劇場公開日 1998年12月5日

「芝居を観る楽しさが勝る映画」私の愛情の対象 Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0芝居を観る楽しさが勝る映画

2020年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ゲイの男性を愛してしまった女性の自分探しをテーマに、新しい生活形態を様々な人々で描いた、如何にも現代のニューヨーカーが持つ新理想主義を感じさせる作品。性の解放が充分行き着いた後は、心の安定を求めてのパートナー探しが恋愛至上主義の中核を成すということか。ジェニファー・アニストンの自然体で誇張のない演技で主人公の気持ちが素直に伝わってくる。ブロード・ウエイでお芝居を観る楽しさを疑似体験できる、映画としての魅力より演劇の色彩が勝った作品だった。

Gustav