「切なさ二倍の終盤・・・」ローマの休日 やきすこぶさんの映画レビュー(感想・評価)
切なさ二倍の終盤・・・
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午前十時の映画祭にて鑑賞しました。
この映画、別れのシーンが二回有ります。
ちゃんと言葉を交わせる別れと、他人のふりをしなければならない別れです。
特に後者は、笑顔なのに切ない。主演のお二人、流石です。
別れのシーン二回で、切なさ倍増です。
なのですが、少ししっくりこない所もありました。
アン王女がジョーに惹かれるのは、何となく分かります。
ただ、ジョーの気持ちの変化が、自分には上手く感じ取れませんでした。
叶った願い事が貼られた壁の場面では、少しずつアンに惹かれつつあるのかと思いました。
でも、船上パーティーの場面に至っても、躊躇なく隠し撮りに協力してる様に見えました。まだ惹かれていなかったのかと。
ラストシーンの哀愁ただようジョーの姿を見る限り、最終的には深い恋愛的な好意を持っていたと思います。
しかし、船上パーティーから別れまでに、そこまで愛情が深まるイメージが湧きませんでした。
これは、自分の鑑賞スキルの低さ、また恋愛経験の足りなさによるところが大きいかもしれません。
なので、切なさが割り引かれました。
名シーンの数々や、印象的な台詞はとても素敵でした。
この映画をスクリーンで観れて良かったです。
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