なんでもありの世界観に思えて熱が冷める。
なんか惜しい映画。デビュー作だから当たり前か。

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ジュンヤ

3.0実に巧なつくりあがりのクリストファー・ノーランの初長編作品

2024年6月9日
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ひでちゃぴん

3.0自業自得

2024年6月8日
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怖い

主人公は作家希望で、他人を尾行するのが趣味みたいなもの。
ある日、尾行していた男に見破られてしまうが、この男、ちょっと変わった空き巣だった。
空き巣のテクニックを教えてもらうが・・・。
ノーラン監督のデビュー作らしく一転、二転する話運びは面白い。

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いやよセブン

4.5面白く空恐ろしい「ビル」

2024年6月8日
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R41

4.0伝統と革新、創造と破壊

2024年6月8日
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クリストファー・ノーランを父親=イギリス人、母親=アメリカ人双方の気質を兼ね備えた映画監督と評する人が多いと聞くが、本当ににそうなのだろうか。伝統を重んじながら進取の気象に富む気質は、英国人の国民性そのものだからだ。そうでなければ、ビートルズにプログレッシブ・ロック、パンクがイギリスで生まれることはなかったと思うのである。

本長篇デビュー作にそのイギリス人特有の個性をあてはめてみようとするならば、モノクロ&スタンダード→伝統、時系列のいりくり→革新ということになるのだろう。とある別の映画で、ためしにタランティーノの『パルプフィクション』を時系列のどおりに並べ変えてみたら面白くもなんともなかった、という話を聞いたことがある。本作においてその時系列シャッフルが無ければ、おそらく自称作家である貧乏男の“狂気”が観客にうまく伝わってこなかっただろう。

最新作『オッペンハイマー』の中でノーランは、革新的な技術=原爆が目の前にあった時、それを使わずにはいられなくなる科学者の本能を描き出した。それは、自らに課した掟を破って同作品に初めてCGを使ってしまった“言い訳”のようにも思えるのだ。元来新しいものには目のないノーランが、頑なに守り続けてきた伝統を自ら破ってしまったからである。

一見すると、コッブなる人物に殺人窃盗の罪をなすりつけられた男の悲劇のように思える本作。しかし、ノーランにしては珍しくストーリー・ロジックが所々で破綻している、突っ込み処が散見されるのである。まるで、(部屋に飾られたモンローのブロマイドや『罪と罰』の“老婆殺し”から思いついた)売れない作家が書いた三文小説のように...警察が云うように、はなっからコッブは主人公の頭の中にしか存在しない“想像上の人物”だったのではないだろうか。

貧乏に耐えきれず、他人の跡をつけ回しては留守中空巣に入り盗みを繰り返していた男が、小説風にでっち上げた架空の人物、それがコッブだったのではないだろうか。つまり、時系列を破壊した物語の構成そのものがミスリードになっているのだ。そう考えると、映画ラストのオチを含めすべての辻褄があってくるノーランらしい、非常に緻密なシナリオといえるのかもしれない。伝統と革新、創造と破壊。2つに引き裂かれたアイデンティティを感じとるべき映画監督なのかもしれませんね。

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かなり悪いオヤジ

5.0すでにして、ノーラン節全開

2024年6月7日
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興奮

知的

難しい

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しゅうへい

3.5時間軸があちゃこちゃになる。

2024年6月6日
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知的

クリストファー・ノーラン監督の長編デビュー作ですが、いやーこの頃から才能が見え隠れしますね。

もう、デビューからすでに時間軸を操る観せ方が確立されている。時間軸があちゃこちゃなので、???とたるのに観ていくと完全につながる。
もう時間を操る魔術師ですねぇ。

内容自体は、そこまでではなく、少し退屈に思うこともあるのですが、なんだか奇抜な展開なのですよね。

これ、絶対に普通の監督では作れないよってのが伝わりました。才能ある監督はデビュー作から違うね。

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とら

3.5仕掛けまくり

2024年6月3日
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ノーラン監督の長編デビュー作。
ということもあってか、「凡庸な作品にせえへんで!」という意気込みを感じました。

