劇場公開日 1948年6月1日

我等の生涯の最良の年のレビュー・感想・評価

全17件を表示

4.0An Epic Drama on the Start of Post-War Suburbia

2023年7月27日
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鑑賞方法:VOD

A reminder how thought-provoking classic films were on real-world societal phenomena. After WWII, three soldiers catch themselves on a flight back to the same hometown. They struggle to readjust to their daily lives and romances put on standby. There is tension in their communities regarding the justififcations and outcomes of the war. More dynamic than the usual news propaganda of the era.

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Dan Knighton

4.0映画終活シリーズ

2024年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

1946年度作品
アカデミー賞最優秀作品賞7部門受賞
ワイラー作品三作品目
50年代に「ローマの休日」、60年代に「ベンハー」と
1940年代40歳半で若さも感じさせる展開
シリアスな物語をほのぼのと伝えてるところがワイラー的か
結末が楽観的にも感じられるが…

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あきちゃん

3.0きつい現実なのに温かい

2024年2月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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Bluetom2020

4.0【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】 太平洋戦争...

2024年2月4日
PCから投稿

【following様の鑑賞リストから選んで観てみた】
太平洋戦争が終わった直後のアメリカ。
3人の帰還兵におきた、新聞には載らない悲喜劇。

ホーマーは元海兵。
搭乗艦の撃沈で両腕先を失うも、義手を器用に使いこなし「マッチの着火からビールの栓抜きまで余裕だぜ♪」とにっこり。
しかし、それは戦友との間でのみ、見せられる余裕。
両親やフィアンセから奇異に見られることを怖れるあまり、どう振る舞って良いか分からず萎縮してしまう。周りが気を遣えば使うほど「憐れみはごめんだ」と距離を置いてしまう負のスパイラル。普通がわからず戸惑う双方がつらい。

アルは元歩兵軍曹。
帰還を妻や娘・息子に歓迎されるが、成長した長男からヒロシマに対するリベラルな見解をブツけられ、面食らう。
復職した銀行では副頭取に執り立てられるが、同じ境遇である復員兵への融資を"拒む"立場に着いたことに悩み、後ろめたさを抱くようになる。

フレッドは元空軍大尉。
従軍中は切れ者として名を挙げたが、爆弾落としのスキルを活かせる仕事などあるはずもなく職にあぶれ、かつてのバイト先で、かつての後輩の配下で働くハメに。プライドを殺し傷だらけで働くも、見栄っ張りで夜遊び好きな妻からロコツに見下され、虚無感を深める。
また、戦中の体験から悪夢に苛まれるも、その苦しみを打ち明けられず苦しむ。

遠征先の"非日常"に慣れ、心安らぐはずの故郷"日常"とのズレに戸惑い、悩み、蝕まれてゆく3人が、互いに励まし合い、周囲の人たちと馴染もうと足掻き、本作のタイトルが表す心情にまで到達するドラマは深い感動を呼ぶ。間違いなく。
しかし、見終えた後にホッとした溜め息が出ず、言葉に詰まるのは、幸福な物語の外側に流れる悲惨な物語たちを想像させられるから。
本土を丸焼けにされた当時の日本の方々にとっては、復員兵と故郷の家族との心的距離は、さらに埋めがたいほど離れていた。
それに、『ジョニーは戦場へ行った』のような境遇の人もいたはずで、もう私はほんとにああいうの、考え出すとダメです。

うぅ。

技術的な話に無理矢理引き離すと、印象的なシーンがたくさんあり深く没入できた。
寄ってもウエストショットまでの、一歩引いた画。
それでも、ホーマーの実家のシーンはどれも息をつめて見てしまう緊迫感だし、
ある問題を巡りフレッドとアルが一歩も引かず火花を散らす場面を、シンメトリーな画で見せきる技はシンプルながら効果的。

ホーマーが叔父ブッチとピアノを連弾するところは涙が出た。習得までに掛かった時間、居場所を作ってくれた叔父への感謝、大好きな人たちの前で打ち明けられない本心が、楽し気な音になって流れ出る。
そうそう、BGMによる心情表現も見事。悲しみから歓びから怒りから切なさへ、一連の音楽が導いてくれるので驚いた。ほんとスゴい。

半面、アルとフレッドが各自の問題にブチあたるまでが、冗長に感じた。
登場した時から問題を提示している傷痍軍人ホーマーと比較して、ですけど。
あと、彼らを取り巻く女性たちが演技過剰に感じられ、それが魅力的に映える時もあれば、オーバーに思えて冷める時もあった。こういう映画見慣れてないので、当時のスタンダードな演技がわかんなくって。
なので、私の所感としてマイナス☆1。

約3時間、ちょっと1日では見切れなかったので何日かに分けたけど、
それでも私なんかでは手に負えない、どう言っていいか分からない映画。
観て良かったことは確か。他に得難い映画体験。
そのうえで、何回も見直すのはキツいから、どこかで本作を鑑賞された方々に出会ったら、言葉を交わして理解を深めていきたい。
そのためにも、忘れない一本。
とりあえず「観ました」記録と、言葉をため込んでおくと寝られないので(^^;)、乱文投稿まで。失礼致しました。

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雨丘もびり

4.0「生涯で最良」とはそういうことか!

