「御伽話というよりマックスとヌードルス」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ hoさんの映画レビュー(感想・評価)
御伽話というよりマックスとヌードルス
大作、どこかで観たようなエピソードが散りばめられている、が、こちらがオリジナルになるはず。
禁酒法時代の移民が生きたストーリー。
当時の日本はどうだったか?明治から大正にかけてアウトローは闇市、赤線、賭博で稼いだと思うが、それのニューヨーク版か。
見所はどこか、カタルシスは?であるが、男の世界観に尽きる。
歴史、或いはゴッドファーザーのような社会史というほど深いものはなく、どちらかというと友情、奇妙な友情、生き様。カタルシスはそれでも笑うオトコの生き様。
特にデ・ニーロ作品はこのようにハッピエンドというより哀愁漂うかく生きるべし、というのが多いが本作もそれ。
大作なりの見事な作り込みで珠玉の4時間。これはゴッドファーザーなどとも並ぶ愛を注いで良い作品ではある。
あとはやはりジェニファーコネリーか。思春期特有の幼さと大人っぽさが素晴らしい。
では☆4かというと、そーはならないのは、個人的な嗜好の問題。デ・ニーロものとしてある種のパターンにピポットしてしまった。
作品としては4以上。
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