たっぷりと仕掛けを施し、凝ったつくりにしているけれど、鑑賞者を置いてけぼりにしないように、そこは注意ぶかく構成しているなという印象を受けた。

作品のトーンもエレガントで◎

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peke

4.5高密度な映画

2024年5月26日
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時間軸が前後して進むため、物語の全体像を推理しながら観ていく。度々話から置いていかれそうになるが、最後には靄が晴れたような気分で終われる。

話の組み立てと人物像の作り込みがしっかり噛み合っているからこそ、全てを頭で理解できなくても、最終的には納得感を得られるんだろうか。

白黒で上映時間も短かったが、普通の映画以上の満足感。これがカラーだったり、もう少し長かったりしたら集中力が途切れていたかもしれない。

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komasa

3.5それ

2024年5月19日
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本当に必要?時系列混ぜた過ぎてそんなやつおらへんやろ、にちょっとなっているような。これだともの足らず、『TENET』だとやり過ぎ、『メメント』くらいが私にはちょうどよい。

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ouosou

4.0時間使いの達人

2024年5月16日
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クリストファーノーランの長編デビュー作面白いとの評判なのでサービスデーを利用して見た。クリストファー・ノーランは時間使いの達人だなと思いました。
結論から言うと面白かったです。
話は時系列的に並べられてない、時間が行ったり来たり、途中から何でこの人の容姿は変わったの?ここの部屋ってと…どうなってるのと思いながら見ていて、後最後にそれが明かされる。
上映前、劇場のホールで流されてた予告の最後に「騙されるな」のコピーを見てたのですが、想定外の内容に私は、騙されました。
また、音の使い方もいつも楽しまされます。観客をイラつかせるような音の使い方にオッペンハイマーの足音に通じるのではないかと考えました。
この作品の頃にはきっとメメントはもとより、インセプション、TENETなの構想も既に持っていたのかなと考えてしまいます。
ところで、クリストファーノーランは、ジャックニコルソンが好きなんでしょうか、主人公の部屋に、叩き割ったドアの隙間から覗く写真や主人公?の部屋に貼られたバットマンのマーク(ジョーカーは、ジャックニコルソン)個人的には気になりました。この映画の制作時、まさか自分がバットマンを撮るとは思ってなかったのではないでしょうか。
そして、次回作はスパイ・スリラー風SFドラマとのこと、もう期待大でしょう。
今から楽しみです。

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たーちん

4.0ノーラン監督作品をより探求する手がかりとして観るもよし、これを導入部にするもよし、な一作

2024年5月11日
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モノクロームでざらざらした映像に時代を感じますが、よくよく考えれば1998年公開作なので、カラーでの撮影が当たり前の状況のはず。「フィルムノワール的作品なんだから、フィルムもモノクロームでしょ」というノーラン監督のこだわりが主な理由、らしいんだけど、フィルム代を少しでも節約しようとした可能性も。というのも、ノーラン監督は本作を、のちのち重厚で大規模作品を手掛けるようになる経歴からは想像もつかないほどの低予算、少人数スタッフで作り上げたためです。

時間軸を操作することで次々と現れる謎、意表を突く結末など、ノーラン作品の特徴ともいうべき要素は、すで長編初監督作でもある本作にも随所に見出すことができるんだけど、彼の才気煥発ぶりを実感する一方で、なんとなく制限のかかった予算でどれだけ面白い映画を作り出すか、という試行錯誤の結果編み出した技であるかのようにも感じたり。

さすがに本作の後継が続々登場したことを知っている観客の視点では、本作の仕掛けに全くの真新しさを見出すことは困難ですが、しかし多くの観客の意表を突くことは間違いなく、「このトリックは100%見破れない」という惹句も誇張ではありませんでした。

本作以来久しぶりにモノクロームフィルムでの撮影も取り入れたという(しかもそのために特注のフィルムまで開発した!)、『オッペンハイマー』と劇場で見比べてみる、という体験ができるのも、今現在ならでは。

上映時間は約70分と以降の作品と比較して非常に短く、しかも話は濃密かつ面白いので、本作をノーラン作品の導入部として観ることもおすすめ。

また記念上映ということでパンフレットの気合も素晴らしく、10ページにも及ぶノーラン監督インタビューは圧巻です。必読!

