レッド・スコルピオンのレビュー・感想・評価
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平凡なアクション映画か?
みなさま、おなじみのドルフ・ラングレンが主役。彼は実はスェーデン人で極真空手の猛者。しかし、映画ではあまりキレのあるアクションを披露することをなかったのが残念だった。
それと「レッド・スコルピオン」の意味は、映画の中でアフリカのある部族に左胸に彫ったサソリの刺青(いれずみ)のこと。刺青を彫ったことで、もともと所属していたソ連の特殊部隊のスペツナズのためではなく、部族や自分のために戦うと誓うようになった。で、スペツナズの認識票を砂漠に放り投げる。
それと、ラングレンが暗殺するはずの部族のトップを簡単に暗殺しそこねるのだが、何だかなぁ・・、と思った。その後に、ソ連とキューバの連合軍がヘリコプターや車両であっさり殺したので「ラングレンの出番はいらなかったじゃん?!」と思った。
ソ連とキューバ軍とアフリカの部族が戦って、最終的に部族が勝ったけど、火力が違い過ぎるのに勝てたのがちょっと・・。ソ連・キューバ連合軍はヘリや戦車(T34-85)を持ってるのに、部族は機関銃くらいなんですけどね。
それと、映画には珍しく、ヒロインが全く出てこないのはアフリカが舞台の戦争映画だから仕方ないか? 黒人女性は出てきたが、白人は出てこなかった。
あとは、映画に出てくるのは珍しいソ連のT34-85が出てきて、大砲をぶっ放すのは痛快だった。最終的には破壊されるんだけど。
戦争映画(紛争映画?)としては、安定して観ていられるけど、それほど面白くなかったかな。まぁ、ラングレンに免じて星は3つと言うことで。
ランボー?
いきなりカルンダは見つかった。ソ連兵から救って、アメリカ人ジャーナリストをも連れて旅するニコライ。まぁ最初から、面白みのないストーリーだ。すぐさま『インディ・ジョーンズ』のパクリっぽい映像が連続するし・・・
とにかく「ソ連は悪い国だ!」というメッセージがガンガン飛び出てくる。しかもアメリカ人からこの言葉が出てくるのはいかがなものか。冷戦終結直前の映画なので、ソ連に対する罵倒はラストチャンスだったのだろう。自分たちのことを棚に上げて、アメリカこそが正義だというとんでもない映画であった。あのアメリカ人がいなければ1点上だったかな。
串刺しによる拷問なんかは痛さが伝わってくるほど迫力があって良かったけど、ラストがランボーの物まねだから・・・つまんないです。
すごいマシンガン撃ちたい
スペツナズのドルフ・ラングレンが、アフリカで上官にひどい扱いを受け、解放軍となる。
そもそもラングレンの任務がアフリカのリーダーの暗殺だったのに、戦闘ヘリによる銃撃であっさり暗殺に成功するので、そもそもの任務の意図が分からなくなる。その失敗で裏切り者扱いで拷問死させられそうになり踏んだり蹴ったりだった。
ロシア軍と協力してアフリカで悪さをするのがキューバ軍で、キューバにはいい印象しかなかったため驚いた。本当にロシアと組んでアフリカで悪い事をしていたのだろうか?
ブッシュマンみたいなおじさんとラングレンが仲良く旅をする様子は微笑ましかった。
ラングレンのアクションはもっさりしていて、売れなそうな感じがした。最後に使うすごいマシンガンは楽しそうだった。特に美女も出ず男臭くストイックな映画だった。
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