2023年6月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

幸せ

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A.Camelot

4.0最近見た過去の名作映画

2022年5月8日
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ジョニーデブ

4.0「彼らは英国とソ連をぶちのめしたかっただけだ。 アメリカが邪魔しなきゃ、きっと勝ててただろう」

2022年5月5日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

このセリフには驚きました。
あの戦争の真実を当時のアメリカ人は理解していたのです。
アメリカの参戦がなければ日独伊の枢軸国は間違いなく勝っていました。
アメリカ世論は戦争絶対反対。
ルーズベルトは戦争をしないことを公約に掲げ当選していました。
従って、アメリカが攻撃されない限り参戦は不可能だったのです。
ご存じの通り、山本五十六の真珠湾攻撃によってアメリカの参戦が可能になりました。
誰もが反対した真珠湾攻撃を強行した山本五十六。
国賊以外の何物でもない。
帝国陸海軍はアメリカとの戦争は避けるというのが基本方針でした。
当然です。
アメリカと戦って勝てるわけがない。
子供でも分かることが分からない男に連合艦隊司令長官を任せたのです。
帝国陸海軍の戦略は南進して石油を確保した後、インド洋を制圧。
これでイギリス、ソ連、中国の補給を絶つことが出来ます。
そして中東でドイツ軍と合流し、中東の石油を日独で山分けする。
この戦略が実現してれば、インパール作戦を待つことなくインドは独立していたでしょう。
大東亜戦争は無謀でも何でもなく、十分な勝算があった日本。
真珠湾攻撃さえなければ、歴史は変わっていました。

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馬券師

4.0日本からしたら敵だった彼らにも、彼らの闘いがあった

2022年4月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

恋愛模様もいいのだが、個人的には退役軍人のその後について

もっと焦点を当てても良かったのではと感じた。

戦勝国アメリカでも、死んだ軍人は犬死だったというような

意見があったことは知らなかった。

軍から表彰を受けた元敏腕飛行士が、軍用機を廃棄する仕事に就く。

前に進むために、過去を自ら葬り去る。

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藤崎敬太

3.5マリー(バージニア・メイヨ)の様な女性しか周囲にいない不幸。

2022年4月7日
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マリー(バージニア・メイヨ)の様な女性しか周囲にいない不幸。

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J417

4.0勝ってもそれなりに辛かった戦後

2021年9月1日
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知的

幸せ

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everglaze

4.5誰かに愛され受け入れられる幸せ

2021年8月25日
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幸せ

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こころ

5.01946年ごろのアメリカ中流階級

2021年8月20日
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akkie246

5.0復員兵

2021年8月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

復員兵3人が帰郷する飛行機で一緒になる。
一人は実家に帰ると妻は街出ていて、ホステスをしているとのこと。
両手を失い義手の男は、愛を貫く婚約者に素直になれない。
もう一人は銀行員で優しい独身の娘が・・・。
戦場から生還した男たちに、優しく寄り添う映画だ。

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いやよセブン

4.5ちゃんと「反戦」になっている

2021年8月12日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

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Haihai

4.5戦争は勝った方にも人生に大きな問題を残していく。三者三様の帰還兵を...

2021年1月2日
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鑑賞方法:VOD

戦争は勝った方にも人生に大きな問題を残していく。三者三様の帰還兵を通じて何気ない日常の大切さと幸せが伝わってくる。
新春を迎える朝に相応しい素敵な映画だった。

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tsumumiki

5.0良い映画に巡り会えました

2018年6月28日
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長い単身赴任を終えて家庭に戻った日の頃を思いだし身につまされました
胸が震えました

フレッドのお父さんが読む勲章の感状
書いたのは空軍中尉ドーリットルと字幕にありますが
正しくは空軍中将です
日本空襲を指揮し降伏に導いた米国からみたら超有名な英雄の将軍です

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あき240

4.5愛は障害を乗り越える?

2018年5月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

ウィリアム・ワイラー監督の大傑作であると聞いていたので観てみた。今期大戦の3人の帰還兵が懐かしい故郷に戻って三者三様の道を歩む、というのが枠組みのようだ。空軍大尉でパリッとした軍服に身をつつむフレッド、中年の妻帯者で元銀行員のアル、両腕を失った傷痍軍人のホーマー。各人不安げに家族と再会するが、アル以外は無事帰還の喜びに本心から浸れないようだ。無節操で教養のないフレッドの妻は間男と出奔、両腕にフックを取りつけたホーマーはその家族と恋人に悲しみを与え、自らは引きこもりになる。アルは前の銀行に復職。フレッドは就活に追われる。やがてフレッドにアルの娘ペギーが恋心を寄せる。かような舞台設定で何を言わんとしているか、思うに、やはり真っ当な恋愛には多くの場合、障害物がはばかることだ。これは普遍的な現実だと思う。それを乗り越えて結ばれるまでの過程が俎上に乗ったときが物語として面白くなる。だから時代をさかのぼっても下っても重いテーマとして繰り返し扱われるのだ。その障害物として、たとえば身分の違い、貧富の差、病気など、挙げればきりがない。いつだったか「余命何ヶ月の花嫁」などという映画があった。アンドレ・モーロワは「美しいものはすべて自然でない」といった。だからこそ人々はこぞって鑑賞し涙するのである。この映画も定石通り、ホーマーは無事、結婚でき、
フレッドとペギーは永遠の愛の契りを交わすのである。

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細谷久行