O(オー)(2001)のレビュー・感想・評価
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何でもこなせる人の気持ち
「何だって器用にこなす便利な選手だ。本当のMVPは俺だ!4年の間、陰でサポートしたのにふざけんじゃねぇ!」 元はここから来てる話し。目立った人ばかり取り上げちゃいけませんね。しっかり言わなきゃ!器用貧乏って言葉を思い出した。だから「わかる、わかる。」そう思いながら観ちゃいましたね。野球なんかでも2番バッターがMVPとか難しいでしょうが、繋ぐ(犠牲になる)お膳立てがなければ勝てませんもん。 「どうして金持ちの坊ちゃんてのは我慢ができねぇんだ!何かを得るためには時間が掛かるし犠牲が伴う。甘えるんじゃねぇよ」 主人公が発する言葉に共感しながら観てた前半。 そしてプレーも恋も、どんどん狂っていく黒人選手。。。見てられないくらい嫌な展開が続いたので「後味だけはスッキリさせてほしいな」と思いながら観てました。 嫉妬が重なった。 ・父は僕の努力を評価せず、目立った活躍をした黒人を評価した ・好きな女まで彼に気が向くやるせなさ ・彼はスカウトされる。それに比べて自分は・・・ シェイクスピアの「オセロー」を現代風に再現したそうで・・・それでも救いようがあるアレンジで終わらせてほしかったな。だって「そんなぁ・・・こんなの嫌だ」て気持ちが充満してて後味が悪すぎたから。 活躍した黒人とはいえ、お嬢さんが付き合うかなぁ・・・好奇心や一時の憧れの要素が強く思え、そこが高校生といえば有り得る設定かもしれませんが、個人的には強引に差別問題を取り入れた印象があった。 本編自体は90分にも満たない短さなので、良く言えばサクッと観れるけど、その分、展開が強引になってしまうのは仕方ないですね。でも、これでいいんです。だって、緻密な計画シーンとか作って映像にしたらマネする人いそうで・・・だから強引な展開にして一安心。 何か、無理矢理よかった点を探してレビューを終わらせていただきます。。。
高校生だからこそリアルな物語だと感じた
(ただの感想です)あたしも嫉妬心に苦しめられた経験があるので、この映画の宣伝を見て 気になって見てみました。 バスケで優秀な黒人を見ている主人公の気持ちが、正直分かってしまい、 辛いなぁ…と思ってました。 嫉妬心だけで、初めは小さな嘘で 周りを壊そうとしますが、 主人公の心の闇がどんどんでてきて 自分でも止められなくなってしまいます 小さな嘘が大きなものに変わっていく所が面白く どんどん話に吸い込まれてしまいました、 嫉妬心というのはとても怖いもので 自分で制御していかないといけないものだと実感しました。 まだ未熟な高校生だからこそ 実際に起こってもおかしくないような話だと感じました。 個人的に アメリカの銃社会は本当に危険だと 思い知られる映画でもありました。
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