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yui

3.5ノーラン監督作コンプリート

2024年5月10日
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ノーラン長編監督作でこれだけ観てなかったのでまずは満足。ロンドンの片隅、少ない登場人物。でもしっかり映画監督としての名刺代わりになってると思った。スケールの大きな最新作の次に鑑賞するのもまた乙。ユージュアル・サスペクツの3年後公開なんだな。最近は新しい才能の出現を見逃してるような。私の渇望が足りてないだけなんだが。

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くつむし

4.0ノーラン初長編

2024年5月7日
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公開終了間際に、公開されている事をしって滑り込み。
ノーラン、あなたは天才ですか?
やっぱり天才なんですね。あなたの頭の中がどうなっているのか見てみたいです。
そしてあなたの世界はずっとブレていないのですね。

やっぱり大好きです。

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あおい 名前変えました

4.070分でもノーランらしさが凝縮されていた

2024年5月3日
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ノーランの作品はほとんどみている。

ごちゃごちゃしているタイムライン、夢を見ているか、精神異常なのか、倒錯するようなモノクロ映像、社会から外れている主人公、最後までわからない展開。
ノーランらしさが70分に凝縮されていた。

前後関係がわからないものの、少しずつ解けていく感覚がとてもいい。

印象的なシーンも多かったが、お気に入りは、カメラがパッパと切り替わる二人のカフェのやりとりシーン。主人公も観客も惹かれていく大事なシーンであった。

短時間ながらも、観て満足でした。

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ひでぼー

3.0バットマンへの壮大な伏線…!

2024年5月2日
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散りばめたパズルを一つ一つ拾い上げ、パチリ、パチリとはめていくような感覚。
モノクロの画面が情報を伝えすぎないからか、よりストーリーに入り込める気がする。
日常生活で時たま出会う理解し難い出来事って、その時はその違和感すら魅力に感じてしまうし、なんなら生活の中に紛れ込み、ナチュラルに寄り添ってくる。そんなモノを形にするとコッブになるんだろうな。
そしてまたコッブは、次のターゲットを目指して生活の中に溶け込んでいくのだ。

荒削りながらもメメントやTENETの始まりがここかと思うと、感慨深いものがある。
TENETか理解できなかった方は、まずはクリストファー・ノーランの理解のために、この作品からスタートすると良いと思う。

最初に見た時は気が付かなかったけど、今見るとアパートメントのドアに貼ってあったバットマンのエンブレム、ここにその種を蒔いていたんだなと、ニヤリとしてしまった。

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hanako

4.0行ったり来たりからのグーっと収斂が気持ちいい

2024年5月2日
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初めは頭が追いつかなかったけど
これなんだ?おーそう言うことね、あれがそうなのねで徐々に繋がってきて最後にドーン!
普通に面白いしノーラン節をサクッと70分で堪能できるw良い映画!

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シモヤン

3.0ゴム手袋は売ってない

2024年5月1日
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知的

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uz

4.0ノーランやばいな

2024年5月1日
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相貌失認(失顔症)じゃなくても
わざと顔の印象を変えているので
少ない登場人物なのに
何人もいるような印象を与えて
観る者を混乱させてきます。

モノクロであることが
さらにそれに拍車をかけ
時系列をずらして
行きつ戻りつする事で
観る者をさらに混乱させてきます。

たった70分の卒業制作で
今のノーランの癖が全部出ててすげえですね。

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きーろ