「ジャック・ライアンシリーズ」レッド・オクトーバーを追え! kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャック・ライアンシリーズ
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米ソ冷戦が終焉した今となっては全く現実味を帯びていない。しかも潜水艦もの映画というのは男ばかりでつまらない。観ているだけで窒息しそうになる閉塞感はそれほど感じられず、亡命したい艦長と勘違いして攻撃しかねない米軍との間の緊張感だけが感じられる。そして、潜水艦映画の特徴・・・途中で敵、味方が判らなくなる・・・がこの映画でも見受けられる。サム・ニールがロシア人に見えないことや、全て英語(所々ロシア語。わけわからん)になっていたり、翻訳が丁寧じゃないことが原因だ。
ジャック・ライアンシリーズの第1作目らしいが、かなり平和主義的なジャックのようだ。ベン・アフレックよりは好感が持てる。それでもギャンブラーなんだよなぁ・・・右旋回や絶対亡命だと言い張る点が。
友情を感じた辺りまでは良かったのだが、終盤に出てくる狂気のソ連艦長の描き方でわかるように、単なるアメリカ万歳映画でしかない。亡命すればいい人なんだもん。
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