トレーニング デイのレビュー・感想・評価
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毒を食らわば皿まで(デンゼル)!!
中盤までの善悪の境界が曖昧な感じと、観客自身がトレーニングされる感覚が凄く良かったです。ぐいぐい引っ張っていきますが、結末は普通という印象でした。「ブレイキング・バッド」ではないので、こうしないと話がまとまらないと思いますし、自分が悪の道に傾いていたのだな…と一気に目が覚める事ができて良い体験でした。自分だったらとてもやれる気はしない内容ですが、若い頃だったら、今より正義感が強くて楽しめなかった映画だと思います。現在はあまり冴えない印象ですが、フークアとエアーの原点があると思います。
悪徳警官と新米警官
デンゼルの悪役は迫力あり過ぎ
麻薬取締課に初出勤した主人公(イーサン・ホーク)、相棒で教官役の先輩(デンゼル・ワシントン)のやる事には驚かされる。
単に悪いことをする刑事ではなく、警察や検察の腐敗の先兵のようで絶望的。
そのうち殺人までやらされる羽目になり・・・。
デンゼル・ワシントンの悪役は怖い。
一日の出来事が凄まじい
善と悪の因果
デンゼル・ワシントンの悪役はハマります。
新人刑事がベテラン刑事とパトロールに出ますが、そのベテラン刑事は飛びっきり優秀で、それ以上に悪辣で、言葉巧みに自分の悪辣なグループに新人が加わるように仕向けるが・・・と言うストーリー。
デンゼル・ワシントンの魅力満載の作品です。「正義の味方」が多かった彼が、悪役を見事に演じきった作品です。
狡猾で、残虐で、軽薄で。普段の彼の役どころを考えると、ここまで悪役がハマるとは思っていませんでした。特に、最後。自分のシマだと思っていたスラムでのシーンは、彼の演技だけでなく場面の設定も含めて秀逸でした。
それでも、若干評価は厳しめにしました。理由は、デンゼルワシントンの真綿を締め付けるような狡猾さを、私は気持ち悪く感じてしまったこと。また、イーサンホーク以外の「登場する警官はすべて悪」という映画の中で、デンゼル・ワシントン以外の警官がそのまま放置されていることも、モヤモヤ感を強く持ってしまいました。
それでも、設定やストーリーもしっかりとしていて、キャストも魅力的な映画です。サスペンス好きなら楽しめる映画だと思いました。
アメリカは怖いです
若い時に西海岸に2年ほど住んでいましたが、チンピラの次に警官が怖かった。何しろ柄が悪いし、有色人種には狙って職質をしてくる傾向にある(住んでたのだいぶ前だけどね)映画の方は、デンゼルワシントンが悪役をやるわけないとの思い込みで見始めたもので、あれれ・・いったいいつになったら正義の顔が出てくるんだろう??っていう感じで観ていたら、ロシアのマフィアにハチの巣にされて終わってしまった。まったくやられました・・・((+_+)) 丸一日の、『トレーニングディ』で、イーサンホークはくたくたですなぁ。助けた女の子のIDカード持ってなかったら?その娘のおじさんがたまたま、ギャングだったから助かった??ちょっと脚本が都合よすぎで、星一つマイナス。後は結構スピード感があって好きな映画です。
人の考え方
人を利用し、人を使ってなし上がる警官と
完全な正義の塊の新人警官。
全て人を利用してうまく操り、自分に逆らえない状況を作り出して昇進させてやるなどいい、頭はキレる黒人警官。
最後にはみんなを取りまとめられてると思っていたのは自分だけで、他の人から愛想つかされてますね。
恨みをたくさん買ってるであろう、ラストはどこの国の人かわからない集団のギャングか何かに撃ち殺されてました。
警察は正義って思いたいけど、こういう悪も中にはたくさんいると思います。
犯罪者の取り締まりはしていた黒人は悪なのか、それとも善なのか。
人それぞれ味方によるのかなと思いました。
まぁ普通に飽きずに見れる作品でした。
ギャングのいとこの女の子をレイプから救ってなかったら新人警官は殺されてましたね。
狼の目
とにかくデンゼルワシントンとイーサンホークの演技が魅力的で、終始画面から目が離せなかった。
(のは嘘で、最初の30分は頑張ってみてた)
麻薬というカテゴリーの中で警察官として周りを圧政するという方法で生きてきたアロンゾが、本物の善を信じ実行するジェイクと出会い、運命は分かれた。
アロンゾの言う狼と羊、つまり善と悪の話は妙に説得力があるような無いような、自分に照らし合わせて考えてもそこまで異常な環境に身を置いたことが無いため最後までわからないままだった。
タイトルの通りこれはたった1日のトレーニングデイ。
ギャングストリートを仕切ってきた自信故か、はたまた彼の驕りなのか、最後には見事に形勢を逆転される。
最後ギャング達に見捨てられたアロンゾが愛人を見た時、目も合わせず子供を抱いて去っていった後ろ姿にこんなもんかという言葉が出た。
ていうか、本妻には4人も子供いたんかい
そういえば1回も出てないな
ただ、最後のアロンゾの家に乗り込む際のジェイクの目は覇気に満ちていて、もしかしたらこの後闇落ちなんてあったりするのかとも考えてしまうようなそんな狼の目をしていた。
が、恐らくそれは違うよねえ
狼の目をした警察官は、アロンゾとは違う形、勲章や金など自分の得ばかり考えるのではなく小さな(といってもレイプも麻薬も小さくねえ)犯罪から救う善の目をしているんだろう。
方法の違い
テーマは、麻薬取締課のあり方について。
一人のベテランは、法に触れることをしながらも麻薬の世界での大物を逮捕していく者。一人は新人で、麻薬取締課に配属の者。
ベテランのやり方を悪と捉える新人と何も分かっていない新人とがぶつかりながら物語は進んでく。
最後の括り方はよくわからなかった。どうせなら、ベテランの代わりとしてもっと法に触れるやり方でやり通す姿とか見たかった。
個人的には、新人でのやり方には限界があると思うし(例えば麻薬の匂いさえ知らないものがどうやって悪の根源までたどり着くのか)、特別な部署には特別な権限があっても良いかと思った、例えば、決められた環境下なら麻薬吸っても良いとか。実際にも、日本では一般人は銃は持てないけど、警察は持ってるし。もちろん線引きをミスるとベテランみたいになりかねないがそういうのを認められる周りの柔軟さも必要なんだと思う。
壮絶なワル
これまで見てきた、デンゼルワシントンって大概、いい人の設定だったが、この作品ではその印象が覆された。最後のオチで実はいい人だったなんて話しを期待したが、最後の最後まで最悪の刑事。ラストで主人公の若者刑事が家の玄関口に向かうシーンがあり、そこからちょっとしたホームドラマが展開されるかと思ったが、そんな甘っちょろい話しは微塵もなく、ハードボイルドな緊張感のまま、拍子抜けするくらいあっさりエンドマークとなったのは逆によかったかも。少しの救いは最悪デカが愛人の子供に語りかけるシーンだろうけれども、間際の長演説の情けなさがこの最悪刑事に対する嫌悪感をやっぱり募らせてくれて、気持ちよく、銃撃シーンを見ることができる。ほんと、脚本が秀逸。今の時代では、多分、ウケなさそうだが。
デンゼル・ワシントンの新境地とイーサン・ホークの誠実感
題名に騙されてはいけない
緊張感ある展開
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