劇場公開日 2001年10月20日

「必要悪」トレーニング デイ オレさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0必要悪

2016年7月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

地方出身の新米刑事が大都会ロサンゼルス警察の麻薬取締課に配属され、ベテラン刑事のもと仕事のいろはを学ぶ1日を追った作品。

ありがちな刑事バディムービー。と思いきやいつまでも縮まらないギスついたお互いの距離感。最後の最後までホントはこの人良い人なんじゃないか感を醸し出すデンゼルワシントンの悪演技にそわそわ笑。
そして相棒のイーサンホークがだんだんデンゼルに対する不信感でねじ曲がってきてそわそわ笑。

まさに目には目を、悪には悪を、な考えを持つアロンゾ。必要であれば規則は破る、市民の家を偽の令状で家宅捜査する、金のために友人を殺す。後半はほぼただの悪人。それを正義と胸張る様はある意味狂っている。

狼を倒せるのは狼だけだ
このセリフが彼を象徴していたなと感じた。狼を倒すために狼になったアロンゾは最後は倒される側の狼になってしまい、みんなから嫌われてしまった、オオカミ少年的な意味も入った狼になってしまったんだなと思った。

刑事バディ作品としては異色作。最後はアロンゾに打ち勝つもなんだかやりきれない終わり方に。それにしても飴と鞭がうまい役だったなぁ普通に上司でこんな人いたら信頼してしまいそうで怖い笑。

オレ