「伝説の女優の代表作」ローマの休日 トキさんの映画レビュー(感想・評価)
伝説の女優の代表作
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映画好きとしてこの作品を見ないわけにはいかないだろうと今更ながら初視聴。 オープニングで王女が各国訪問中のシーンでラッパ吹きながらダッシュしてるローマの狙撃連隊の方々の肺が心配になる…。
勝手なイメージから純愛物のストーリーかと思いきやガッツリとコメディタッチでアン王女を演じるヘップバーンが大暴れ。
タバコ吸うわスクーターをノーヘルで乗り回すわギターを人の頭叩き付けるわで良い意味で予想を大きく裏切られました。
あんなスタイル良くて綺麗な女性なのに中身は思春期の少女の様に無邪気で明るくて…世の男も女も彼女に夢中になった理由がよくわかる。 てか本当にスタイル良すぎ。 ウエストどうなってんだホント…。
当時のローマの住人の姿や街の活気は少し羨ましく感じた。 スクーターをノーヘルで2人乗り出来ちゃう所なんかは危険だけど、それが何故か自由を象徴している様にも見えた。
これまで王女としての責務に追われ、周囲に過剰なまでに守られ自由がなかったアン王女を見た後だと、自由と危険、不自由と安全は一方が増えればそれに比例する物だと感じた。
モノクロでも十分楽しめたし今後も何度も見る作品になると思うけど、いつの日か新たに映像技術が発展した時にヘップバーンの美貌や劇中のローマの姿をカラーで見てみたいと心から思える作品でした。
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