ロマノフ王朝の最期

劇場公開日:

解説

帝政ロシア最後の王朝ロマノフ家のニコライ二世とその一族の最期を描く。監督は「炎 628」のエレム・クリモフ、脚本はセミョン・ルンギンとイリヤ・ヌシノフ、撮影はレオニード・カラーシニコフ、音楽はアルフレッド・シニートケが担当。出演はアレクセイ・ペトレンコ、アナトリー・ロマーシンほか。

1981年製作/ソ連
原題または英題:Agony
配給:松竹富士クラシック=松竹富士
劇場公開日:1987年9月12日

ストーリー

1916年、ロシア。時の帝政ロマノフ王朝は、第一次大戦の敗退によって、国家経済を破綻させた。帝政から離反する民衆。各地で暴動が頻発していた。政府は帝政を守るべく高揚する民衆の革命的な動きを虐殺をともなう強力な弾圧で抑えようとしていた。ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ二世(アナトリー・ロマーシン)は、内気で政治よりむしろ絵を描くことなどに興味を惹かれていた。一方、皇后アレクサンドラ(ヴェルター・リーネ)は、身近なヴェルボワ公夫人(アリーサ・フレインドリフ)と共に、現実と遊離した神秘的宗教に熱中していた。そんな時、農民出身の修道僧であるグレゴリー・ラスプーチン(アレクセイ・ペトレンコ)が現われ、各地で神の啓示を説いて歩いていた。ペテルブルグへと出た彼は、やがて上流社会に入り込み、アレクサンドラ達の信用を得て宮殿に出入りするようになる。彼女を通じてニコライ二世をも、心服させるようになっていく。こうして、ラスプーチンと、彼の周りに集まってきた山師や取り巻きが絶大な戦力を手に入れるようになった。しかし、第一次大戦に入って敵局が悪化するにつれて、ラスプーチンの横暴ぶりを非難する人間たちも増えていった。正教会の神父たちも彼を糾弾しはじめる。一度は首都を追われたラスプーチンだったが、再び皇后アレクサンドラに強烈な暗示を与え、奇跡的な復帰を遂げるのだった。皇后が神として彼を崇拝するために腐敗政治のたてなおしに苦心する人々の間で、ラスプーチンの暗殺計画が進められていた。皇帝のいとこのパヴロヴィッチ大公(S・ムチュニコフ)とユスーポフ公爵(A・ロマンツォフ)だ。1916年12月、ユスーポフ公爵の美しい妻イリーナに会うために別室で待っていたラスプーチンの酒に毒がもられた。しかし毒は効かず、ユスーポフ公爵たちは彼に銃を向けた。数日後、彼の遺骸がネヴァ河で発見される。埋葬の日、ニコライ二世は、皇后と共にラスプーチンを複雑な気持ちで見送っていた。やがては彼らも断頭台の露と消えていくのだった……。

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映画レビュー

2.0・ロマノフ王朝というよりラスプーチンの話だった。原題が知りたい ・...

2020年1月11日
iPhoneアプリから投稿

・ロマノフ王朝というよりラスプーチンの話だった。原題が知りたい ・特典の歴史フィルムはカタカタという音だけで興奮した。すごい

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小鳩組

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